【馬体診断】菊花賞　2021

今回は長距離戦なので、状態面・デキの良し悪しだけでは足りないと考え、距離適性についても多少考慮してコメント書いてみました。言語化するのが難しい馬もいましたが、いつもより少し詳しく書きました。余計伝わらなくなっていたらすみません。

🏇アサマノイタズラ　★

ラジオNIKKEI時の写真からの比較ですが、お腹のラインがすっきりして引き締まった馬体になったのは好感。首差しもスッキリして見え、窮屈感がなくなりました。春先と比較しても成長うかがえる。

🏇ヴァイスメテオール　★

立ち姿からは内回りはこなしそうだし、タフな馬場への対応も出来そう。キンカメ産駒らしく筋肉量は豊富でそれが良しと出る展開になるかどうかですが、仕上がりとしては悪くないと思いました。

🏇ヴィクティファルス　★

前後バランスは過去一整ったように見えます。ただ3000mこなすには若干立派過ぎるようにも思って、血統的にはスタミナ戦は歓迎だとは思いますが距離がどうだろうといった印象。この馬の仕上がりとしては良いと思うのですが、もう少し締まった方がいいかな。調教と合わせて判断したいところ。

🏇エアサージュ ★

独特な雰囲気の馬。脚長ですし長距離はこなしそうに思います。デビュー以来体重を増やし続けて、前走532kgですが見た目には重苦しい感じはなくスッキリまとまった馬体。ここ2走は逃げる競馬をしていますが、初戦のように前に馬置いて最後差す形でも良さそうに思います。スタミナについてはこれまでの戦績からも、血統背景からも（父Point of Entryはブライアンズタイムと近似配合）こなせそうに思います。馬体的にはこなしても…とは思いますが、G1の厳しい流れに追走するのは厳しいのではないかなと見ています。

🏇オーソクレース　★

大分大人の体つきになってきました。ホープフルSはレースレベルが懐疑的ではありましたが、それでもよくこの体つきで走るものだと思っていましたし、あの時点ではよくなるのはまだ先と思って見ていました。前走ももう一段階良くなりそうだったので、今回毛艶もいいですし、皮膚もピチッと張っていてこの馬自身では1番の出来かなと思います。

🏇グラティアス

どんどんまとまりの良い馬体になっていくのですが（今回については良い意味ではないです）、3000m向きの仕上がりではないように思っています。ずっと見てきた馬なので狙いたい気もしますが馬体写真からはいい！とはならなかったです。

🏇セファーラジエル

胴長で脚の長さも程よくあって、長距離向きな馬体のお手本のよう。トモのボリュームもあって、良いとは思いますがもうワンパンチ欲しい馬体です。

🏇タイトルホルダー

春の頃から完成度については高い馬だったので、変わり身は小さいですが毛艶は良いですし状態面は心配なさそうです。以前の方が皮膚感薄い感じがして、やや太めにも見えるので調教見つつ…かなと思います。距離も展開によっては誤魔化しきくのかもしれないですが3000mは長い印象。

🏇ディープモンスター　★

変わらず良い状態でこれてると思います。目つきも鋭くて良いですし、気持ちは整っていそうに見えます。後方待機で無駄なことせず脚溜めれれば面白い1頭かなとは思います。

🏇モンテディオ

前腕の筋肉がもう少し欲しいかなとは思いますが、トモには丸みがあるし、細い首差しや長めの胴から長距離はこなしそうです。まずまずといったところ。

🏇レッドジェネシス　★

もともとゴツくてディープインパクト産駒にしてはムキムキの体型だったのですが、さらにゴツさを増してます。脚長なので距離は延びても対応できそうですし、脚の付け根付近の血管がかなり目立っています。バキバキに仕上げられたなといった印象。友道厩舎なので調教も勝負仕上げなら軽視できない1頭です。