乙レン写真

実はおっさんレンタルに登録してます

私極度の肩こり症なんです。
いつもお世話になっているマッサージ店で
20代の男性施術士からある日言われました。
「中本さん聞き上手ですね~! 
 今日もいっぱい話しちゃいました(笑)
 おっさんレンタルされたら需要あるでしょうに」

??おっさんレンタル??
知らなかった私は彼に詳しく聞いて、
早速ネットで調べて、主催者の西本さんに
アポイントを取り、3日後には新宿にいました。
面接を受けるためです。

西本さんはユニークな方で、面接は一発合格でした。
1時間1,000円で私が「借りられる」立場です。
借りるのは女性が多く、相談相手、イベント同行、
力仕事など様々な要望があります。

私は「聞く」ということを生業にしたかったので、
おっさんレンタルでの私の肩書を
日本海側の命聞き人」にしました。

「日本海側の」は西本さんのアイディアです。
当時あまり日本海側におっさん登録がなかったので、
売りになるのでは、という意見でした。
 
そのせいもあってか、力仕事や飲み会同行などの
要望はほとんどなく、むしろ深刻なお悩みの方が
よく応募されてきます。

今まで述べ60名の方のお話を伺いました。
一番印象的だったのは、終わってから言われたのですが、
『実はもう死のうと思っていて、最期におっさんレンタルで
 話を聞いてもらおうと思って応募しました。
 でも、心から寄り添っていただいて、私の中からも
 これからの希望が湧いてきたので、やっぱり生きます!
 本当に聞いてくれて有難うございました!』
と言われたときです。

『死のうと思っていた』とはかなりの衝撃でしたが、
それくらいのかたの生きる糧になれたのなら
これほど嬉しいことはありませんでした。
 
聞くことは待つこと、受け入れること、寄り添うこと、
信じ切ること、尊敬すること、共振すること。
つまり、「聞く=愛」だと思うのです。
人間愛がないと本当に相手の真意までは聞けません。

これからも個人セッションで経営者やビジネスパーソンの
悩みや希望を聞いていきます。「働くを楽しく」が
私の理念なので。

そして、そこまで深刻ではないけれど、仕事のことで
話したいことがたくさんある方のために、「聞く場」を
名古屋市と京都市で開催します。
ビジネス放談会「おしゃべり禅」という企画です。

次回、その経緯や実際に開催した時のお話も
させていただきます。
聞く場」、良いですよ^^


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