「あか牛」

WEDNESDAY PRESS 025

「あか牛」を食べた。
あか牛のルーツは韓牛と言われる。
今は高知系と熊本系に分かれている。
あか牛のビステッカを食べるならこの店と言われるのが西宮の「ダルーポ322」というリストランテである。これまでは高知系のあか牛を使っていたが、流通の関係で先日食べたのは北海道のあか牛であった。
北海道のそれは初めてである。
シェフの森良之さんは「少し高知よりあっさりしているかもしれませんが、味わいはしっかりしていると思います」と。
炭火で40分ばかり焼かれたあか牛は、じつに豊潤な味わいであった。

その数日後、京都の「洋食おがた」で熊本のあか牛を食べた。
これは南草津の「サカエヤ」の新保さんが手当をしたもの。
それをじっくり緒方博行さんが焼き上げる。
この滋味がどんどん湧いてくる味わいには脱帽ものであった。

偶然にもそれぞれ産地も違えば、調理法も異なるあか牛を食べる機会に恵まれた。双方食べて、これからの牛肉へのアプローチを考えたのだ。
貴重な体験であった。

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