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札幌シティーリーグ観戦レポート

お疲れ様です。楓です。
先週末は札幌でシティリーグが開催されましたので、観戦に行って来ました。

自分が大会に出ずに観戦のみというのはあまりありませんでしたが、新弾のダブルブレイズ発売直後という事もあり、どの様にみんながこの大会にアプローチするのかが気になっていたので1日中張り付いて見学を楽しませて頂きました。

◆大会前の環境予測
Tier1
レシリザ ピカゼク ウルネク ジラサン
Tier2
ルガゾロ

◆実際のデッキ分布(72名)

画像の通りです。

予想していたよりもレシリザが少し多く、ピカゼクが少し少ない。
ジラサンはメルカリやフェロマッシという苦手タイプのデッキがレシリザに厳しいという点から、もっと多くても良い予想をしていたのですが、すこし少ない結果でした。

★各デッキの構築の特徴

>レシリザ
レシリザをメインに据えて、ドローをエンニュートのあぶりだすでサポートしていく型が一番多く見受けられました。ジャッジマンややぶれかぶれへの耐性を作り、中盤以降も炎の結晶や火打石からドローにつなげる事が出来る点が強みです。
次点でブースターGXと組ませる型。ブースターGX→レシリザ→ブースターGXorレシリザで相手に不利なサイドプラン(3-2-3や2-3-2進行)をとらせる事が出来る点や、ブースターGXのヒートステージによるレシリザの加速や〆のパワーバーナーGX等優秀な組み合わせだと感じました。
次点ではブルーの探索等からしっかり盤面を組み立てる構築がありましたが、ブルーの探索を打つ分のターンが遅く、イマイチスピード不足で勝ち切れていない印象を受けました。
また、ズガドーンGXとの組み合わせも一部登場。最初をレシリザで戦い、サイドを3枚撮られたところをルザミーネプリズムスター+ビーストリングで戦うシーンも見受けられましたが、相手のやぶれかぶれ等の崩しに耐えられていない印象でした。
結果練度の高い構築を使用したTEAM TOKIWAのぺけさんが予選5-0、会長さんが予選4-1(会長さんが記事を書いておりますのでよければご一読下さい。)優勝者の方はバクガメス(ばくふんしゃ)を採用した型が結果を残すこととなりました。
予選使用者15名、決勝トーナメント進出者3名、優勝者使用

>ウルネク
タッグチームではないGXで青天井の打点が出るデッキとして、今大会でもそれなりの結果は残すであろうと考えていたデッキでしたが、決勝進出すらできないという結果に。
最近多くウルネクは研究された記事も多く、構築はほぼ全員がテンプレの型。
動き方を対策されたか、厳しい結果となりました。今後もこのデッキタイプが環境外になる事は考えられないパワーを持っているので、レシリザに対してしっかりと回答のある構築とプレイングさえあれば、という感じでしょうか。
予選使用者10名、決勝トーナメント進出者0名

>ピカゼク
今大会でもおそらくレシリザとトップを競い合う関係になるだろうと予測しておりましたが使用者は思ったより伸びず。細かい構築詳細の部分でレシリザとの優劣が決るデッキではあるもののタッグボルトGXという有象無象への強さが魅力です。
大会を通してレシリザへの回答となるカードの採用が少ない印象でした。
レシリザのこだわりハチマキをけん制するフラダリラボの採用であったり、エレキパワーの要求が増えるHP270ラインを見るためのククイ博士等の採用は間に合っていなかった様でレシリザに対して倒しきれず打ち負けるシーンがありました。新弾直後の新デッキへの対抗はやはりなかなか難しいですね。
予選使用者7名、ベスト4 1名

