俺が暇を作ってつぶす【2020年3月8日】
囚人に「穴を掘らせて埋めさせる」懲罰みたいなタイトルにしてしまった。
前回の投稿内で、18時間の暇つぶしとしていたが、正確には19時間であった。引き算は足し算より高級な演算に思える。だからできない。
https://note.com/kagakutonetachou/n/n880885823e99
まず、「クッキークリッカー」こいつは基本だ。先月買ったばかりのロジクールのマウスがチャタるんじゃないかと言うほどクリック&クリック。ある程度クッキーが貯まればグランマに投資、労働を強いる。鉱山や銀行を次々に開拓して世界の流通をクッキーに全部割り当てさせる。
イマイチである。
クッキークリッカーがなぜ中毒性を持つかと言えば、人間の「もったいない」気持ちをくすぐるからである。何時間もかけて拓いてきたこのクッキー街道をぶち壊せるものか、そうやってやめられなくなる人間がクッキーに食われるのである。中毒にやられるのである。
しかし私は違う。自分の中にとても低いハードルを設定し、それを超える達成感を味わう、そんな遊び方をしてしまうのだ。具体的には「神殿」の解放くらいでいいか、と言った具合である。プレイヤーの皆様にはわかるだろうが、かなり低いハードルである。また、元々プレイヤーであったため、何となくコツはわかるのだ。
次の暇つぶしである。それは電子掲示板を巡りに廻りことである。
これはもう最高の「遊び」である。
人間の本質は「言語」や「会話」であると私は思う。それを高度に単純化したものがテキストによる意思の疎通ではないだろうか。そう考えると電子掲示板というのは、人間社会を抽象化した生きた記号に見える。
知っての通り、掲示板とは不特定多数の人間が集まってテキストや画像で会話、談笑、ときには喧嘩をする場である。最高ではないか!
こちらからコンテンツを探しに行かなくても、顔も知らない他人が勝手用意してくれるのだ。特に掲示板と言うのは、なぜか大喜利じみた書き込みをする人間が多く、ツボに入ると笑いが止まらなくなる回答続出である。数分で何十もの大喜利回答が流れ、その回答に乗っける形でまた回答がなされるさまは、電脳世界のラーメン次郎とも呼べるのではないだろうか。ジャンクなとこまでそっくりである。まあ次郎行ったことないんだけどね。
それと不特定多数が集まるのでもうこれほんとに社会なんだわ。
意見の衝突は当たり前、喧嘩が始まればアイデンティファイできないことをいいことに、火に灯油を注いだり、水をかけて何とか話題を修正しようとしたり、いきなり全く別の荒れネタにつなげたりと人間の欲が透けて見えると言うかむしろモロ見えなわけである。しかしよくそう別の話題につなげられるものである。目標のWikiにどこからでも5手以内にリンク飛びできる特技を彷彿とさせる。
あと単純に情報が多すぎるほどに集まるのがいい。学校のソファーを叩いたときに説明を求むほどに、大量の埃が舞ったのを思い出す。
川よりずっと広い海から金を見つけ出すように、埋もれた宝を見つけたい。
(海にも金は沢山あるが、海水に溶けてしまってるらしい。海底をさらっても仕方がないのだ。)
その中から目についたものを(仮に興味がなくとも)じっくりと見つめると、新しいものが見えてくることもあるし、大体無い。
例えばこんな話題があった。ポケモンのジラーチスレである。
ジラーチは幻ポケモンで、種族値はALL100。千年に1度、7日間だけ目を覚まし、願いをかなえる。そしてあの容姿からは想像もできないが、鋼タイプである。エスパーとちゃうんか。ポケモンって幻、伝説、準伝説といるけど何が違うんだ?あとジラーチって仙台で配信が多いんだなぁ。
なんて知識が手に入る。役に立たないとお思いか?だろうね。
しかし、これは遊びである。そんなとこまで実利や実学にこだわってるというのは、いささか余裕がない気がする。
優れたアイデアは休息時にやってくる。セレンディピティだ。
ニュートンが万有引力を発見したのも、大学がペストで閉鎖され、実家に帰省した時のことである。
もっと遊びを持てばいい。余裕のないバッグには、何も詰め込めない。
―スプーンとレンズ氏講演「今日、僕が休む理由」より抜粋。
まあ今回こうして暇をつぶしているのは義務的だし、切羽詰まっているのだけれど。
正直、本稿の落としどころが検討つかない。どこに着陸させればよいものか。
皆様方はお体にお気を付けください。
健やかな健康は睡眠からですよ。
試しに押しても罰は当たらないはずです。知りませんけど。