イブルチニブ
イブルチニブ(商品名:イムブルビカ カプセル)
【2023.2効能追加】
マントル細胞リンパ腫において「再発・難治性」の記載が削除された。
未治療例ではベンダムスチン、リツキシマブと併用される。
マントル細胞リンパ腫とは
マントル細胞リンパ腫は、中等悪性度非ホジキンリンパ腫に分類され、cyclin D1 の発現が特徴的な腫瘍。cyclin D1 が過剰発現するということは、細胞周期が過剰に回転するということになる。
CHOPやR-CHOPには反応するものの再発が多かったが、ベンダムスチンが登場すると治療効果が改善され、再発難治性の場合はイブルチニブが使用されてきた。
クラリスロマイシンやイトラコナゾールは禁忌
→ケトコナゾール併用でAUCが24倍増加
併用時のAUC上昇率、低下率の高低差がすごい
→リファンピシン併用でAUCが1/10に減少
ボリコナゾールなどは禁忌ではないが、AUCが約6倍だけあって用量の目安が記載されている
空腹時服用
→食後ではAUC30-40%低下
マントル細胞リンパ腫で使用する場合は、ベンダムスチン、リツキシマブとの併用
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