>ルガゾロ
やっぱり強いこのデッキ。とりひきとブラッディアイというサポート権を使用すべき効果を特性で行えることがそもそもおかしいという事でどれだけ新しい環境になっても生き残っています。レシリザへの回答としてユーモアのあるカードが採用されているデッキもおり、結果準優勝に残っています。(準優勝者のカゲロウくんが記事を書いておりますので是非お読みください)
トリプル加速エネルギーや、カウンターエネルギー等で様々な色のアタッカーを強引に組み込むことが出来る為、弱点のシステムがある限り、タッグチーム環境でもこれからも生き残っていくと思います。
予選使用者6名、準優勝 1名

>ジラサン
個人的には直線的なタッグチームデッキのレシリザには有利な印象があったのですが、思った以上に少ない結果でした。同日の大阪のシティリーグではジラサンが結果を残していたので、やはり強いデッキですね。
新弾で次々に新しいカードが出てくるとジラサンのような非GXへの対応がおざなりになりがちなので、今後もいやらしい位置に居続けるのではないでしょうか。
予選使用者4名、決勝トーナメント進出者0名

★その他の気になったデッキ
そもそもベスト8の分布が
レシリザ3 ピカゼク1 ルガゾロ1
以外の3デッキは<その他>のデッキ。いわゆる1名の使用者しかいなかったデッキが勝ちあがった事になりますので、軽く触れておきたいなと思います。

>ドンカラスGX+アローラベトベトン+ムウマージ
やみのいしを共有するムウマージが自らきぜつしてドロー。
早めにジャッジマン+アンフェアGXで相手の動きを止めてそこから削っていくという構築です。アローラベトベトンまで出せてしまうと相手の解決札もかなり減ってしまいます。
あえてサイドを獲らせることでマチスからドローサポート+ジャッジマンやプルメリにつなげられる点も優秀です。ピカゼク相手にもアローラベトベトンで動きを止めて縛った先にダメカンをドンカラスGXで撒いて、最後はドンカラスのレイブンクローで〆て勝利していた点が印象的でした。レシリザを使用したぺけさんに並び、予選全勝。

>ツンデツンデ+ムウマージ
ムウマージのサイド献上効果と相性のいいカードで固めたデッキです。
ビーストリングやスレッジハンマー。特性ストーンフェンスを能動的に発動できる他、カウンターエネルギーやカウンターゲインを使って戦う事が出来ます。
量的ドローをムウマージに頼りながら、細かいカードにはレッドの挑戦で触りに行くという構築は良いなと感じました。
特性をもったポケモンの軸の為ブルーの探索等での安定行動はできず、やみのいしに触れないゲーム等での事故等はありますが、初見殺し要素が高く、今回ベスト4に残ったデッキです。

>フリーザーヌオーアーゴヨンコイホエ
レシリザの台頭を予測してぶつけてきたという印象です。
GXワザの存在によりウルネク・ジラサンにも勝つことが出来る性能の為選択自体は理にかなっているのかなと感じました。決勝トーナメントでは初戦でピカゼクに当たり倒れてしまいました。僕も一時期使っていましたがやはりピカゼクが厳しい印象です。ミュウの登場で少し可能性はありそうでしょうか…?

>ロトム+ゼブライカ
決勝には残らなかったものの健闘していたデッキ。
雷ロトムはエレキパワーに対応、フロストロトムはレシリザに強い。
今までアローラベトベトン1枚で終了のデッキでしたが、隠密フードの登場により活躍できる様になりました。ねこびよりの様なエネなしで動ける効果の為、一緒に組ませていたワンダーラビリンスも強力でした。

>ベトベトン&アローラベトベトンタッグチーム
フェロマッシ単の様な単構築でした。溶接工と超エネルギーで技を売ったり、ベンチを出さずにベトベトミックスGXの15倍毒をグズマさせずに往復で倒す。ミックスハーブとどくしゃぶりで回復。等面白いデッキでした。

以上色々なデッキが活躍しているダブルブレイズ環境。
新弾発売スパンが多いとはいえ、当分炎が強い環境は続くと思いますので
これからのメタゲームも楽しみです。ではでは。

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