暗い森を歩く。ずっとただ歩きたいくせに立ち止まるその瞬間を待ち侘びてる。斜めに塞ぎ込む目線の先に、森の奥の湖らしき波紋やオリオン座とか、私の居場所は君が磔にしたイニシャルで構わない。それを背中に背負ってここを歩きたい。

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