夢日記 (長編の悪夢) 2024/04/07

微妙に寝不足で疲れてる時に酒飲んだら頭痛くなって、そのまま寝たら大長編のとびきりの悪夢を見た。
何も面白くもない話だけど、Twitterに書くには長いから吐き出させてくれ。

夢の内容

シーン 1

夢の中で私は3階建ての家に住んでいた。
父と母と自分の3人暮しで、そのわりに家は広く、必要以上に細かく部屋が分かれていた。

ある時、私は自分の家族について奇妙な疑念が浮かんだ。
それは、自分たち家族は、自分のコピーが家にいることを当たり前に思って生活しているが、普通はそうではないのではないかということだ。

例えばつい先日、次のようなことがあった。
父と母と3人で夕食を食べていると、家の中の遠くの部屋から父の怒号が聞こえた。
母はそれについて目の前にいる父を責めていちいち大袈裟に大声を出さないでくれと言って口論になった。
私はよくある喧嘩だと思い、不愉快に思いながらもスルーした。

疑問に思い始めると自分の常識的感覚が正しいのかどうか分からなくなり、普段の生活や幼少期からのことを思い出してみた。
私は母が二人いるところを見たことがあるわけでもないし、もう一人の自分と鉢合わせしたことがあるわけでもない。
しかし、そういう状況に出くわしていても、気にもせずに生活していたような気もする。
それから思考実験として、技術が発展して母にそっくりなアンドロイドが家事を手伝ってくれるようになったと仮定したところ、それに全く利便性や目新しさを感じないと思った。
それに、もう一人の自分に気を使ってドアを開けておいたり、もう一人の自分が家事をしてくれるように期待することは自然なことに思えた。

次第に自分や家族が複数人いることが不気味に思えてきて、そのような幻覚や妄想を私あるいは家族全員が抱いているだけなのではないかという考えにも及んだ。

それから、自分の昔からの習慣が気になった。
それは寝る部屋を定期的に変えるというものだった。
家には必要以上に多くの部屋があり、ほとんど家具が無い小さな部屋もあった。
そうした部屋に布団を敷いて寝るのだ。
自室は3階にあるのだが、ずっと同じ部屋に寝ていると居心地が悪いように感じて、部屋を変えると不思議な安らぎを感じるのだった。
そうした使い方をする部屋は1階の決まった3部屋で、それらは引き戸で隔てられて隣り合っていた。

また別に気になることとして、玄関の近くの壁に小さな値札のような数字の書かれたシールがいくつも縦に並んで貼ってあった。
それは幼少期からいつもあり、何のためのものか分からないが、もし貼り替えて順番を入れ替えたら、母がとても困るのではないかと思って試すことはできなかった。

これらことについて考えるうちに、いつの間にか取材を受けて答えるという形式になっていた。
ジャーナリストの男性と話をして、寝る場所を変えるだけでなく部屋での生活についても、ストーブの代わりに室内で火を起こしたり、トイレの代わりにペットシーツを使うことがあることを説明した。
いつも同じ生活習慣だと気持ち悪いように感じたというのが理由だった。

シーン 2

ある小説が出版されることになった。
その小説についての宣伝を見て私は何かを感じ、色々あって同じように感じた数人の人と面会した。
私を含め全員、こみ上げる感情に胸をつかえさせながら思いを打ち明けた。
私は「この小説に自分と同じような人物が出てくるのではないかと思っている」と言うと、他の人たちも涙をこらえるように黙ったまま大きく頷いた。

シーン 3

何かの動画を見ていた。
FLASHゲームのようなグラフィックのアニメーションで赤ちゃんが歩いていて、どうやら乳幼児の発育段階別の歩き方の特徴と専門的な呼称が解説されていた。
動画は次第にゲームプレイ動画のようになった。
その内容は、プレイヤーが3,4歳くらいの子供を操作していたずらをして母を困らせるというものだった。
子供は母親が寝ている部屋の前に、目覚まし時計の入った袋を置き、別の目覚まし時計を鳴らして止めてから隠れた。
母親は部屋から出てきて、袋の中の目覚まし時計を回収してから怒ったような仕草をした。
子供は別の部屋に移動し、母親は子供の居場所までは分かっていないが近づいてきている。
それからゲームは、子供の発育について保護者に注意を促すような内容になって、睡眠中の刺激による脳への悪影響を防ぐミニゲームになった。
模式的に表された神経と脳が若干グロテスクだった。
動画のゲームプレイではミスを連発していた。
その次に消化器を模式的に表したすごろくのような盤面が映った。
これは絵面としてはグロテスクではなかったが、何故かそれを見たとき、幼児期に人体や内臓に関する話に異様な恐怖を覚えたことを思い出し、そのことが何か重要なことを示唆しているように感じた。

シーン 4

ある病弱な少女についての再現ドキュメンタリーのようなシーンになった。
海外で実際にあったことのように、西洋人の喋りが日本語吹き替えになっている。
真っ白な広い病室で、女性が病床に横たわり、自分と娘の治療について医師と思われる女性と話している。
医師は娘の病状について、発育段階での肺の未発達によって、このままでは将来的に腎臓に負担がかかって損傷し、命に関わると説明し治療を薦めた。
しかし娘の父親は外聞を気にして強硬に反対し、母親だけが治療を受けることになった。
医師はどうなっても知りませんよと冷たく言い放ち、母親の治療を始めた。
医師は真空パックになった大きなイカを取り出し、開封して容器に出した。それはカツオほどの大きさがあり、ホルマリン漬けのようにも粕漬けのようにも見えた。
イカを切り開くと青い液体の入った大きな球状のカプセルのようなものが出てきて、医師は液体をシャーレに移して注射器の針で混ぜながら吸っていった。
液体の吸い方にコツがあるようで、注意点を口に出して確認しながら独特な注射器の持ち方で液面と底のほうを交互に吸っていった。
吸い終わると、医師は女性に液体を注射した。

医師はせっかく確立した治療法があるのに勿体ないとぼやいた。
父親の口調では、よほど怪しい治療法のように思えたが、医師の言うことが正しいように思えた。

少女は結局、数年後に死んでしまった。

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