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Helltakerまんがほんやく後記18

タイトルに18って入ってるけど、1~3はありません。(4~17はある)訳した漫画の通し番号です。
本文はHelltaker既プレイの方向けのあれこれです。未プレイの人はぜひプレイ(しましょう)(無料だい)

日本語化ファイルはいろんな人が頑張って作りました。どれも良い訳だからいい感じのを選ぼう。

わしも訳しました。来月くらいに更新するけど、大筋は変わりません。(typoと誤訳修正)

注意に: 本稿は翻訳の意図とかなんかそういうのをぐちぐち書いたものです。キャラクターや世界観の解釈は訳者(kagerou01gata)によるもので、作者のVanripper先生の意図から外れている可能性があります。地雷を踏まないように気をつけてください!

1. 誰にでも絡めるキャラを作ると話が動かしやすい

~ぜんかいのあらすじ~
アザゼルちゃん、ズドラーダ姉貴に堕天してね?とツッコまれる。以上。

前回は辛辣だけど妙にオタクに優しいギャルに堕天を指摘されたアザゼルちゃん。今回は人をからかったり童貞狩りをしたりはするけど、悪意が一切ない悪魔からアドバイスをもらっているようだぞ。

さっそく原文を見てみましょう。

Hey Azazel! I've heard your hair's going white.
That's awesome, girl!
Your horns should start growing soon too.
Why that's ridiculous.
Angels don't grow horns.

No, wait. I stand corrected.
Something is definitely growing there.
Pretty damn cool, right?

This is most concerning... Why am I growing horns?
It means you're falling, girl.
Like Judgement and Lucifer.
Justice, be serious.
Everyone knows that falling is a fairy tale.

Wait. You mean they lied to me?
Yes, I'm afraid so.
It's Santa claus all over again...

なんかダメそうな雰囲気がするぞ。とりあえず全手動翻訳機に丸投げしましょう。

2. 小細工は無用だキャラが動く

全手動翻訳機が処理を終えました。ちなみに文字入れ含めてだいたい一時間くらいです(実作業時間)

いよーうアザゼル!髪が白くなってきたんだって?
激ヤバじゃんか!
こりゃもうすぐ角もニョキニョキ生えてくるな
そんなまさか
天使に角は生えないでありますよ

あやや、前言撤回であります
なにか頭から生えてきているような
カッコ良くなってきただろ?

どういうことでありますか……なぜ自分に角があるのでありますか?
そりゃ堕天し始めたからだな
ジャッジメントやルシファーみたいにさ
ジャスティス殿、マジメな話でありますよ
堕天は寓話だとみんな知っているであります

ちょっと待て。それじゃ、オレは騙されたってことか?
でありますね<br>遺憾ではありますが
サンタクロースみたいな話になってきたな……

方向性は違うものの、妙にマジメに話が進んでいるでありますね。訳の検証に入りましょう。

Hey Azazel! I've heard your hair's going white.
That's awesome, girl!

ここはまあ大体直訳です。awesomeの「激ヤバ」は肯定的な表現なので、メモしておいてください。ヤバいヤバい言ってれば危機を脱せそうな気がしますし

Your horns should start growing soon too.
Why that's ridiculous.
Angels don't grow horns.

ここもそのまま……"ridiculous"はアザゼルにあわせて「(そんな)まさか」としました。続くセリフがあると言葉選びに余裕があるでありますね。

No, wait. I stand corrected.
Something is definitely growing there.
Pretty damn cool, right?

"I stand corrected"ってのは逐語訳だとワケわかんなくなるけど、自分の間違いを認める時の慣用表現っすね。今回は「前言撤回」としています。アザゼル嬢の二言目はちょっと冗長な気もするけど、話の流れを汲んで「生えてきて」を選択。まだリズミカルに読める分量だからヨシ!ここのジャスティスがアザゼルの堕天を歓迎しているのにはまったく悪意はなく、仲間が増えることを歓迎していると解釈しました。何事もプラスから入るのがジャスティスどんじゃきに。

This is most concerning... Why am I growing horns?
It means you're falling, girl.
Like Judgement and Lucifer.

エッ、それって……ジャッジメントも堕天した……ってコト!?そう言われると堕天の先達ルシファー母さんも、ジャッジメントさんも角がデカいし、堕天すると角がデカくなるのかもしれない。このへんの妄言は長くなりそうなので、項を改めてお話しましょう。

Justice, be serious.
Everyone knows that falling is a fairy tale.

