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#本屋になるまで日記 20240728 相模大野とさがみはら一箱古本市

今日はさがみはら一箱古本市を開催している【kichika】の大家さんの畑で

「畑と倉庫と古い家 OPENDAY」に参加してきました。

初お披露目だったワゴン

さがみはら一箱古本市を開催している建物や畑には、大家の渋谷兄弟(以下渋谷兄弟と記載)のたいせつな気持ちやストーリーがつまっています。
わかりやすくまとまった記事がありますので、よければご覧ください。
畑やコミュニティスペースをはじめた理由についてお話ししています。(私も少しだけいます)


相模大野に引越してきた理由 

相模大野ときいて何を思い浮かべますか?
引っ越してくる前の私の印象は「小田急線の乗り換え駅」です。
名前は知っているけど降りたことがない人も多いのではないでしょうか。

私が相模大野に引っ越してきたのは5年前。
引越し先を探していた時、ふと気になる部屋がありました。

2LDKの部屋をさがしていたのですが、見つけた部屋は1LDK。
最寄の相模大野駅には縁もありません。
条件から外れていたのですが部屋の様子が素敵だった事、
他の条件がとてもよかったこと。同居人の熱い要望で見に行く事に。

内見に行くと、建物の入り口に若い男性が2人。
(その頃流行していた)ポケモンGOかな…?と恐々近づくと、
それが渋谷兄弟でした。

今時珍しく内見はできるだけ大家が対面するスタイルで、
部屋だけでなく建物についても説明してくれました。
3階〜11階までの住居部分と、1階・2階がテナントと飲食店。
内見の時は地下の飲食店がちょうど退去したタイミングでした。

「ここに僕たちの事務所やコミュニティスペースを作ろうと構想しているんです」

天窓のような仕組みで隣の公園から光が差し込む広い地下。
内見で感じた渋谷兄弟の雰囲気の良さ。
いずれできるコミュニティスペースの可能性。
ここにしよう!と間取りや周辺環境だけでなく、
人や場所ありきで決めたのははじめてでした。

地下ですが、建物の構造上隣の公園から光が入ります。

私は不動産業に勤めていて、
良くも悪くも色々な大家さんや部屋、不動産会社を見てきています。

その中でも渋谷兄弟は温かくて優しい大家さんです。(ちょっと人が良すぎて心配にもなるくらい)
やってくる、出会う人たちもみんな同じ空気を持っています。

日々の挨拶やささやかなお裾分け、ちょっとした世間話。
近すぎず遠すぎない人との距離感。

マンションに住んでいてこんなに居心地よく人と過ごせたのははじめてでした。

不動産は保証会社の審査と書面上のオーナー審査があることが多いですが、
本当はこうやって人と顔を合わせて、お互いに合うかどうかを確認できるのが1番なんだと学びました。

さがみはら一箱古本市をはじめる

以前の記事でも書きましたが、2022年下北沢のBONUS TRACKで開催されたブックマーケット「BOOK LOVER’S HOLIDAY」

店主の方に相談したのをきっかけに、
さがみはら一箱古本市の構想が現実的になりました。
2022年秋にはじまり、2024年5月に第4回を開催。
運営や店主への声掛けは主に私1人ですが、
当日は渋谷兄弟をはじめ、私の主人や友人が会場運営を手伝ってくれています。

私の主人が本職を生かしてカウンターに立つことも。
写真は前回の[Little Mozart Coffee Shop] さん

5月開催の際には「さがみおおのまちあるき」を初開催。
せっかく古本市を相模大野でやるのだから、
来てくれる人に街を知ってほしい。

案内人は相模大野で面白い活動を行う
チーム「まちさが不動産」渋谷兄弟と、鈴木さん。
相模大野にある4つの商店街を中心に、素敵なお店のほんの一部を紹介してまわりました。

地図イラストも大家さんお手製。
まちさが不動産チームはこれから活動を広げる予定です🏠
相模大野にある4つの商店街をまわりました

これからのさがみはら一箱古本市

これからもさがみはら一箱古本市は続けられればと思っています。

一方で私はパークハイム渋谷を退去し、
新たなステージとして
新しく家を構える事になりました。

相模大野でできた人とのご縁を大切に、
本に関する活動は新たな拠点を増やし、
いずれ街中へ進出していきたいと思っています。

こんなに和やかな立ち合いははじめてですと
業者さんに言われた退去立会。
本当に幸せな家でした。


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