安全で楽しいおしがまのための前提知識と提言

注意

 この記事には人体構造や生理現象や病理に関する内容を含みますが、私は専門家ではありませんので、正確性を担保するものではありません。
 単なる個人的経験則に過ぎないので、話半分に読んで下さい。

おしっこ我慢と、その限界の仕組み

 おしがまの限界によるおもらしは、おしっこが大量に貯まることのみによって起こるものではありません。もう一つの重要なファクターとして、出ようとするおしっこを食い止めるための括約筋(正確には外尿道括約筋)の筋力と疲労があります。
 順を追って説明しますと、おしっこが大量に貯まるとおしっこを出そうとする不随意的な反射が起こります。先述の括約筋で尿道を絞めることによって”我慢”することができるので、すぐにおもらしに至るわけではありません。この反射は我慢しているうちに収まりますが、おしっこが貯まっている限り断続的に何度でも起こります。これがいわゆる"尿意の波"です。そして、尿量が更に増えれば反射の頻度が上がり、また膀胱が膨らむことによっても圧力がかかります。こうした状況が長く続けば、括約筋は短い間隔で何度も強い力で絞めることを強いられ次第に疲労します。そして尿道を通過しようとするおしっこを止めるのに十分な力を出せなくなったとき、おしっこは尿道から迸り、熱い液体の奔流がぱんつの中を満たします。
 なお実際には、絞め方が不十分で少量のおしっこが通過してしまう状態を経るケースが多いです。これが、いわゆるおチビりです。

おしっこの貯まる速度による違い

 ここで注意を要するのは、速いペースで大量におしっこが貯まった場合、括約筋の疲労までの時間差のために通常よりも大量のおしっこを我慢できるという点です。
 かなり個人差がありますが、このような状態が起こると膀胱の痛みが起こったり、圧力で腎臓に尿が逆流して腎盂炎の原因になったりする恐れがあります。特に、おしがま中に急に腰の筋肉が痛くなったと感じた場合、筋肉ではなく腎臓にダメージが入っていますので、すぐに中断して排尿して下さい。
 おしがまフェチの人の中には大量の我慢や膨らんだ下腹部にフェチを感じる人もいますが、そうではなく漏れそうな感覚や漏れてしまう感覚を楽しみたい人にとって、これは不要なリスクであるばかりか、痛みや苦しさで興を削ぐ要因にもなります。また、一度に大量の水分を摂取すると吐き気や腹痛の原因になる場合もあります。
 そのため基本的には、そして特に初心者は、ゆっくり目のペースのおしがまになるように調整した水分摂取を行うことをおすすめします。

スローペースなおしがまの実現のための水分摂取

 スローペースなおしがまをしようと言っても、水分を意識的に摂取せずに単にトイレに行かないだけでは人によってはあまりに時間がかかる上に、長時間排尿しないでいることは膀胱炎のリスクを高めることにもなります。
 ここで言うスローペースなおしがまとは、上述の不随意的な排尿反射が起こりうる程度の量のおしっこが貯まっている状態をおしがまの開始として、それ以降の尿の貯まりが早すぎないおしがまです。おしがまを開始するための準備がスローペースでは大変すぎるので、多めの水分で貯めた後に、ペースダウンすることを目指します。
 難しそうと思うかも知れませんが、確かに実際難しいです。経験を重ねて自分の体を知る必要がある上に、コンディションによって左右される部分もあるからです。しかし完璧でなくとも少し意識するだけで、より安全に楽しくカジュアルにおしがまが出来るようになるはずです。

スローペースなおしがまの一例

 スローペースなおしがまの一例を以下に示します。
 あくまで一例ですので、自分の膀胱の大きさ、括約筋の強さ、水分の代謝の速さ、水分摂取の習慣、今やりたいと思うシチュエーションなどを考慮して、最適な水分量、飲み物の種類、待機時間などを探してみてください。

  1. 初めに30分かけて、700ml(*注)のお茶を飲む

  2. 飲み終わってからは30分おきに100mlの水を飲む

(*注): 喉が渇いているならば300ml追加する。既に少し尿意があるならば200ml減らす。

上級者向けTip

  • 塩分を多く摂取すると、体は水を含みやすい状態になる(≒一時的に尿量が減る)

  • カリウムを摂取すると、上記の状態が解除される(≒一時的に尿量が増える)

  • カフェインは30分くらいで効き始めて数時間持続するので、早めのタイミングで良い

  • 限界おしがま後1, 2日は括約筋が疲労しているので、普段よりも我慢できない

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