離婚前別居のために法テラスを使って弁護士相談

一人で離婚交渉は難しいと判断を受けて、弁護士を雇うことになった。
けどずっと専業主婦だった私にはお金がない。
手元にあったのは子供四人の教育資金として貯めていた300万のみ。
何とか借りれたアパートの初期費用をここから出した。
残りは200万ちょっとになっていた。
さらにここから弁護士費用を出すことになった。
役所に相談に行ったところで聞いたのは、「法テラス」。

法テラスの説明をこんな感じでざっと受けた。
貯金が少ない人なら使える
離婚調停の場合は夫の財産は別に考えれば良い
着手金などは半額ほどになって支払いは分割で月5000円から可能
無料法律相談あり

無料法律相談を利用して、そこで教えてもらった離婚訴訟に強いという弁護士さんのところに行った。

児相、中学校、警察、役所、各方面に行った説明を再び弁護士に伝えた。
まず初めに言われたのが、その引っ越しは無謀。
夫に言わずに別居するなら休みの前の日はダメだそうだ。なぜなら翌日に夫が探し回るから。
話を一通り終えたところで契約、します?と聞かれて承諾した。
離婚調停と婚姻費用分担請求を頼んだ。


前日、最後に夫と話をした。
夫に怒られて怯える子供は不幸。
夫は怒りたくないのに、子供が頑張らないから、母親が緩いから自分が怒るしかないと言う。
みんな不幸。
それなら一旦別れてみませんかと言った。

やっぱりママも諦めるんだな

これが返事だった。 このとき、弁護士と契約しようと決めた。


そして引っ越しは翌週の木曜日と決まった。
一つ気になってたのは親権で、調停で親権の取り合いになったら無収入の私は負けるのではないかと思っていた。
子供を引き取れなければ、別居する意味は全くない。
弁護士からの返答は、
教育虐待のやりとりがあるから専業主婦でも親権は大丈夫とのことだった。

じゃあ、離婚調停すればスムーズに進むのかと思いきや、
調停が終わるまで1年弱かかるかな、と言われた。

長い。
けどまあ、調停は1、2ヶ月に1度だから気長にやろうと思い直した。
生活費は、別居すれば仕事にいつでも行けるからどうにかやってみよう。

とにかく子供の、とりわけ娘の精神状態を改善させたかった。
娘は学校の定期テスト中に震え始め、手をかきむしって早退を続けていた。
その状態でも夫が家にいる日は学校に避難していた。

法律事務所から帰って、あと1週間待ってね、と娘と長男にだけこっそり打ち明けた。

1週間後。
不機嫌な夫に行ってらっしゃいを言って玄関の鍵を閉めた。
娘は夫が出かけるまで寝坊しているふりをして学校を休んだ。
引っ越しを手伝うという。

同じ学区内で自転車と5人が運ぶネズミのような引っ越しがはじまった。

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