白銀御行と四宮かぐやは電話したい

「なぜだ」
 かつて秀知院学園生徒会長を二期連続で務めた白銀御行は、
「なぜだ、どうしてこうなった」
 本人の志望通り、一年飛び級で無事スタンフォード大学に進学し、
「どうしてこうなった。どこでしくじった」
 あまつさえ、文化祭で己の本心を、想い人である四宮かぐやに打ち明け、
「分からん……いったい、どこで俺は間違えたんだ」
 見事、大学生活を共に過ごすハッピーエンドを迎えるに至ったはずだった。
「くそっ、金持ちめ!」
 しかし、現実は、四畳半のモーテルのようなアパートの一室で、吼えていた。
「いやだって、あんな劇的な告白のあとだぞ? ふつう、恋人同士になって、一緒に暮らしませんか? とまで、いくはずじゃないのか?」
 白銀御行、17歳、スタンフォード大学一年生。住所、メンローパークの学生用アパートの一室。
 六畳間ほどのプライベートスペースで、白銀御行は、己の不遇と不運と、そして愛すべき女性《ヒト》の家庭環境を大いに嘆いていた。
「くそっ、金持ちめ!」
 もういちど同じ愚痴を繰り返す。そこには、途方もないやるせなさと、あるいは、自身の怠慢に対する憤慨すら感ぜられる。
 文化祭の夜、白銀は、四宮かぐやに対して告白まがいの宣言を行い、その回答として得られたのは、夢想だにしなかった四宮からのキッスと、彼女自身もスタンフォード大学へ進学するというもの。
 これはさすがにオチただろう! と内心欣喜雀躍、踊り狂っていた白銀だったが、それから卒業までは四宮から特別な動きはなく、しかし、当初の回答通り、同じ大学へ進学するへと至った。
 四宮かぐやが、お父様が決して許してはくれないなどとのたまっていたから、四宮家からの支援はなく、見知らぬカリフォルニアの土地でお互いに助け合って、苦学生をやっていくものだとも考えていた。
 しかし、実際にふたを開けてみれば、四宮かぐやは生家からのバックアップを存分に受け、大学近くのホテルに居を構え、もちろん費用は全額四宮家の負担で、一方、父親が職業不定の白銀は、奨学金制度を活用してなお、バイトをしながら安アパートで日々を過ごす結果が横たわっていた。
 内心、四宮と共に暮らし、内職なんかをして爪に火を灯す生活を妄想していた白銀からすればとんだ期待外れである。
「ちくしょー!!!」
 白銀は唯一日本から持ってきた家財道具である、勉強机を叩いて憤っていた。
 四宮とは、登校の途中で合流し、講義の合間に一緒に昼食を摂ったり、近辺の話をするばかりで、とはいえ、それはそれで満更でもないので、それ以上一歩を踏み出すのにためらっている次第でもある。
「いやしかしよく考えろ。あの時、四宮から自発的にキッスまでしてきたんだぞ? それはもはや俺にぞっこんと考えても、問題ないのではないか!?」
 とはいえ、白銀の抱く憤怒は不安の裏返しでもある。新たな環境、新たな出会いに感化され、四宮が訳も分からぬアメリカ人になびいてしまうのではないか。そんなはずはないと思いつつも、不安になってしまうのがモンスター童貞の悲しい性根には違いない。
 実際、スタンフォード大学で勉学に励む内に、白銀にも多くの出会いがあった。例えば、そのひとつに、
「Doooooon da Yo!」
 チーカ・フジワラとの邂逅があった。スペイン人と日系ブラジル人の混血で、ピンクのふわふわヘアーをした幼い少女である。ラテンの血がそうさせるのか、生粋のラッパー気質で、なんとはなしに既視感を覚えた白銀であったが、なにかと文句を言いながらも面倒見の良い彼女の親切に、引っ越し当初は頼りっぱなしであったのも事実である。
 メンローパークで暮らす内に、知り合いになった人たちとの会話ややり取りは楽しいことに間違いはないが、しかし白銀はそれだけでは満足がいかないでいた。
 望むは、四宮との親密な関係。渡米して以来、その想いは募りに募っていた。

 四宮かぐやは、本日の講義の復習に余念がなく、今日も今日とて文机に向かいあっていた。しかし、実際のところは気もそぞろ、渡米にあたって新しく買い替えたスマートフォンから意識を手放せないでいた。
「なんで! なんで!? おかしいじゃない! 本当なら、毎日会長から連絡があってもいいはずなのに!!」
 不慣れな土地で、同じ郷土の見知った人間。ふつうならば、異国での生活の不安を打ち明け合ってもおかしくはない間柄である白銀御行から、一切の連絡がない。その事実が、四宮かぐやの心をささくれ立たせる。
「私だって、たくさん話したいことがあるのに……」
