いい遠く

11月19日、語呂で「いい遠く」の日ってわけでもないけど。日本は現状何とか落ち着いてきてるが経済活動も本格再開して今後は一体どうなるものか、海外の国々に至っては日本ほど落ち着いているとは言い難い。自由に気兼ねなく渡航する、ってのはまだまだ時期尚早な感じかな。

行ったことのあるいちばんの遠くはどこだったろうな？ニューヨークかな。東京からは1万km程ある。欧州は概ね1万kmに満たない。いずれでも気が遠くなるほどの遠く、ではないな。極めてフツーだ。

何処か遠くへまた行ってみたいけど、乗り物酔いし易いタイプだし環境の負荷に強いか弱いかで言うと弱い。孤独はヘーキだけどバックパッカー的な旅人の行動・付き合い方は苦手だ。結局、お家好きだ。想像の、妄想の世界に投じて意識だけ遠くに飛ばすのが関の山か。

↑ケツ伝導。骨伝導ならまだしも。複数人で座る長椅子・ベンチ、電車の椅子等で先に座っている人がいようがいまいがドスン！と勢い良くお尻を投げ出す感じで座る人が一定数老若男女問わずに、いる。映画館の椅子もベンチじゃないけど繋がっているので振動が伝わる。例えばこういった無神経さにもタフじゃないとリアルの遠くには中々行けないのだ。うちのマンションのオートロックがうまく閉まらない事がある。蝶番の具合の問題でドアロックが作動する位置に戻りにくいのだ。作動する位置までドアを手動で閉めればロックは掛かる。自然に任せるとあと1cmも満たないところで止まって作動しない。正面玄関よりも近道になる非常口を使う人もいてココもちゃんと閉めないと鍵が掛からない。結局、世の中の人の中には自分が通る為のドアを開く意識はあるがその後、ドアをきちんと閉める気=閉まるところまで見届ける気はない、そういう人がいるのだ。自分の前しか興味がない感じで。

私はなんでだろ？　自分の痕跡を残すのがあまり好きじゃなくてドアは静かに閉めるし点けたデンキは消すし、静かなところでは足音を立てないように歩き何なら気配も消す。座る時は着座の瞬間に勢いを止めて静かに振動が起きないように座る。カップをテーブルに置く時には指を間に入れて音を立てないように置く。忍者だな、何度かこの手のことをココで書いた気がするが。性分だ。人にそれを同様にやれ、とは思わない。

そういうどーでもいいちっせえ事からも「遠く」離れられたら「いい」のだけど。

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