秋田臨海鉄道-解散へ


6月23日 秋田臨海鉄道の志水仁社長は2021年3月をもっての事業終了を発表した。現在、秋田臨海鉄道を利用している企業は日本製紙秋田工場だけであり、来年度より取扱貨物がなくなるため事業終了を決めた。

秋田臨海鉄道は秋田港駅から秋田北港駅までの2.5kmを結ぶ北線と秋田港駅から向浜駅までの5.4kmを結ぶ南線で構成される。北線は2008年3月4日の貨物列車を以て終了し、2008年3月15日のダイヤ改正により貨物列車の設定が消滅した。南線は前述の通りである。

現役機関車はDE101250,DE101251,DE101543,DB252
廃車済?はDD561,DD562。

DB252は日本製紙秋田工場で入換機として利用されている。

北線、南線の敷地は大半が県が無償で貸与されており、事業終了に伴い南北両線の設備を撤去する方針である。

北線の活用をした秋田港Sea&Rail構想はトラックへの転換で実現する方針だ。試運転も行っただけあり少々残念である。

秋田港駅はクルーズ船寄港時に運行する臨時列車の発着駅になっているが、秋田支社がJR貨物の奥羽線貨物支線で運行しているため、影響はないと考えられている。

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