幸福な悩み
一番好きな色は何?と聞かれることに
真剣に考える癖がある。
水色がすき。
無意識からずっと。
ピンクが好き。
愛の中の子宮のようで落ち着くの。
青も好き。
少年が夢を抱くような眼の輝きみたいで。
白は素敵だよね。
あっけなく片想いするばかりの感覚で。
黄色は興味深いジョークのイメージ。
2割の嘘が、
遠視も近視も2割分光を吸収するメガネみたいに
硬さも張り詰めさも
ジョークで救われる時があるような。
こんな気持ちが溢れてるのに
簡潔に済ませるにはどうすれば?
『透明です。』
透明は透明でいて、
全ての色を受け入れ
全ての色を映してくれる。
そんな無色が尊い。
その瞬間すぐに消える虹を見た。
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