有馬記念 各馬分析②(サ~ワ行)
続きになります。
サートゥルナーリア
中山【2-0-0-0】右回り【5-0-0-0】
2400m~【初】有馬記念【初】
(父)ロードカナロア (母)シーザリオ
ロードカナロアについてはアーモンドアイで説明済み。母は名牝シーザリオ。2005年オークスを制し、アメリカンオークスでも4馬身差の圧勝する強さを見せた。母父にはスペシャルウィークで底力UP。母シーザリオで母系の良さを引き出すロードカナロアなら距離はある程度こなせそうには思う。半兄にエピファネイアにリオンディーズ。気性難の馬が出やすい血統ではあるが、この馬は操作性の良いロードカナロアを父に迎えて今のところ血は騒いでいない様子。ただ、東京へ遠征すると異様にエキサイトしてしまうところが。今回は中山になるが、遠征がダメなのか東京競馬場がダメなのか…当日の気配には警戒したい。
シュヴァルグラン
中山【0-0-2-1】右回り【5-6-6-7】
2400m~【2-3-3-1】有馬記念【0-0-2-1】
(父)ハーツクライ (母)ハルーワスィート
長距離で良成績を出すハーツクライ産駒。母系のマキャヴェリアンは芝での高速適性を高める。母母ハルーワソングはスタミナ・底力血統。スタミナとスピード兼備のバランスのとれた配合。過去2年3着とコース適性はあるものの、上積みを期待するのは厳しいし過去2年より相手関係も強くなる今年はどうだろうか。
スカーレットカラー
中山【0-1-0-0】右回り【1-4-1-6】
2400m~【初】有馬記念【初】
(父)ヴィクトワールピサ (母)ヴェントス
ヴィクトワールピサ産駒は洋芝・道悪等パワーを必要とするコースを得意とする。長距離もこなさないことはないが、1800~2000mが適性距離か。母父ウォーエンブレムは優秀な産駒を残す名種牡馬。この馬も長距離向きではない。スタミナを補う血が薄いのでここは厳しいか。
スティッフェリオ
中山【1-0-0-2】右回り【8-3-2-8】
2400m~【0-0-0-1】有馬記念【初】
(父)ステイゴールド (母)シリアスアティテュード
またまた父ステイゴールド。また母系を見ていきます。母父のムトトは2000~2400mを主戦としていた。それ以外はどちらかというと短めの距離でスピード系血統。スタミナ面は足りないように思うし、タフな馬場・展開になると厳しいかもしれない。ダンチヒ持ち◯
スワーヴリチャード
中山【0-0-0-3】右回り【2-1-1-3】
2400m~【1-0-0-1】有馬記念【0-0-0-1】
(父)ハーツクライ (母)ピラミマ
ハーツクライ産駒ながらデビューから活躍できるのは母系の米国血統が効いてるからか。好走凡走を繰り返すも、凡走する時は叩きのことが多いので調教内容や陣営の思惑を読み取ることが重要。力負けしたレースはほとんどないように思う。父はスタミナ十分も母系が短距離色が強くタフな競馬向きかと言われると疑問。ボールドルーラー持ち◯
フィエールマン
中山【1-1-0-0】右回り【3-2-1-0】
2400m~【2-0-0-0】有馬記念【初】
(父)ディープインパクト (母)リュヌドール
母方にはニジンスキー系が入っており、スタミナとパワーを伝える。スピードは足りない血統だがそこは父ディープインパクトでしっかり補われてる印象。スパッとキレるというよりはロングスパート向き。この馬も小回り・機動力に長けたトウルビヨン系の血も持つ。こうして見ると有馬記念向きに思う。プリンスリーギフト持ち◯
リスグラシュー
中山【初】右回り【3-3-3-1】
2400m~【初】有馬記念【初】
(父)ハーツクライ (母)リリサイド
こちらもハーツクライ。母系はがっつり欧州型。矢作調教師いわく、休んで戻ってくる度馬が変わっていったとか。ゆるやかな成長曲線を描きながら古馬になり本格化。確かに華奢でか弱かった少女がここまで成長するとは思わなかった。ハーツクライ自身がタフで長い距離を得意とするが、さらにそれを助長する牝系の欧州血統。血統的には距離延長も苦にしないと思う。
レイデオロ
中山【3-1-0-2】右回り【4-1-1-3】
2400m~【0-1-0-0】有馬記念【0-1-0-0】
(父)キングカメハメハ (母)ラドラーダ
父キングカメハメハは機動力があり内枠で上手く立ち回るのが得意。勝ちきるというよりも善戦することが多いのも、トップスピードがあるわけでも速い上がりがあるわけでもないのが影響してるのかもしれない。スタミナと底力は母父シンボリクリスエスから継いでるかもしれないが、全体的には長距離向きの血統ではないように思う。スローでマクりが決まるようなら…とは思うが厳しいか。
ワールドプレミア
中山【初】右回り【3-1-2-0】
2400m~【1-0-0-0】有馬記念【初】
(父)ディープインパクト (母)マンデラ
ディープインパクト産駒はキレ味勝負、直線の長いコースを得意とする。全兄ワールドエースもそうだったが、東京/京都向きではある。母方には英国主流のスタミナ血統、ブランドフォード系が強く入っており菊花賞を制したのも頷ける。気性の荒らさが毎度気になるが、菊花賞でもあれだけでイレ込んで勝ってしまうのだからスタミナは十分かもしれない。
【血統から狙いたい馬】
・アーモンドアイ
・ヴェロックス
・クレッシェンドラヴ
・クロコスミア
・サートゥルナーリア
・シュヴァルグラン
・フィエールマン
・リスグラシュー
・ワールドプレミア
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