ニュース最前線 香港:【キーポイント】に触発されて 2022/09/05

ニュース最前線 香港:【キーポイント】に触発されて 2022/09/05
(96) 【キーポイント】ペロシ議長の台湾訪問がきっかけで、米国政府の台湾政策の明確化が進んでいる。 - YouTube

やはり、第二次世界大戦へ至る過程の動向が形を変えて引き継がれている。大日本帝国はその国体から共産主義(コミュニズム)を受容することはできない。第一の仮想敵国としてソ連を筆頭に対峙していた。然るに、大日本帝国は共産主義勢力に浸透されていた。

この事は当時の極秘情報が時間経過で開示され、歴史の見直しが行われるようになり明らかになった。同じことは米国内でも生じていた。FDR政権も共産主義勢力に浸透されていた。戦争する必要のない日米が戦争することになったのは、共産主義勢力の目論見が工作で実現した訳である。

戦後処理にも共産主義勢力は影響を与えている。米国の中共寄りの姿勢が現在の台湾の問題の発端であろう。米国はそのときの政権によって政策が変わるが、ニクソン政権・カーター政権・パパブッシュ政権以降すべてで親中的であったであった。DJT政権で支那(中共)寄りを改めた。

日米関係も共産主義勢力(戦後はソ連から大陸系&半島系に移る)が介在して影響力が行使されてきた。日共が使えないためにそれに代わる勢力(出自から半島系であろう創価学会&公明党)が代用されてきた。今は、自民党をはじめ既存政党の全てに影響力が行使されているだろう。

第二次世界大戦の勝利者のもう一方であるグローバリズム(強欲独占資本家勢力&特定政治家)も、ソ連崩壊を機に支那(中共)強欲幹部宗族(江沢民派)と連携して、人間社会に歪に蔓延ってきた。同時に、コミュニズムの生き残りを賭けた活動は、各種の権威主義に形を変えて生き残りを図ってきた。

中共は、ソ連が崩壊して露西亜帝国擬きに先祖返りしたのと同様に、歴史的な支那帝国を復活させた。時間軸が経過してはっきりしたことは、強欲独占のグローバリズムも、近代化以前の帝国を体現するしかないコミュニズムも、西欧近代科学技術文明に内在する負の問題であったと言う事である。

安部晋三は人間社会の動向に一つの答(日本の方向性)を出していた。DJT氏も米国の答えを出していた。両国とも近代国民国家である以上、その方向性が受容されるまでには時間が掛かる。蔓延ってきたグローバリズムもコミュニズムも今その限界を迎えているが、自浄作用が働かないものであり厄介である。

人間社会はグローバリズムとコミュニズムが産み出す各種の不均衡を許容できない状況にある。コミュニズムはイデオロギーで捨てればよいが、人間の本能とも結びついているものでもあり資本の増殖に関わるグローバリズムには「適切な答え」が簡単には見つけられない。

人間社会には政治経済だけでなく科学技術がある。これにも先駆けるものと追いかけるものがいる。政治経済の「力」の源泉にもなっており、科学技術の格差がこれまでもこれからも問題を提起するだろう。人間社会は、政治経済&科学技術で大きな転機に差し掛かっている。

今は時間軸を大きくとり対処しなければならない時期であろう。日本は、明治維新よりこの方の150年間を真摯に再考し、日本の進むべき方向性を新たに確立して臨むべきであろう。日本は人間社会において稀な存在であり、培ってきた知恵も能力も引き継がれている。新たな芽吹きを次世代に期待したい。


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