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直列と並列のちがい

 電気分解が起こると、陰極では電子を与える反応が起こり、陰極付近では陰イオンが多くなります。陽極では電子を受け取る反応が起こり、陽極付近では陽イオンが多くなります。そこで、電解液の中の電位差を解消するようにイオンが動きます。その結果、電解槽全体に電流が流れます。

 電気分解が起こるほどの電圧をかけると、電解液中はイオンが動いて、電流が流れると捉えてもよいでしょう。

 直列のとき、電子の流れは1本なので、電気量について、Q=Q1=Q2が成り立ちます。

 並列のとき、電子の流れは途中で分かれて、再び合流します。よって、電気量について、Q=Q1+Q2が成り立ちます。

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