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#本屋になるまで日記0819 本屋を始めるための準備段階にも立っていない

「独立系書店のはじめかた」で事業計画書を書くためにほぼ毎日noteを書いたり、事業計画書に使えそうな文章や資料を探しています。
本屋さんのことを考えたり話すのは楽しいですが
文字に起こすには現実を見る必要があり、内心焦っています。

本屋をはじめた人の経歴を読むと、
もともと書店や出版社で働いていた人、アルバイトで書店経験がある人、
元図書館司書、別業種から本屋をはじめたいと思い立った人 etc…

ただ独立系書店を開く方の多くは自分の理念や信念を持っていて、
世界を少しでもよくする、叶えるために本屋さんになったという印象を受けます。(神格化しすぎでしょうか?)

一箱古本市や棚主の話を聞いていても、それぞれ本の話がしたい!
地域で何かしたい!という気持ちがある人がほとんどです。

普段会社で仕事をしていると、そういう人にはなかなか出会えません。
私も含めてみんな与えられた草を食べて牧場で育って、
餌や環境に文句を言って暇をつぶしたりしています。
楽しい面もありますが退屈だなあと思うことがほとんどです。
一方で私も他の人と同じく仕事に大きな不満はなく、
むしろ楽しんでやっている部分すらあります。
それは本当に恵まれていることです。

私は本屋をやりたいですが、現状いまの仕事も楽しいから続けたいと思っています。
いわゆる「広義の本屋さん」です。
理念や信念、変えたい何かがあるのかを思い返すと
私にはここで語れるようなことはないような気がします。
それが無いことに焦りと引け目を感じてもいます。

理念や信念はガソリンです。
シネコヤの店主はよく私に「ときめくことをやればいいんだよ」と言ってくれました。
古本市も、トランクでの古本販売も、やった方が楽しいから・ときめくから進めてきました。理念や信念よりも、楽しさやときめきでエンジンを回していたのだと思います。現実的なお金や人生のキャリアプランを考えた時、ガソリンが足りていないのかもしれません。

やりたいことがないわけではないのですが、知識も経験もなにも足りていません。でもそれが満ちるのを待っていたら、多分永遠になにもはじめられません。

ぐるぐるぐるぐる考えながら、今日も資料をまとめます。


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