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新宿の住み込みバイトを断った話②

その日はベッドメイキングについて周り、ながら面接、吉野家を奢ってもらい、夜8時くらいまでなんだかんだ話を聞き(もうここでやらされてる状態)、また翌朝10時に見てたベッドメイキングをやってみましょう、という話になりました。
私はもうこの時点でいや…と思っていたのですが、社長のカバン持ちみたいなもので運動できるからいいか、なんかこの人、断ると思ってないし…と思っていました。


ホテルとして働いてる方、住んでいる方にもちょこちょこ会いましたが、その度にマネージャーが「今日からここで働くことになった子です」と紹介してくれましたが、私はとっても微妙な顔をしていました。

待って、私ここで働くなんて言ってない。
ちゃんと意思表示しなければと思い、「迷っている」「1晩考えたい」と伝えました。

長期的にここで働くならそういう扱いをするから、明日動きやすい服を買いに行こう、
経費でなんとかします。あなたが会社を起こすならそれも育てる。後輩も育てよう。
いろいろ言ってくれましたが、ちょっと待って…いつ私がそんなこと言った…と思っても言えず…。




お試しで宿泊ということで、グレードの比較的いいお部屋をお借りしましたが、私はその夜結局1時間半程度しか眠れませんでした。



部屋のテーブルで条件を書き出し、
・とりあえず新宿に家ができる
・リゾバ行く前に文章書く練習、スタジオ、漫画書く練習させてもらえるかも?
・でもバイト代出ない
・他にバイト探さないといけない

いろいろ考えました。
ベッドの上で書いて、住み心地も考えながら。

部屋は4畳くらい…踊れるスペースがない…

私いま、リラックスしてる?

ここが家って思える?




いや待てこれ、やったことある流れだぞ。
1度越谷でシェアハウス作ろうとして、大いに失敗したあげく一緒にやろうとした子と絶交したじゃない…と思いました。
(まあ当時その子にも私にも落ち度があったので、それはまた機会があったら話します)

「相手がこうしたいと思っているみたい」だから「こうした方がいいんだ」、
「ほんとは私はこうだと思ってるけど」
「私は障害者で、相手は健常者だから相手が正しい。私はいつも間違えてきた。だからこれでいいんだ」

またその思考になっていると思いました。
自分でハンドル全然握ってないなと。

確かに自分のせいにしたら、責任は取れない
だから逃げてきた

でも、この流れで今までの人生どれくらい何年無駄にしてきた?

リゾバに行っているTwitterのフォロワーさんにもスペースで相談しました。

これはダメな流れだ。
明日朝断って帰ろう。
でもどこへ?
そんなの知らない。でもここにいてもダメだ。

そう思いました。

でも、本当は何千円もするお部屋、お試しで来なよと言われたけど無料で帰るわけにはいかないなと思いました。
でもその時、部屋代を払ったら生活が出来なくなるくらいしか持ってなかった。
だからせめて、泊まってみてのレビューをさせてもらおう、住み心地も確認してねと言われたし。と思い、レポート用紙3枚ぶん、ごめんなさいのお手紙も添えて書いておきました。

本当はそれを置いて早朝に帰ろうとしましたが、それは人としてできないと思ったので、朝10時、フロントに行きました。

断る気満々でレポート用紙を握りしめてフロントに向かいましたが、するとマネージャーから電話。
リモートで監視カメラやアプリを使用してホテルを監視してるので、私の動きもすべてわかっていました。

「手に持ってるメモはいらないから、それを置いて、昨日やった手順で部屋の掃除をはじめてください。自分は今リモートだから11時くらいに行きます」

いや待って、私もうこれ渡して帰ろうとしてるんだけど。

ああ、この人は人の話聞かないんだ、私の思いとかあんまどうでもいいんだ。
そう思っても、口から出る言葉は

「あ、いえ、はい」と曖昧な返事だけ。

もういいや、2日くらいならただ働きでもいいや。
ベッドメイキングの練習になるし。
聞いてくれないし。
もう夜帰ろう。

そう思い、諦めてレポート用紙を部屋に置いてきました。

ひとつ、マネージャーさんが私の今までの話を聞いて、友達になってくれると言ってくれたんです。
だから、せっかく友だちができたのにそれを反故にするのも嫌で。
さよならするならちゃんとさよならしたいと思ったから、言えませんでした。

でも、11時と言っていたマネージャーは来ないし、結局また2時間くらいリモートで話を聞いて、13時からひとりで全ての空き室のベッドメイキングを任されました。
チェックインは15時から。

マネージャーだったら2時間以内に余裕で終わるかもしれません。
でも、昨日は手伝おうとしても触らせませんでした。コツを何も教わってないんです。
発達障害があるから覚えるのに苦労しますと最初に伝えていたのに。
メモさせて欲しいと言ったのにメモなんていらない、簡単とメモもさせてもらえなかったのに。

そんなんで終わるはずがないんです。
私はもうブチ切れながら、なんとか思い出して半分の部屋をやりました。
全然見た目が違う。

それでも、仕事だから。
勉強になるから
任されたから
自分で今日はやるって決めたから。

畜生と思いながら、やっていました。

マネージャーはお客さんを送りに行くとかの用事があり、16時くらいに戻ってきて、私の様子を見てビックリして、
チェックインが間に合わなかったお客さんにいろいろサービスをした。
他の部屋が終わらなかったけど、もう今日はこれで営業をする。
こんなことははじめてだ、と言っていました。



いやそれ俺の範疇じゃねえだろ、と完全になんかの感情がふつふつと湧いてきました。

でも今日はいいよ、これからゆっくり覚えていこう。と言って、カレーをuberで奢ってくれました。

もうその時、今しかないと思って、自分の思いの丈を話しました。


やべぇな、根に持ってんな。笑
まだ続きます。次で終わり!次が大事!!

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