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Mechanicumのミニチュアを40kでつかいたい

はじめに

Warhammer: 40000はタイトルの通り西暦4万1千年のあんこく世界でずっと戦争やるミニチュアボードゲームなのはみなさんご存じのとおりですが、Horus Heresyホルス・ヘレシーっていう本編から10000年前を舞台にした(クッソ高い)ガレージキットモデルであそぶパンクな作品もあります。

Mechanicumメカニカムは機械を信奉するキチ……技術者カルト集団で、41000年の世界では帝国技術局アデプトゥス・メカニカスとして人類帝国の各所でヒイコラ働いています。今回は安い(当社比)プラスチックフィギュアが出る運びとなり、41000年世界でも使えそうなあれこれを考えるのが本記事のコンセプトです。考えるだけなら無料!

参考までに旧コンペンディウム・カードのpdfのリンクを貼っておきます。ユニットコンバーションの参考にしてください。


Archmagos Primeアーチマゴス・プライム

Warhammer Preview – The Mechanicum Turns Its Love of Metal to Plastic より
テックプリースト・ドミヌスよりデカいんだけど、ベースが一回り小さいぞ

HQユニットのArchmagos Primeは工業惑星で最高位の技術司祭テックプリーストです。最高級歩兵火器のヴォルカイト・サーペンタに、40000年紀には失われて久しいコンバーションビーマー(ヴォータンのキン――サンダーキンがこれの改良型を装備している)を装備しているほか、手にした(そして輸送のことを一切考えていない)コーポサント・スティーヴをこれ見よがしに掲げているのが印象的。さて、こいつをどう運用するか考えるのですが、現実的には大型テックプリーストのテックプリースト・ドミヌスかマニプルスのルールを適用することになるでしょう。ただしArchmagos Primeのベースサイズは40mmで大型テックプリーストのベースサイズは50mmなのでプレイする際は確認をとるか、ベースを差し替えるとよいでしょう

Thallax Cohortタラックス・コホート

Warhammer Preview – The Mechanicum Turns Its Love of Metal to Plastic より
やたら豊富な武装オプション

ThallaxはMechanicumの敵破壊を信奉する一派Ordo Reductorオルド・リダクターが重用するサイボーグ重歩兵です。武装はマルチレーザーやマルチメルタなどの41000年紀の帝国車両でも使われる重火器から、(アエルダリの技術を利用した不安定な)フォトンスラスター、放射線を浴びせるイラドクレンザーといった陰湿かつ悪辣な火器を揃えています。
武装の多様性とベースサイズ40mmを鑑みると、彼らはカタフロン・デストロイヤー(あるいはブリーチャー)のルールを適用するのが無難でしょう。それにしてもイカしたデザインやね……

Tech-thrallsテックスラル

Warhammer Preview – The Mechanicum Turns Its Love of Metal to Plastic より
ユニットの正式名称はADSECULARIS TECH-THRALLS COVENANTとありえんほど長い

Tech-thralls技術奴隷はサーヴィターめいた見た目から彼らと同一視されることがしばしばありますが、彼らには自由意志があるのがサーヴィターと異なる点です。ただし、彼らの行動は技術司祭が完全にコントロールしているため、意志に反した命令が下されても、強制的に身体を動かさなければならないので実態はサーヴィター以下の扱いとなります。装備している武器はラスロック(銃身が長く両手持ち、ラスガンの前身)のはずなんですが、デザインはミトラロック(ラス技術を利用した簡易ショットガン)に近いです。まあどちらにせよ粗悪で軽量な小火器であることには変わりありません。
25mmベースであることを鑑みると、彼らはスキタリの代用品とすることができそうです。というか今のスキタリはポイントコストが安すぎること考えると、Tech-thrallsの方が適当なまであります。

Triaros Armoured Conveyorトリアロス装甲送出車

Warhammer Preview – The Mechanicum Turns Its Love of Metal to Plastic より
やたら重武装でデカい輸送車。のちにデューンライダーに更新されるのもむべなるかな

クソデカいTriaros輸送車は装甲が厚く、武装が多く、22名もの兵士を輸送することができます。特に正面に配置されたショックラムはパワーウェポンの技術を利用したクソデカい白兵武装です。
残念ながら、Legend込みでこのクソデカ車両に対応するルールはありません。あきらメロン(くそっ)

ファンコミュニティwikia より
ライノの2倍くらいある。マジでデカいのだ

Castellax Battle-automataカステラックス・バトルオートマタ

Warhammer Preview – The Mechanicum Turns Its Love of Metal to Plastic より
バックパックから重火器に伸びるケーブル、レジンキットは気合で曲げなければならんのでした

Castellaxは41000年紀におけるカステラン・ロボットの一種とされています。デカい身体にふさわしいマウラー級ボルターやマルチメルタ、ダークライトキャノンなどの対戦車火器も充実しているモデルです。とはいえ41000年で使えるルールがないので、とりあえずカステラン・ロボットのものを使うほかないでしょう。泣けるぜ

Thanatar-Cavas Siege-automataタナタール級 攻囲オートマタ

Warhammer Preview – The Mechanicum Turns Its Love of Metal to Plastic より
バカでかいヘレックス プラズマモーターが目を引くけど、それ以外もやたら重武装なのだ

Thanatarはオートマタの中でも群を抜いてデカく、強力な装甲は歩兵火器をものともせず、搭載する武装単位ではインペリアルナイトに匹敵する火力を発揮することができます。まあ例によって41000年紀にはルールが存在しないので、適当に代替するほかありません。この機体のサイズはアーミジャーと同等なので、インペリアルナイトのインペリアルアーモリーpdfMoiraxモイラックスあたりのルールを適用するのが適当でしょう。ただしベースサイズが異なるので、その点は100mm正円に差し替えたり、事前に対戦相手と協議するとええです

おわりに

帝国技術局はなんか知らんけど10版リリース以来過酷な闘争を強いられ、自分の軍隊もかつては3000ポイントほどあったはずが今や2000ポイント強まで落ち込んでしまいました。今回のMechanicumプラキットリリースでこのへんの改善が望まれましたが……

なんかダメそうなのであきらめましょう。帝国技術局に未来はないぞ。

また追加の発表があれば更新する予定です。今後はHorus Heresyホルス・ヘレシープレイヤーにシフトした方がええかもしれんの……またネ


ほんやくに必要なあれこれの原資になります。よろしくネ