見出し画像

インタビュをうけました(Helltakerへん)

Game Sparkさんからインタビュを受けました。Helltakerについて聞かれたことで、補足したり、思い出したりしたことをかきます。Helltakerに関係ないインタビュはこちらに。↓

↓ここから下はHelltaker既プレイの方向けのあれこれです。ネタバレもあるからまずはプレイ(しましたね?)(Artbookを購入)(しよう)

読んでも読まなくてもたぶんだいじょうぶ

1. インタビュふりかえり

インタビュの記事を読みながら当時を思い出す。けっこう長かったけど、あらかじめ何を聞くかは説明を受けていたので、わしにあるまじき丁寧な文書がずらずら書いてある。へー。ふわふわした感じに書きなおしちゃえ。元のインタビュと並行して読んでね。

Helltakerについて書いてあるのは「――今回、プロの翻訳者が無償の有志翻訳を手掛けたのはなぜですか?」から。上の鍵カッコをコピッペして、Gameスパのインタビュ記事でCtrl+Fすると、ちっちゃいウィンドウが出てくるから、ペーストしてEnterをおす。するとそこまで一気に飛べてべんりだ。よく分からなければ下にスクロールすると出てくる。では始めよう。

Q.「何で訳したん?」→A.「無料のよさそうゲムだから」
じつはもう一つ理由がある。Vanripper先生のPatreonをよく見ると、


「月に1500ドル安定して入ってくると、無限に創作活動できて最強になる」旨がかいてある。彼は完全に収入が独立したクリエイターではないのだ。この才能を余計なことに使わせるわけにはいかない――わしがさかんにArtbookを買い(なさい)するのは、そういうことですね。

Q.「有料なら?」→A.「お金をくれるとお互い生活できてwinwinになる」
わしも稼げれば無限に翻訳とかゲームとか作れて最強になります。もし訳とかが気に入ったら、サポートしてくださるとうれしいです。もちろんVanripper先生が先だ。

Q「どうやって作ったの?」→A.「聞いたらやり方を教えてくれたから、つくった。まだUnityEXを使いこなせてない。がんばります。」
Unity系のゲムは解析がちょっとめんどい。ゲームを作るのは比較的ラクらしいけど。あとは「ほんやく後記」に書いた。男らしい実装!(訳文がgitからバイナリファイル扱いされた)

Q.「なんか流行ったね」→A.「オタクはHelltakerをやれ」
そしてArtbookを買ったり、Patreonに参加しよう。1ドルからいけるぞ!

Q.「作者と友だち?」→A.「ちがうよ。」
オタクはDaystoneを見(なさい)

Q.「どうやってキャラ付けしたの?」→A.「立ち絵とテキスト」
これはそれぞれのキャラを「ほんやく後記」でかんたんに書いた。あとで読んでほしい。序盤のモデウスちゃんのキャラ付けをもっと英語版に近づけ、性的にするか悩んでいるよ。このアプデはみんなが落ち着いたらやります。

Q.「作者さんに質問した?」→A.「してないよ。アートブックとかに書いてあるし。」Vanripper先生の恐ろしいところは、想像力を喚起させる英文力にあると思う。私の訳文は正確には私のものではない。見たんです……本当に……妻と娘が……

Q.「続編で矛盾出るとか考えなかった?」→A.「杞憂はリリースしてからしても遅くはないぜ」……考えてなかった。けど、訳はいくらでも直せるからセーフだ。そして思い出は永遠だ。(恥も一生)(おっとハラキリだ)

Q.「どの子すき?」→A.「上級天使(天使隊長)。悪魔だとズドラーダ嬢。訳しててたのしかった」Vanripper先生はアートブックで苦しんでたって言ってたけど、なかなかいいキャラに仕上がっている。問題は長編でどう動かすかだけど、そんなのは長編を作るときに悩めばいい。

