初戦勝利の戦略を
低学年の子にやる気を持たせるには、最初の授業でヒーローにならせることだと言われています。
ビジネスも結果が全てと言われています。
その結果を出すのにも、大事なのは先手必勝です。
つまり、初戦でアッと言わせる初速が最も大事だということです。
初戦に勝って、周囲にあいつは凄いというイメージを植え付けるのです。
初速と言っても瞬間最大風速のようなスピードが命なのではありません。
無理をしたスピードは、長続きするはずがありません。
必ず、人生のマラソンの中で、脱落していきます。
重要なのは、そのスピードではなく、決断のスピードです。
このためには、仮説が大切だということは何度も繰り返している通りです。
私はそのスピードに乗るため、あるいはスピードのある成長を目指すための方法を考えてみたいと思います。
100メートル走のスピードではなく、マラソンのレースの中での軽快なペースです。
まず、経験とそれにかかった時間を無駄にしないことが大切です。
そのためにこそ、記録を「残す」ことが大事です。
そのために1行でいいから記録をするのです。
自分の行動そのものをほったらかしにせず、具体的な記録をもとに振り返り、新しいビジネスにおける行動のサイクルを起こす重要性を意識したい。
次に、速く行動をすると、必然的にミスやトラブルが生まれます。気合で防ぐのではなく、最初から、起きることを計画しておけばいいのです。
そのミスやトラブル、失敗を反省し、新しい行動のための材料としていけば、結果的に良い結果につながっていくのです。この反省を「リスト」化し、一度起こしたミスやトラブルを防ぎ、優先順位を把握してスピーディーに動くことが重要です。
さらに、成功にはのパターン化があります。
しかし成功体験はポジティブな結果であり、偶然の産物として見られることが多く、パターン化する、あるいは「見える化」すると言われたことがあまりありません。
しかし失敗も成功の母とあるように、「成功も、新たなる成功の母」となるような形にすることも大切である。
成功は偶然の産物ではなく、様々な「要因」があって成功しているわけだから、「なぜ成功したのか?」と言うことを突き詰めることによって、パターン化する事ができ、仕事のスピードアップを図ることができる。
経験をする、考えるにしてもスピードが求められる。
その中で成功や失敗体験は何度も起こるのだが、それを自己成長の糧に使えるかどうかでスピードや経験の密度も違ってくるし、「初速」の違いも変わってくる。
スピードと結果が求められる時代だからでこそ、初速の重要性が注目されていると言えるのでしょう。