底辺職なんてない!と口だけならなんとでも言える

ちょっと前から話題になっている”底辺職”騒動。

ネット世論は底辺職なんてない、生活に必要な職業だろ!一色であり、まあそれそのものは間違いなく正しい。
正しい、のだが、だ。

口で言うだけなら何とでも言えるよね?

ネット上で格好つけて、底辺職なんてない、みんな頑張ってる、ありがたい、感謝、とか、いくら言ったところで、実際に働いている人を目の前にしたときに、ぞんざいな扱いをしたり、見下したような扱いをしたりしているならなーーーんの意味もないのである。

君たちの大好きな大人気Vtuberと、君の会社や学校のトイレ清掃をしているおっさんおばさんがいるとする。果たしてあなたは「同じ人間」として扱うことができているのだろうか?

Vtuber最高~~!!超おもしろい~~~!!
楽しませてもらったから投げ銭するのも当然だぜ~~!!
いいものには金を払う!それが当たり前なのだ~~~!!!
これを理解しないやつは老害!老害!老害!

さーて、トイレ行こか!
あれ?清掃中?マジかよ~、俺が行きたいときにやるなよな~。
ってか、トロトロ掃除してんじゃねえよ、さっさとやれよババアホンマ!
(↑上記は全て心の中だけで思っている)

さて、これは差別していないと言えるだろうか?

清掃員の方にあったときにちゃんと挨拶(会釈でもいい)できているだろうか?人間として礼を尽くした態度をとっているだろうか?心の中で見下してないだろうか?

それらができて、はじめて「底辺職なんてない」と堂々と言えるのである。

ネットで格好つけることではなく、実際に働いている人たちに感謝をする、それが先である。それこそがやるべきことなのである。
口だけのネットユーザーはクソなのである。