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会社員のためのお小遣い稼ぎトレードvol.3〜大きな波に乗ろう〜

こんにちは。

ここまでお伝えしてきました「会社員のためのお小遣い稼ぎトレード」ですが、今回のvol.3をもって完結となります。
基本的に意識するべきポイントおよび優位性のあるエントリーポイントをお伝えしてきました。これよりも高度な内容に関しては別の記事にて都度お伝えしていきますので、もし気に入っていただけたらそちらもご覧いただけると嬉しいです。

さて、本題のブレイクアウト手法について解説していきます。
今回紹介する内容は、シンプルかつ高等なテクニックになりますのでマーケットの状況を問わず応用可能となります。また、ファンダメンタルズ材料によるマーケットの大きな流れにもついていくことができる考え方となっています。

【特徴】

特徴は以下の7つです。
ブレイクアウト手法は、トレードチャンスは少ないですが、波に乗れば大きな値幅を狙っていくことが可能な手法となります。

1. とにかくシンプル
2. ドローダウンを低く抑えることと同時に大きな値幅を取っていくことが可能
3. 注視するポイントを絞りブレイクアウトのタイミングに集中できるので、精神的にゆとりを持つことが可能
4. 取引チャンスが見えてくるまで焦らず待つことの利点を最大限に引き出す
5. 勝率に惑わされない
6. 正しい負け方が見えてくるようになる
7. 必然的に正しい勝ち方へ導くことが可能

【ブレイクアウトとは】

さて、ブレイクアウトとは一体なんでしょうか。

主にトレード手法には
・トレンドフォロー(順張り)
 トレンドの方向にエントリーする方法
・カウンター(逆張り)
 トレンドの終点を見極めてトレンドとは逆方向にエントリーする方法
の2種類があります。

ブレイクアウトはこれらとは区別されます。
ブレイクアウトは、支持線(サポートライン)や抵抗線(レジスタンスライン)を抜けたときにエントリーする方法です。
*以降、支持・抵抗線のことを"SRライン"と表現します。

ブレイクアウトのメリットとしては、支持線や抵抗線を見極めることができれば、低リスクで大きな利益を得ることができるということです。
イメージ的には、SRラインによって蓄積されたエネルギーが一気に放出される感じです。
ロスカットラインは、SRラインから少し離れたポイントに設定するだけですので、明確なトレードをすることができます。

SRラインとは、下記のようなレートに見られる水平線を指します。
・レンジ相場の上端と下端
 売り買いが攻防して、上にも下にもトレンドが発生していない状態
・レートの節目(ラウンドナンバー)
 ドル円の場合、110.00や111.00など「〜.00」となるレートのこと
 ラウンドナンバーはレンジ相場の一端で形成することがよく見られます。

【トレードルール】

さて、ここでトレードルールについて。

①環境認識

日足→4時間足→1時間足→30分足→15分足→1分足で確認して、
この逆から、もしくは中間の時間軸からレートがどういう状況にあるのかを確認する。(=マルチタイムフレーム分析といいます)

②支持・抵抗線の判断

レンジを形成しているチャートの中でも一端がラウンドナンバー絡みのものを見つけます。そのようなレンジ相場を見つけたら、その時間軸よりも上の時間軸のトレンドを確認します。次に、上の時間軸のトレンドとラウンドナンバーをブレイクした方向が一致したときにエントリーします。
このときに、ファンダメンタルの材料を確認できると、より強力な根拠になります。

③エントリーのタイミング

ブレイクアウトしたらすぐにエントリーせず、一度ブレイクアウトしたのを確認した後に、再びSRラインに引きつけて、可能な限り接近したときにエントリーします。

④ロスカット

SRラインの逆側に少し離して設定します。

【補足】

・SRラインの捉え方

ラインは帯で捉えるようにしてください。相場は教科書どおりにいかないので、ラウンドナンバーを少し突き抜けることもあります。そのような場合に"線"で捉えてしまっていると、方向感が正しくても、ロスカットラインに触れて損切りになってしまうことがあります。

・他のテクニカル指標と組み合わせる

エントリーの根拠をSRラインのみではなく、25日移動平均線(EMA25)やボリンジャーバンド(BB)と組み合わせて考えると、より強力な根拠となります。
例:EMA25やボリンジャーのミドルバンドにタッチしたときにエントリー

・ロスカット

意識されているSRラインの数pips(3〜5pips)上におきます。

・上位足のトレンドには逆らわない

必ず上位足のトレンド方向へのエントリーするようにします。

・利確位置

一度SRラインを突き抜けた場合、その頂点のレートで利確目安とします。
お伝えしているように、トレードルールとして、一度SRラインをブレイクして、再びSRラインに引き付けてからエントリーをしています。その一度目のブレイクした波形の頂点のレートを利確目安とする考え方です。

・三角保ち合い

これは有名なテクニカル形状です。
レートの上昇・下降幅が徐々に小さくなっていき、ブレイクアウトする予兆となる状態です。

・時間の経過

ブレイクまでに"時間が経過した"=押し目の調整が完了したことを意味します。

・ボリンジャーバンドや移動平均線

ボリンジャーのミドルバンドにタッチしているポイントはわかりやすいエントリーポイントとなります。
このときの利確は移動平均線やボリンジャーミドルバンドを下抜いたときを目安とします。損切りはSRラインの少し下に設定しておきましょう。

・上位足のレンジ内

ボリンジャーや移動平均線を根拠としてエントリーしていても、上位足におけるレンジ相場内の場合、長時間のホールドは避けたほうがよいです。
「木を見て森を見ず」の感覚を忘れずに。

以上。

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