 四宮かぐやにとって、一人暮らしというのは初めての経験であった。厳密には、「ひとりで自分の面倒を見なければいけない環境」というものは、あまりにもかつての日常から乖離していた。
 朝は近侍である早坂のモーニングコールがあり、制服への着替えもなすがまま、登校は自家用車で、というなに不自由のない生活から一変。
 目覚まし時計をなんとか探り当て起床、トースターに食パンを放り込み、身だしなみを整え、ティーパックを引き抜くタイミングを誤って渋くなり過ぎた紅茶に眉を潜め、そうこうしている内に家を出る時間がやってくる。大学までの登校は徒歩。自転車を購入することも考えたが、いつの日か、かつてのように白銀と二人乗りすることを夢想して、二の足を踏んでいる。
「はっ! もしかして、もう私に興味がなくなってしまったんじゃ……」
 体調にメンタルが左右されやすい四宮は、慣れないアメリカでの生活に体力を減衰させ、ややネガティブな思考の傾向にあった。
「いいえ。……いいえ! そんなはずはないわ! だって、文化祭の夜、あんなに情熱的な告白をされたんですもの……」
 もはや、それだけを心の拠り所にして、なんとか四宮は踏ん張っている始末である。
「でも、でも、もしかしたら、私並みに可愛くって、性格が良くって、家柄も良い女性と出会ってるかも……」
 白銀がいままで仲良くなった女性といえば、チーカ・フジワラくらいのものだが、彼女は白銀に対して「顔がタイプじゃない」と明言しており、むろん、そのような気配はない。
「会長……あなたの声が聴きたいです……」
 微動だにしないスマートフォンを握りしめ、四宮はつぶやいた。
 と、その時、
 彼女の住むホテルのチャイムが鳴った。
「かいちょー!」
 大慌てで、椅子から転げ落ちながらインタホーンのディスプレイを覗き込むと、そこには、
「はぁ……なんだ、早坂か……」
 かつての近侍、早坂愛が映っていた。あるいは、白銀が訪問してきたのではないかと期待に胸を膨らませていた四宮は、
「オートロック開けるから、適当に入って来て」
 なんてぞんざいを態度を取る。
 しかしよくよく考えてみて、
「え! なんで! 早坂、なんで!?」
「久しぶりに会ったかつての従者に対するあんまりな態度に、私はいますぐ踵を返そうかと考えています」
「うそ! うそうそ! 歓迎するわ! 早坂! はやく来て!!」
 そういう訳で、
「その様子では、御行くんとの関係は進展していないようですね。てっきり私は、衝動と不安に任せて、セックスまで及んでいると思っていましたが」
「セッ……なんて、そんな、私と会長は、もっと健全な……」
「お付き合いをしていると?」
 早坂はじろりと四宮の部屋を睥睨して、ため息ひとつ。
「はぁ……」
 殺風景な部屋模様。男が上がり込んできたような気配もない。つぶさに検分すれば、あるいはなんらかの証拠が見つかるかもしれないが、直感の教える通りであれば、いちどでも白銀がこの部屋を訪れたことはないのだろう。
「御行くんは、メンローパークで、新しく出会った女性でよろしくしているというのに、かぐや様と来たら……」
 ちなみに、早坂は白銀とわりとこまめに連絡を取り合っている。新生活における白銀の抱える不安や、かぐやとの距離がなかなか詰まらない愚痴を聞くこともある。それを目にするたびに、白銀に対して思うところもあるのだが、いまのかぐやの現状を見れば、さもありなん。
「文化祭の時、自分からキスして、しかも本家の意思に逆らってまで、御行くんの進学先についてきたんですから、ご自身からモーションをかけているものだと思いきや、これですか」
「わ、私だって頑張ってるんですからね!」
「へー。例えば、なにを頑張ってるんですか」
「い、一緒に登校したり、昼食を摂ったり! あっ、この間は、同じ講義で隣の席に座ったもの!」
 などと、言い訳じみた発言まで聞けば、早坂はなおさらいますぐ帰国したくなった。
 早坂がアメリカはカリフォルニアまで遠路やってきたのは、もちろん本家からの命令でもある。長らく仕えてきた彼女であれば、あるいは四宮が本家に対して行っている報告の裏に隠された真実さえも聴取できるのではないかという人事配置である。
 早坂としては、仮に四宮かぐやが白銀御行とセックスに及んでいたとしても、「一切の問題無し」と報告するつもりであった。だが、現実はどうだ。
「あーあ。かぐや様が動き出さないから、御行くんは新しく出会った女と毎日楽しくやっていますよ。それはもう激しく」
 真実は、毎晩ラップバトルでお互いに切磋琢磨しあっている。
「御行くんは苦学生なんですから、勉強にバイトと、日々忙しいでしょう。かぐや様から会いにいってあげないと、なかなか会える機会はないのに」