"fairy tale"は「寓話」としました。「おとぎ話」でもいいんですけど、訓戒の色が強い天国ならこちらの表現が近いんじゃないかなぁ。今見返すとちゃんとルビをふるべきでしたネ。

Wait. You mean they lied to me?
Yes, I'm afraid so.
It's Santa claus all over again...

最後の"It's Santa claus all over again..."ってのはジャスティスがサンタを信じているのをからかわれたのを示唆しているんだけど(たぶん)、訳に上手く落とし込めたか自信がないっす。ジャスティス嬢は作中随一のピュアな精神を持っているんですねぇ。(なんとなくルシファーとウマが合うのも分かる気がする)

よーし、あとは文字入れじゃ。

3. 言葉選びに悩むな喋らせろ

というわけで私家日本語版ができました。こうしてみると、2コマ目のアザゼルちゃんがなんかムチムチしてかわいいですね。この2人はずっと健康的にいてほしいっすね。こちらも健康になりますし。

次回は新しいアドバイス悪魔が登場だ(皆さんご存知)(翻訳公開済)週末をお楽しみに!

4. 過去を詮索するなんて浅ましいとは思わないか

注意さん: 本稿は妄執や妄言をでっち上げの理屈で繋げてぐちぐち書いたものです。キャラクターや世界観の解釈は訳者(kagerou01gata)によるもので、作者のVanripper先生の意図から外れている可能性が大いにあります。地雷を踏まないように気をつけてください!

この項ではHelltaker本編に出てきた悪魔たちの生い立ちについてぐちぐち考察……もとい妄想します。こんなことしてるから仕事が終わらないんだぞ。だけど……わしもたまには放出させておくれ。
ネタバレすると、何一つ成果は挙げられませんでした!

まずは大まかなカテゴリ分けを行いたいと思います。構成が楽になるからネ。
① 生まれながらの悪魔
② 堕天使
③ 異教出身者

ではまず①から考えてみましょう。候補に挙げられるのは彼女たちだ。
○  モデウス、ケルベロス、マリーナ、ズドラーダ
△  パンデモニカ、ジャスティス
まずは○の悪魔たちに注目するゾ

モデウスちゃんは悪魔と言うには、あまりにもデビル。実際パンデモニカさんも「これが普通の悪魔」って言ってましたし。実際、性と暴力の悪魔基本セットを行使してヘルテイカーを数千人単位で葬ってきました。
また、彼女のモデルが「アスモデウス」だとしたら悪魔まったなしです。あいつはゾロアスター教の悪魔が元ネタですし。(そういう意味では③とも被るかもなぁ)

ケルベロスわんわんはわんわんだから厳密には悪魔ではないのだけど、ヘルテイカー世界では悪魔扱いをされているのであくまでOKでしょう。(悪魔的暴力も発揮してるし)彼女(たち)はギリシャ神話で冥府の入り口をガバ警備することに定評があり、実際幾度もしょうもない理由で突破されています。ヘルテイカー本編や漫画でもそのいい加減さは描写されていますネ。(そういう意味では③とも被るかもなぁ)(2回目)

マリーナ嬢はスラブ系悪魔、というかVanripper先生の精神を悪魔にした高機動オタク兵器なので、悪魔とみていいでしょう。(彼女のヘルテイカーの殺し方はナイフによるものなのか、魔力によるものなのかはイマイチわかりません。なんとなく前者な気がするけどなぁ)ただし、妙に人間臭い所作が目立つので、人間出身だったり、メディアなどから人間の影響を強く受けていそうです。

ズドラーダ嬢はVanripper先生のオタクに厳しいギャルの精神を悪魔にした高機動オタク殺し兵器なので、悪魔とみていいでしょう。ただし、彼女のヘルテイカーの殺し方はナイフだったりするので人間出身だったりするのかもしれません。

続いては②、堕天使についてです。
○ ルシファー、ジャッジメント
△ パンデモニカ、ジャスティス(?)
☆ アザゼル(これから)

