コストコでカート一杯にしている人は、一時的に気が大きくなったりするのかな

・保育園に持っていく全てのものに名前を書かなければならない。仕方ないのだけど、新しく買った靴下とか保育園に行く直前で「それ名前書いてない！別のにしなきゃ！」みたいなドタバタがあったりするので、多少は勘弁してくれと思う。でもそんなことしたら大量の園児を扱う保育園の先生の方が勘弁してくれよと思うだろうから理性で怠惰を抑え込む。

・大量に必要なオムツに名前を書きまくっている時、サインを書いている気持ちになって割と楽しい。おむつのサイン会である。私は著名人でもなければ、サインしているのは他人（子ども）の名前なのだが、さらさらと慣れた手つきで”捌く”感じ、さながら新刊を出した漫画家のよう。

・消耗品に名前を書く、というのは何か矛盾した行為をしているようで不思議な気分でもある。大人になって持ち物に名前を書くことがなくなったこともあるけど、名前を書くモノって絶対に無くしたくないもののはずだけどオムツは真逆だ。短命で大量消費されるものに名前を書く、人生で一度は経験した方がいいかもしれない。いやそこまででもない。

・今日はコストコに行ってきた。相変わらず大量生産大量消費の気持ち良さに溢れ、サステナビリティなんて言葉はどこにも存在しないような空間で良かった。あのカートにめいいっぱい肉や総菜、トイペやキッチンペーパー、その他絶対消費しきれないだろと思うほどのパンや食材を詰め込んでいる人、あの空間の中ではヒエラルキーとして高く見える。本人も気が大きくなったりしているのかな。こんなに俺は買ったぜ。君のカートには空きが見えるけど、使ってもいいか？次からは家の近くのオーケーストアに行くといい、君たちのサイズにぴったりの商品がみつかるだろう。なんて思っているのだろうかな。完敗だ。

・おわり