 これは間違いなく事実である。白銀は講義が終わり次第、ファーストフード店へバイトへ行き、そのシフトが終わればガソリンスタンドへ。帰ってくるのはだいたい午前二時を過ぎたあたりで、そこから一時間、フジワラとのラップバトルで体力を消耗し、倒れるように眠っているという。
「あーあーあー。かぐや様がなにもしないから。かぐや様が……」
「……なんでそんなこと言うの?」
 四宮はもはや泣きべそであった。
「あーはい、もう止めますから。そんな顔する位なら、せめて電話の一本くらいすれば良いのに」
「だって……」
「『だって?』」
「もし、重い女とか思われたら、嫌じゃない……」
 四宮には前科があった。白銀の誕生日に、あたかもウェディングケーキのような巨大なケーキを用意し、きっと白銀は喜んでくれるはずだと意気込んでいた前科が。当時は、とっさの機転でなんとか乗り切ったものの、
「本当は毎日電話したい。毎晩、会長の声が聴きたい……」
 その行為に及んでしまえば、もはや誤魔化し切れるものではない。本心では望んでいるが、その結果、相手が何を思うか、何を考えるかを想像すると、どうしてもためらわれてしまう。
 早坂は、もうすこし意地悪を働いてやろうと悪だくみしてもいたが、かつての主人のあまりにもしおらしい様子に、もひとつため息を漏らして、
「はぁ……。本来ならもうすこし後でご登場願おうかとも思っていたのですが、仕方ないですね。……もう、出てきてもいいですよ」
 思わず、四宮は息が詰まった。このタイミング、この瞬間、この会話の流れで、早坂が紹介するのはいったい誰か。鋭い彼女の頭脳ならば十全に察知できる。察知できてしまう。
「いや、いや。ちょっと待って。私、心の準備が……」
 首をなんども横に振り、形式ばかりの拒否を示す四宮の恰好は、ちなみにルームウェア姿である。そんなことにも気が回らないほどに動転しつつも、高鳴る胸の鼓動は抑えきれない。
「待って、待って、本当に待って……!!」
 玄関から、人の気配を感じ取って、たまらず四宮は目を閉じた。
 視界が塞がると同時に、自身の鼓動が一層大きく聞こえる。
 ドキドキ、ドキドキ。ああ、次に目を開いた時、いったい何を話せばいいのか。あるいは、このまま目を閉じ続ければ、あの日の体育倉庫の続きが待ち構えているかもしれない。こんどは、白銀の方から。それはそれは、どうしようもなく魅力的に思えた。
 強く、強く、ぎゅっと瞼を閉じる。そして、次の瞬間――

「ドーンだYo!」

 耳に届いたのは、どこか懐かしい、間の抜けた、ゆるふわキュートな鳴き声。聞き間違えだろうか、と思いつつも、不審に思って目を開けると、
「かぐやさーーーーん!!! 会いたかったですぅ!!!!!」
 視界を覆いつくしたのは、ピンクのふわふわヘアー。
「かーぐーやーさーーーーん!!!!!」
「きゃっ!」
 飛び込んできた少女に押し倒され、四宮は床に仰向けになる形になる。視界の半分は、やはりピンク色。
「なんで連絡してくれないんですかーーーー!!! もう、私、心配で心配で……!」
 藤原千花。高等部に上がる前から付き合いがあり、同じ生徒会で書記として白銀を共に支え続けた少女。時には白銀を巡って呪詛を念じることもあったが、仲の良い友人に違いはない。
「ちょっと! 藤原さん! よだれが、鼻水が……」
 藤原の来訪は、むろん早坂の仕込みである。自身の渡米が決定した時点で、あくまで姉代わりとしての親切心として、声を掛けたのである。なお、秀知院学園早坂愛=四宮家執事ハーサカ君である事実は、四宮がスタンフォードへ進学するにあたって、種明かし済み。
「うわーーーーん!!! だって、かぐやさんが全然連絡してくれないからーーーーー!!!!」
 確かに、四宮はこちらへ来て以来、四宮本家の人間を除いて、連絡を取った憶えはなかった。そこには、藤原はもちろん、早坂も含まれる。
「そ、それはごめんなさい。私にも事情があって……」
「事情って、ずっとみゆきくんとイチャイチャしてたってことですか?」
 藤原はむろんのことながら、文化祭の夜のあらましを聞いている。話したのはほかならぬ四宮自身。ゆえに藤原の推量は当然のものであり、もはや白々しい目をしている早坂すらも、それを信じていた。
「藤原さん、実はかくかくしかじかで……」
「えーーーーー!? こっちに来てからなんの進展もないどころか、まだ厳密には付き合ってもないんですかーーーーーー!!??」
 さしもの藤原をして、この事態は予想外であった。秀知院での卒業を待たずしてカリフォルニアへと飛び立ったふたりは、到着したその日には34%側の人間たちになっているかもしれないとまで想定していたものだから、その驚きようたるやかくのごとし。
