ブルシットジョブから学びたい。7 間違いながらでも少しずつ変わっていく。

日本社会にほとほと疲れることがある。

だけど、あまり深刻に考え過ぎて落ち込むのは勿体ない。

みんなそれぞれにできることをやっている。

間違いながらでも少しずつ変わっていく。

“壊れながら、膨らんでいくもの。資本主義ってある意味、破局の連続なんです。最初にラテンアメリカの先住民たちがほとんど絶滅するようなかたちではじまって、そこからずっと破局を繰り返しながら生き延びてきた”

“でもグレーバーは資本主義について、「あまり大げさに考えないほうがいい」って言うんですよね。資本主義がこの世界を全面的に覆い尽くしているとは、考えないほうがいいと。

マルクスですら「資本制生産様式の支配的な社会」としか言わなくて、「資本主義社会」みたいな言い方はしないんです。グレーバーの考え方はそのあたりをさらに徹底させているんですけど。

だから「資本主義が終わる」というと、一気に全面的になくなるとか、ある日ドーンと転覆されるとか、そういったイメージになるかもしれないけれど、そういったことではない。”

“我々はあまり気づいてないかもしれないけど、資本主義の枠に収まらないものはどこにでもあって、そういうものがあってこそ、この社会は成り立っている。実は社会の姿としては、資本主義だけではないものがたくさんあると。”

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