儲からないのに潰れない豆腐屋

朝散歩していると豆腐屋を見つけた。

豆腐屋は朝6時からだが、

5:40に店の中に入れてくれた。

そこには木の椅子が5席あり、その場で出来たての豆腐が食べられる

店内を見回すととても綺麗とは言えない設備

昭和からタイムスリップしたような昔ながらの豆腐屋だった

豆腐 150円 豆乳 100円 がんもどき5個150円

豆腐を食べていると

店主が話しかけてきた

「お豆腐美味しいですか？」

「美味しいです」

そこから話が弾みこの豆腐屋がちょっとした有名店であるとわかった

「なぜ有名店になれたのですか？」

「他の豆腐屋が潰れたからです」

話しを聞くと豆腐屋の仕事の売上の7割はスーパーで

残り3割が店頭での売上らしい

どちらも利益には結びつかないとのこと

「どうしてここ豆腐屋さんは続けられたのですか」

と聞くと

「実はね、、、」

「不動産収入があるからなんだよ」

聞くところによると

豆腐屋の2階以上がアパートになっていてそこからの賃貸収入

と

駐車場に土地を貸していることによる収入

があるという

豆腐屋だけだったら続けられないけどその他の収入があるからやっていけるんだよ

と教えてくれた

同じようなことを素晴らしい経歴の人が書いた本で読んだことがある

でも、僕の心には身近な豆腐屋の店主から聞いたこの話のほうが響いた

朝4時から夕方6時までやって儲からない豆腐屋を続けたいのはこの仕事が好きだからだろうし

好きなことをやるために他の方法で金を稼ぐというビジネスとして大切なことを学ぶことができた

儲からないけど好きなこと

好きじゃないけど儲かること

を組み合わせることで人生をより豊かにすることが出来るかもしれない