見出し画像

でらマーケ勉強vol.18参加レポート

みなさん、こんにちは。カガです。
今日はでらマーケ勉強会vol.18
NewsPicksを辞めてローカルにコミットした経営者が語る!
地方で活躍できるキャリアのつくり方
に参加してきたので感想メモ


1.自己紹介

名古屋のメーカーで働いてますカガマサユキです。ヒトモノカネの管理の部門からBtoBの新規開拓営業を経てDXに挑戦中。

参加したイベントのレポートや思ったことをまとめていきたいと思います。

2.でらマーケとは?

以下、公式サイトより

「でらマーケ」は“東海地方一面白いデジタルマーケティングのコミュニティを創る”をビジョンに掲げています。 「地方×マーケ×キャリア」をコンセプトに、“名古屋の若手マーケター界を盛り上げていこう!”という想いで立ち上げ、運営を行っています。

でらマーケ - 地方のマーケターを応援するメディア (dera-marketing.nagoya)

2~3ヵ月に1回のペースで勉強会が開催されていて、常に半年くらい先まで予定と講師が埋まってる。本当に運営すごい。名古屋でこんなに頻度高く色々な人を招いてるコミュニティってあるんだろうか。引き続きよろしくお願いします。

3.本編メモ

今回は株式会社チイキズカン代表取締役の坂本さん が登壇してご自身のキャリアや地方をテーマに色んなお話をしてくださいました。レガシー企業に身をおくみとして、九州で色々な地方企業の方々と商談した経験から、ものすごく共感する内容でした。

地方産業は可能性がすごい、が多様性が…

日本発、で世界に受け入れられるコンテンツが沢山ある。食・観光・ものづくり。地方には東京では考えにくい面白い会社が沢山ある。ここに人材(仲間)が集まれば、もっと面白い。

https://x.com/kgms0122/status/1770765911407968262?s=20

一方で地方企業は経営層の多様性に課題あり。確かに人材の流動性は低いし、外の知見が入って来にくい。経営層が「自分のダメなところ」を開示しないし、「自分より優秀な人を部下にする」感覚はあまりない。

これは、地方企業だけじゃなくてレガシー企業にも言えそうな気がします。面白い技術や優秀な社員がいるのに、そこがいきない歯がゆさ。。

経営者の仕事の1つ=仲間集め仲間集めにかける思い

採用・営業・投資の話をすべてできるのは経営者。これらは仲間が集まることにつながる。そのうえで気を付けていたのは3つ。業界で1番のリーダーを全力でくどく。働き方は正社員にこだわらない。自分より優秀な人材を採用する。

極端なことを言えば、複業で専任じゃなくていいから経営層に入ってもらう、ということを目指す。NewsPicks時代は全メディアの編集者に声かけていたくらい、とのこと。

トークセッション・質疑応答

今回、なんとありがたいことに地域のレガシー企業の一人として、トークセッションをさせていただきました。途中はカガの壁打ちにお付き合いいただいたみたいになってましたが、大変面白かったです。メモとれていないので、覚えている範囲で振り返ります。
※別の質問の答えと混ざっちゃってる内容がある気がします。ごめんなさい。

(加賀)
今日のキーワードの一つに「地方の面白い企業」というのがあった。ここでいう面白い企業とは?
(坂本さん)
面白いと感じるポイントは人によって違う。普段やっていることと全然違う仕事は面白いと感じる人が多い。東京のIT企業で働く人が町工場をみると「こんな風になってるんだ!」と面白さを感じることもある。また「これやったらもっとよさそう」と貢献できるイメージがわくのも大事。日本でビジネスが続いている会社は大体面白い。
地方で長く続いている企業は色んな業種に進出している企業もあって面白い。

(加賀)
地方の企業は「自分より優秀な人を部下にする」に共感する経営者が少ないような気がする。そこはどう仲間(理解者)を増やしているのか。
(坂本さん)
地方の経営者が「自分より優秀な人を部下にする」のを避けたいのは「ダメな経営者と思われること」だと思う。これは採用する側・される側どちらにも伝えていますが実際にはダメなところや困っていることをきちんと開示することが重要。今日みたいな話を日本中の色んなところで話して仲間を増やしている。

(加賀)
複業の事例を聞くとかなりキャリアとして仕上がった人のお話が多いように思う。どういう人が複業の人材として求められているか?
(坂本さん)
まず、すごいキャリアの人は自分たちが「仕上がった」感覚は持っていなくて「知らないことを知りたい」とか「やったことないことをやってみたい」というような人が多い。謙虚で学ぶ姿勢があって、貢献したいと思っている。そういう人が求められている気がする。チイキズカンでは企業側も「XXができる人募集」というメッセージが少なく「一緒に働ける仲間」を探している。まずはどんな会社がどんな仕事をやっているか見る意味でも覗いてみてほしい。

全体の質疑応答に入る前に、まさかの加賀向けに公開壁打ちしてもらいました。

坂本さん曰く、自分のやりたいことが会社のビジョンの手前にある人は会社から仕事を与えられるのが向いている(社員向き)、ビジョンの向こうにある人は役員向き。自分がやりたいことをきちんと考えること、と。これにはめちゃくちゃ衝撃を受けました。ほんと、その通りだと思いました。Who am I?ですよ。

何かやりたいことはありますか?と言われたとき、とっさに

  • ①仕事がつまらない、モヤモヤしている人に仕事の楽しさを伝えたい

  • ②いい調理器具を買うと料理が楽しくなる、料理が楽しくなると暮らしが楽しくなることを広めたい

と答えてました。そんなこと考えてたのか、自分。①はわかるけど、②は初めて出てきた気がする。

さらに坂本さんからは10年後に成し遂げたいこと、そのために今やるべきこと、長いスパンと短いスパンを行ったり来たり思考するのが大事。とアドバイスいただきました。先の「何がやりたいか?」を宣言した後だと、余計にグッときました。もうちょっと考えます。

その他にも参加者からたくさんの質問がでて、スパンスパンと回答していく姿は圧巻でした。人に話す機会が多いからか、思考回数が多いのか、言語化がすごい。説得力がすごかったです。

長くなっちゃうので気になった内容のメモだけ。

・まずは本業で実績を出す。自分がいないと困りませんか?くらいのポジションを取らないとダメ。
・「あなたに共感したから一緒に働きたい」はスタートアップには危険。社長の考え方は変わるし、成長していく。社長が変わっちゃった…みたいな話になりがち。
・300人くらいの部門をマネジメントする経験があると、意思決定にのみ集中して実務を任せる素地ができる

4.感想

スタートアップ創業経験がある人は必ず「質に行く前にまず量」という話が出てくるのですが、今回は「正しく量を重ねよ」という印象を受けました。採用で人を口説くにしても、なぜこの人を?がきちんとあって、そのうえで徹底的に打席に立つ、と。

キャリアを考えることは自分を考えること、色んな選択肢がある世の中で、今自分が何をするべきか、は継続して考えたいと思います。

5.次回でらマーケ

【でらマーケ勉強会 Vol.19】は4/17(水)19:30〜です。
申し込みページも公開済み。ぜひ会場でお会いしましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?