#本屋になるまで日記 0815 高崎で珈琲とクリームソーダを飲む
群馬県高崎市にある喫茶店【cohon】に行ってきました。
新宿で通称・違法珈琲屋さんをされていたころは
いつ行ってもお客さんがたくさんで
店主とお話しすることはほぼなかったのですが、
今回はタイミングがよく、かなりの時間お話をさせてもらいました。
お話ししていて思ったのが、店主のお話がとにかく上手なこと。
私たちが求めている、喜ぶ話を察知して
気持ちよく話せるように手のひらの上で転がされている…!
と圧倒されてしまいました。
最初は新宿の頃の話で楽しく盛り上がっていたのが、
途中本屋をやりたいという話をした瞬間、お話の温度感が変わった気がしました。
真剣に話をしてくださったので、本気でお店を作った人の目の前で
自分が中途半端に本屋になりたいと言ったことを恥ずかしく感じました。
なにより自分が心の奥底でわかっていること
やりたいことは周囲の協力がないと成り立たないのに、
自己顕示欲ばかりで、自分ひとりで何かをやっているかのように話していること、なにもはじめていないのに失敗を恐れて物事を口に出せずにいること
を見透かされた気がしてどきっとしました。
本当は名刺の一枚でも渡せたらと思っていたのです。
Twitterも相互フォローだし、「あぁあの人なんですか!」と言われるのを心のどこかで期待してしまっていた気がします。
でも話を聞いていて、いまはまだこの人に名乗れるようなことは何にもないな、と思いました。
次にお店に行くときはミーハーな客ではなく、
本屋の進捗を話せるような人間になっていたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?