”圧倒的な○○”の記事

最近よく聞く

圧倒的な・・・・

例えば、とある企業なら「圧倒的なクリエイティブ力により、他社の追随をゆるさず・・・」

この圧倒的という言葉は流行り言葉でしょうか?            若い人、若い企業やベンチャー、Makuakeの製品、新しいサービス、Wantedllyとかそういったものに多く使われている感じをうけます。

流行り言葉であれば、もはや元々の意味である「圧倒的」な何かが存在するわけではなく、感覚として使っている、話をもっていると解釈していいのだろう。だから実際は圧倒的なものは無いと考えます。

 それに、実際に「圧倒的な」何かを持っているとしたら、それは第三者から評価として加えられるもので自己アピールとして使うものでは無いと思う。事実、GAFAは圧倒的な何かを持ち合わせているにも関わらずそのような「圧倒的」を使ったアピールはしていない。現実の世界における実効支配によって、第三者から「あの会社のビジネスは圧倒的だ」と評価されるのだ。

例えば、プロサッカー選手自身が「僕は圧倒的なスピードで相手を抜きます」と言った場合、僕はなんだか興ざめをするし、実際のスピードが他の選手の2倍~3倍は無いとこの圧倒的という感じを受けない。普通に「スピードに自身があるので、これを武器に勝利に貢献します」と言ってもらった方が好感が持てる。

しかし、やはり流行り言葉なら若者ウケはいいだろうし、圧倒的と表現しても実際の実力としてはそこまでは求めていないのだろう。

 でもね、そうやって考えると冒頭の「圧倒的なクリエイティブ力は」それを言っているその会社には無いよ、流行り言葉つかってるよ、ことになるわけです。クリエイティブ力があるなら、自社の魅力を別な形で独自性を示した方がかっこいいし、価値が高いと思う。

 流行語ってだけなんだし、もうやめませんか?この「圧倒的な○○」。

ほとんどの人には、もはや圧倒的に心に刺さらない言葉になっていると思いますよ。


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