対局時計の使い方

先日の大会にて
・「対局時計の音が鳴らなくて時間切れ負けした!」
・「秒読み付きの設定になってない!」
なんてことがありました。
これを見て僕は、もしかして対局時計の設定のしかたがわかっていない人は結構多いかも…と思い、この機会に対局時計の使い方をここにまとめておきます。持ち時間設定が違ったら即失格になるどこかの地区の学生はこの記事要注目かもですね


青い対局時計(ザ・名人戦DIT-40)

一番よく見るやつ

大会に出たらこの対局時計を見ないことはないでしょう。ただ、よく見かける割には使い方が難しい気がします()

こんな感じ

これから設定の仕方を書きますが、共通点は

  • 真ん中の丸いところを回すと数字を増やしたり減らしたりできる

  • 真ん中の丸いところを押すと決定

です。

持ち時間の設定

まず、電池を入れて電源を入れると初期設定が30分切れ負けとなっております。そのままうっかり始めてしまうと秒読みに入らないので注意が必要です。

  1. 切れ負けの場合
    TIMEを押して時間設定にしたら、TIMEを押して(1→2→3→4→5→1→…となる)上の絵の赤のところを1にします。あとは時間、分を設定。

  2. 秒読み付きの場合
    この場合は上の絵の赤いところを2にします。持ち時間(時間分)→秒読み時間を設定した後、秒読み回数を決めます。デフォルトではなぜか3回になってますが、1回に設定します。(2回以上にする大会見たことない)

ちなみに3はフィッシャー(Abemaトーナメントのやつ)です。フィッシャーの大会はかなり少ないと思います。あと4と5がありますが、マニアックすぎるので省略します()

音の設定

右端にあるLAN/VOLを押すと、左側の言語(日本語、英語、中国語、韓国語とピッ、ピッ、ピーのやつ)を設定できます。次に右側の言語を同様に決定し、最後に音の大きさを設定できます。日本語だと1,2,3と言ってくれます。


銀の対局時計(ザ・名人戦DIT-50)

一時期生産されてなかったが、約1年前に再販された

先ほどの青い対局時計はよく見かけると書いたものの、実はもう売られてないんですよね。で、それの後継品が銀色の対局時計です。まあこれも一時期売られてなかったのですが(去年の12月に再販されました)

持ち時間の設定

切れ負け、秒読み付きの場合のいずれも同じ設定の仕方です。
時、分、秒読のいずれかと-,+のいずれかを同時に押すと、押しているものが増えたり減ったりします。例えば、分と+を同時に押すと持ち時間(分)が増えます。切れ負けの場合は秒読みを0にすれば大丈夫です。

他のルールの設定の仕方は正直覚えていません。使わないし()
ちなみにこの時計だと考慮時間の設定もできます。

音の設定

ブザーを押すと、左側の言語(日本語、英語、ピッ)を設定できます。設定・決定のボタンを押すと、次は右側の言語の設定で、最後に音の大きさを変更できます。変更するときは-,+ボタンを使います。


小さい対局時計(ショウギクロック)

対局時計といえば、一時期はこれしかなかった

ねこまど社の対局時計。めちゃくちゃコンパクト。

持ち時間の設定

電源をつけて+,-を押せば持ち時間が増えたり減ったりします。で、秒読みは電源ボタンを短く押すと「byo 30」みたいな表示がされるので、そこで+,-を押すと10秒単位で変更できます。もう一度電源ボタンを短く押すと持ち時間表示になります。ちなみに電源ボタンを長押しすると電源が切れます。

音の設定

電源を入れる時に電源ボタンを長押しすると音のオンオフが入れ替わります。なので音がオンの状態で長押しすると音が消えるので注意!ちなみにピッ、ピッ、ピーのやつしかありません。


メリットとデメリットまとめ

青い時計
メリット:よくみかける、使い方をわかってる人が多い
デメリット:秒読み設定の仕方が初見ではわかりにくい
銀の時計
メリット:(同時押しさえわかれば)操作が直感的?、機能は多い。
デメリット:使い方がわかる人が少ないと思う、そもそもこの時計自体が少ない
小さい時計
メリット:持ち運びが楽
デメリット:音の設定がわかりにくい
一番ヤバいのは音なしで対局を始めてしまうと対局終了まで音をつけられなくなる


あれ?この時計で時間設定どうするんだっけ?という人がこの記事を見て役に立ってもらえると幸いです。

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