ルシファーさまは堕天使です。おわり。あーあとツノがデカい。あと白くて、胸もデカい。特に理由もなくいろんな奴を誘惑して悪魔にしたり、ケモナーにしたりする。ケモ耳少女がすきなオタクが「俺ケモナーなんだよねwwww」とか言ってるのを見たら理不尽な力で惨殺しそうな凄みがあります。たぶんそんなことしないけど。そういえば作中で明確に魔術でヘルテイカーをコロコロしたのはルシファーさまぐらいです。ここテストに出るぞ。以上。

ジャッジメントどん。彼女はバリバリの武闘派だけど、勤務態度は作中髄一のマジメさだし、彼女は原罪執行装置を動かしてゲームのジャンルを変える程度の魔力を感じさせる。明確に魔術でヘルテイカーをコロコロした2人目の悪魔ですネ。アクションゲームが得意なら死なないけど。そういえば彼女のツノもデカい。胸もデカい。なんとなく天使監視回に出てきた天使とキャラが似てる気がします。そんな気がするのだ。

パンデモニカさんは最初に登場するあくまで、本作に登場する数少ない常識人です。コーヒーを淹れるのが下手だと手を破壊されますが、命までは取られません。業務の邪魔をしない限りは、かなり懇切丁寧に対応してくれます。彼女はモデウスについて。悪魔の性行を簡単に解説してくれますが、逆に言うとこれはパンデモニカ嬢が「普通の悪魔」ではないことを示唆しています。たぶん。あとコーヒー飲んだらツノが大きくなりました。これは前述の堕天使たちと特徴が共通しています。(であることを意味していますよね?)なるほどなぁ。でも胸が大きくないから堕天使ではないかもしれません。よって疑惑の判定です。胸の大小なんて、大したことではないと思います。景気の悪いツラ、時代はコレです。わかったな。

アザゼルちゃんは悪魔になりそう……あーなりそう、たいへんだー、わしは露出の少ない服のキャラが悪墜ちして高露出になるのがあまり得意ではないのですが、Helltakerではその心配がないのであんしんですね。ありがとうVan先生……ツノがデカくなりそうな予感もします。ツノはデカければデカいほどいいってシカの先輩も言ってました。胸は既にデカいのであんしんですね。今後の話の中心になる気マンマンなので、注視したいところですネ(そうでなくても出番は多いけど)

最後に③異教出身者です。ある種の特別枠っすね。
○ ベルゼブブ
△ ジャスティス、 パンデモニカ(?)

ベルはもともと悪魔ではなく、旧約聖書の出てくる敵の神枠でした。こちらの神の敵だから悪魔やな!という雑なカテゴライズをされた結果、現在に至ります。Helltakerではちゃんと悪魔だけど。ただし、いろいろ権力闘争をしているあたり、生え抜きの悪魔とは言えなさそうです。(堕天使と地元の有力者なら、後者の方が利がありそうな気がする)なーんて偉そうなこと書いてるけど、実際どんな過去があったかは明記してないし、これはVan先生の一周年記念配信で特集されることが予告されているので、あんまりヘンなことは言いませんし、特に考えていません。ひとつ言えるのは、ちゃんとプレイヤーにおっぱいを見せてくれたのはベルだけだってコトです。

ジャスティスさんが普通の悪魔ではないことは疑いようがありませんが(要出典)では何なんだと言われるとさっぱりわからないのもジャスティスさんです。今回のまんがではジャッジメントやルシファーが堕天した旨を離してくれましたが、ジャスティスも堕天使なら、「オレみたいに~」と言うような気がする。うーん、でも過去を語りたがらないかもしれないし、ちょっとよくわからないぞ。わしは信徒が「消えて」しまった異教の神説をプッシュします。というのもベルと同等に戦えたのは彼女だけだからネ。「元神には元神をぶつけるんだよ!」とルシファーさまが怪獣映画理論で起用したと考えると辻褄が合いそうっす(そうかなぁ)とどのつまり、ジャスティスどんはまるでよく分からないということです。ひとつ言えるのは、彼女ほど爽やかで気持ちのいい悪魔は他にいないってことっすね。(学びを得たなぁ)(既知の事実)

妄言もこんだけ書かれるとなんか迫力あるけど、結局はよく分からんってこという情けないオチになってしまいました。アニバーサリー配信でそのなぞは明かされるのでしょうか?眠れぬ日が続きますが、しっかり休息はとりましょうね。それではまた!

ほんやくに必要なあれこれの原資になります。よろしくネ