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作・画 赤江かふお 「ぼくのからだ、見て」 君はそういっていつもまるで猫のよう、伸びをするんだ。身体をくねらせながら、腰の下に枕を敷くのは、君が自分の身体の美しさを知っているから。僕だって、そりゃ当たり前に男だ。そりゃ反応するよ、下着の中で、ああ。早くシャワーを浴びないと、と言うと、君は「浴びないで」、と止めた。決して綺麗なものでは無い。でも君は、こう続けたんだ。 「好きな人の香りって、いい香りなんだよ。ぼくさ、汗臭いくらいがいいの。よく潔癖症なんて言われるけど、ぼくはね、