Q.「マリーナちゃんすき?」→A.「うん、大好きさ!」
Prologue漫画を訳したんだけど、

Heroes3(HoMM3)ファンを実際に観測できたのはビッグな収穫だと思う。HDMODもあるし、戦略シミュゲーがすきなオタクはGoGで買おうな(私はおろかVanripper先生にも金は入らない。けど、良いゲームは共有する価値がある。)

https://www.gog.com/game/heroes_of_might_and_magic_3_complete_edition


Q.「なんで『ストラテジー』から『シミュレーション』にしたの?」→A.「日本語化MODやる人がみんなストラテジオタクとは限らないなぁって思った。でも蒸気オタクはみんなストラテジオタクだよね。」
だよね。

Q.「『ターン制シミュ同好会だ』は語呂いいね」→A.「でしょ。」
でしょ。あと選択肢は文字幅の問題もあったから、これでちょうどよかったと思う。

Q.「なんでそんな意訳できるんや」→A.「オタク連想ゲームの産物っす」
的確かつ適当な位置に語録とかを挿し込むと、議論に水を入れて全体の質が下がる。レスバLvダウンの常套手段なんだけど(要出典)、オタクは何かとそういうネタに繋げたがるんだよね。実はベルゼブブはポータルなり精神接触(本編開始にHelltakerに干渉していたね)で暇をつぶしていたんじゃないかと邪知してるよ。DeadEndにその手のネタが多いのはそういう意図がある。マジで。あとマリーナもそう。原文がもうオタク。CEOは長生きだから漫画とかも読むでしょ。たぶん。ズドラーダは絶対そういうことしない。

Q.「魅力は?」→A.「総合芸術」
全部いいよね。けどジャッジメント戦、お前は死亡時に救済会話とか入れなきゃダメだぞ。

Q.「特にヤバいのは?」→A.「音楽」
SDきゃらのアニメとMittsiesはんのBGMが最高にマッチして最高になってしまった。パズルゲーのストレスをビジュアルと音楽で解決できるのは才能ですよ!

Q.「一言くだしあ」→A.「困ったらスキップ(しなさい)」
9面で困ったらヘンな動画を見なさい。

https://www.youtube.com/watch?v=MVAX5yTRU6A


真ん中の安置が分かれば寿命が延びる。twitterで日本語導入失敗エゴサしてたら9面で詰まる人があまりに多くて作った。そらそうよね。ゲームの方向性が270度くらい違うし。実は赤レビュー(あんまりない)の原因はこれ。事実上唯一のストレス要素だしね。

2. わしの訳がお役にたてたらうれしい

こんかいのほんやく(—―私は自分1人の責任で行う翻訳活動を平仮名で書く。まあ、適当なんだけど)で、ゲームの反響が大きくなったのは想定していたけど、訳文について様々なご意見が寄せられたのが印象的だった。

喜びの声、原文と比較したご指摘の声(本当にありがとうございます!)、訳がキモオタすぎてキモになった声……(Localフォルダを弄って自分だけの訳を作ろう!)有志翻訳はこうした声が大きくなりがちだけど、(タダで訳を作るなんて冷静に考えたら正気じゃないな)訳がこんなに取り上げられたのは初めての気がする。皆さんのお役に立てたら光栄です。

キャラクターの性格付けをしっかりするなんてのはゲームの完成版ビルドでいろいろいじれる有志訳と、綿密に連絡がとれるインディーと、おれたちうぃっちゃん(ガハハ)のポーランドのあいつらくらいしかいない。そういう点では環境的にはめちゃんこ恵まれてるんだなぁ。
実は、Helltaker私訳はエンジニアが苦労して改行位置を調整している。解像度がいい感じなら、文字がちゃんと収まるのもエンジニアEaiのおかげだ。えらいぞ~

こういうキャラクターに合わせた訳は、まだまだAIでは厳しい。というかそもそもの1人称の数が外国語で互換性がないわけだから相当難しいぞ。私はこういう翻訳はちょっとだけできるので、もし何かあれば相談とかしてほしい日本語なくて布教できないゲームとか。力になれるかもだ。(先方の都合もあるのでケースバイケース)

3. アートブックを買い(なさい)

結局これに行きつく。みんな買おうな。
もしほんやくのご支援をしていただけるなら、したのサポートに投げていただけると幸いです。それではまた!




ほんやくに必要なあれこれの原資になります。よろしくネ