マスク画1000点

WEDNESDAY PRESS 009

作家にして編集者の森永博志さんという人物がいる。
今年古希を迎えられたが、まだまだ現役。最近、原宿のストリートカルチャーの生みの親「ピンクドラゴン」「クリームソーダ」などを手がけた山崎眞行氏へのロングインタビューをまとめた「山崎眞行玉音放談天上天下唯我独尊」を刊行した。

その森永さんが、今年の未曾有のコロナ騒ぎの象徴であるマスク姿のイラストレーション1000点描ききった。それらを展示する展覧会が12月18日から大阪の「中崎町THE STORIES」で開催される。
「北齋が『北齋漫画』で江戸の風俗を記録したように、いまマスクでうめつくされた未曾有の社会を、絵だけがリアルに記録できる。だから、町に出て、高野山にも遥か南の離島にも行き、1000点のマスク姿を描いた。一挙に1000点を公開。一目驚愕。アートが驚きでなけれアートではない」と森永さんは記す。

すっかり見慣れてしまった巷のマスク姿が1000点並ぶ。圧巻であるはずだし、驚きの連続でもあるに違いない。
この70歳にしてのエネルギーと編集的能力の高さには頭が下がるばかりである。

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