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2022年 臨海鉄道動向 10月中旬版

八戸臨海鉄道

6月中旬にDD16形、国内最後の現役機であった、DD16 303が引退した。しかし、完全に終わったわけではなく、今後は機関区での体験乗車用としてもうしばらく活躍を続けるそうだ。

(元)秋田臨海鉄道

秋田臨海鉄道時代の1251号機
西濃鉄道に移籍した1251号機

西濃鉄道へ譲渡され動きがなかった1251号機が遂に稼働し始めた。ナンバープレートは交換され、一枚の薄い鉄板に手書きの物になった。

仙台臨海鉄道

2月にSD55 103が引退し、一通りの機関車更新を終えたことになる。しかし現在運用中のDE65型もメンテナンス面で割とすぐ代変わりしてしまいそうな気がするがどうなるのだろうか。

福島臨海鉄道

運用が終了したトキ25000

今年3月の東邦亜鉛株式会社安中製錬所の亜鉛焙焼炉の稼働廃止に伴い、同社安中製錬所~小名浜製錬所間を結ぶ、通称:安中貨物のタキ1200とトキ25000の混結運用が終了した。このうち、運行を終了したのはトキ25000である。貨車を混結する国内では、珍しい貨物列車であったが、東邦亜鉛の事業整理により消滅した形になる。安中貨物のJR泉駅~小名浜製錬所側を担う、福島臨海鉄道も例外ではなく、福島臨海鉄道内のトキ25000の運行も終了したということになる。
補足として、トキ25000は亜鉛精鉱(選別された亜鉛鉱石)を輸送するための専用貨車である。亜鉛精鉱を焙焼し、脱硫されて出来る、亜鉛焼鉱を輸送するのがタキ1200だ。

京葉臨海鉄道

創立60周年記念ヘッドマークが設置されたほか、鉄道開業150周年の動画に登場するなど記念イベント関連が多い。
また、小湊鐵道と京葉臨海鉄道の車庫を見学する、ツアーが多く設定されるようになった。今後にさらに期待だ。

神奈川臨海鉄道

DD55 17 エンジン更新前
DD55 17 エンジン更新後

今年、4月にDD5517のエンジンが換装されたほか、ライトが別のDD55と同じものに換装された。

設置前(更新後)
設置後

また、6月頃に同機に新潟トランシス2022 改造という銘板が設置された。なぜ、更新と同時に設置されなかったのは謎である。
まあDD55型もまだまだ使用されるようだ。

また、浮島線沿線の東芝工場からの出荷が増えており、今後の輸送にも注目だ。

衣浦臨海鉄道

完全に書き忘れていた項目だが、昨年のダイヤ改正で、稲沢機関区のDD51が運行終了した。それに伴い、KE65が重要部検査中に、機関車の不足を補うために行われていたDD51型の代走が見納めとなった。今後は後継機のDD200型が代走に入ると思われる。今のところ、行われていないが、KE65がAT(土崎)に入場した暁には行われることだろう。


水島、名古屋、鹿島は特に動きはなかったので省略させていただいた。今回はここまで。


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