「ふ、藤原さん! 声が大きいですよ!!」
「あーあ、かわいそうな御行くん。きっと寂しさと体を火照りを持て余して、夜な夜な熱いビートと鋭いライムを刻んでいるに違いないです」
 正解。
「だって! だって、しょうがないじゃない! なかなかそんな機会がないんだもの……」
「二ヶ月もあってですか?」
「うぐ……」
 チャンスは少なからずあった。いかにスタンフォードが8180エーカーの広大さを持つキャンパスといえど、白銀と四宮はともに理系選択ということで右半分《テッキー》を利用し、同じ講義を履修していることもある。
「60日もあって、ですか??」
「ぐぐぐ……」
 そもそも、登校途上はふたりきりということもままある。連絡は取り合わないが、互いに互いの住所や履修科目などは調査済み。そしてそれさえ分かれば、秀知院学園の誇る天才と秀才の明晰な頭脳を以てすれば、通学路を予想することなどたやすく、結果、クォーターの初日から示し合わせたかのように合流した。
「1440時間もあってですか!?」
 まくしたてる藤原に、四宮は一切の反論ができない。実際に彼女がいま陥っている状況は、まさしく自身の怠慢の招いた結果であるとことさらに意識しているのである。
「はぁ、まったく……。ここはやはり私が人肌脱ぐしかないみたいですね!!」
 腕まくりひとつ、藤原の宣言に、正直なところ四宮は嫌な予感しかしなかった。視線で以て早坂に助けを求めるが、知らん顔。
「なんにせよ、まずはみゆきくんとお話できなければ始まりませんから、……ピポパと」
 四宮が制止する間もなく、藤原はスマートフォンを取り出すと白銀に発信。狼狽する四宮をよそに、早坂と藤原はテレビ通話を試みる。
「もしもしみゆきくんですか? 私ですよ! あなたの藤原千花です!」
『おお、藤原か。ずいぶん久しぶりな気がするな。どうしたんだ?』
 スピーカー越しに聞こえる白銀の音声。今日の昼にも挨拶を交わしたはずなのに、かぐやの鼓動はいやがうえにも速くなる。
「ふふん。いま、私どこにいると思います?」
『どこって……自分の家じゃないのか?』
「ぶぶー、です。ヒントは、私の隣には早……ハーサカさんがいます」
『ハーサカが? なら、四宮関係の場所か? 四宮別邸とかか?」
「ぶぶー。なんで私が、『かぐやさんもいないのに』、行かなくちゃいけないんですか」
『四宮もいないのに……?』
 藤原の強調した言葉に引っかかりを覚えて、白銀はしばし黙り込む。
『まさか……』
「正解は――ドーン! かぐやさんのお家でした!!」
 カメラで四宮を捉えて答え合わせ。その時、ディスプレイの隅に映った自分自身の姿を見て、四宮はたまらず悲鳴を上げそうになるのを、なんとか堪えて、努めて平静さを装いながら応答する。愛しい人に、これ(ルームウェア)以上、みっともないところは見せるまい。
「ご、ごきげんよう会長。お、お元気ですか?」
 しかし、右手を左の頬に当てながらもなんとか絞り出したひねり出したのは社交辞令程度。
「お、おう。四宮も、元気か」
 対する白銀の返答もつまらないもので、早坂と藤原は嘆息吐かざるをえない。
「(なにしてるんですか、かぐやさん!)」
「(今日も学校で会ったんじゃないんですか)」
「(だ、だって! 急に水を向けられても、なにを話せばいいか……)」
 早坂と藤原の来訪にただでさえ驚き、あまつさえ望みながらもついぞ実行しえなかった白銀と電話に、四宮はルーティーンを用いてなお、もはや泡を踊り食いしているような有様だった。
 このままふたりに会話を任せれば、上っ面をなぞるような応酬か、もしくは無言だけが続きかねない。そう外野ふたりが危惧した時、
『四宮……お前が自分からかけてきてくれた訳ではないが、それでも俺は、お前とこうやって電話できるのが嬉しいぞ』
 白銀、男を見せる。照れつ恥じらいつしていることは、声しか聴いていないふたりにもわかるほどであったが。
「わ、私もです……」
 むろん、四宮もまんざらでもない。頬を赤らめ、うつむく様は恋する少女然としている。
「それでですね! 実はわたし、良い物を持ってきたんです!!」
 四宮と白銀になんの動きもないのは面白くないが、イチャイチャしているのも、それはそれで腹が立つ藤原は、カメラを再び自分の方へ向ける。
『それは……水着、か?』
「はい正解です! アメリカ西海岸、カリフォルニアといえば、やっぱりビーチですよね!!!」

 ビーチ編へ続く

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