見出し画像

第一回アポロの俳句大会全332句

受付順

7/27 一句 

末っ子に追い抜かされた夏の朝 nekota

7/28 六十六句

夏の月消ゆる街の灯八時過ぎ かっちー

風呂上がりラムネでいなす休肝日 かっちー

夏五輪スケボに光るわが子の瞳 かっちー

夏休み得意料理は素麺よ えりんぎ

染み渡る夏のビールと冷奴 えりんぎ

集合だ夏より暑いnote村 えりんぎ

雷のやうなこころに月涼し のんちゃ

黄昏にひらくnoteよ月見草 のんちゃ

夕涼みあなたの温度に溶けていたい xu

夏空を見上げてみても我一人 おまえ

闇の中心火けしかけ早星 志彌

遠目にす騒ぐ人々夏夜空 美味しい蒸しエビ

あついなぁそらみあげたらクラクラリ もんちゃん

碧き山登り味わう蒼ハワイ KERO

かいた汗等価交換冷えビール KERO

夏祭り夜に大輪夢花火 KERO

夏歩き手とり足よせ親子旅 KERO

夏note寄せ鳴り響け俳句の音 KERO

スイカ食べメロンも食べて腹こわす もんちゃん

夕焼けに昼夜の紫色(ししょく)我が青春 佐久間

年頃の派手なビキニに父親(おや)心 佐久間

常難解格より調子夏競馬 佐久間

団扇持ち炭坑節で盛り上がり ひろみ

半分こ、そっと差し出すアイスクリーム ひろみ

夏の日の想い出今も色あせず ひろみ

夏帽子一年生とゴミ拾い ひろみ

冷蔵庫ほわっとちゃんと黒ガトちゃん ひろみ

甘い奴まだ大丈夫と昼寝する オビエルタヌキ

うなされて期限が過ぎたと目が覚める オビエルタヌキ

夏の空闘志に涙し甲子園 オビエルタヌキ

真夜中のミャウの声に飛び起きて オビエルタヌキ

愛してる小さな声がこだまする オビエルタヌキ

風呂あがりアイスひとくち肥ゆる夏 rira

蝉時雨エアコン効かせまどろむ午後 rira

月涼しはかなき夢の道しるべ rira

夏の日々あれよあれよと過ぎていく ふみ

スイカ食べメロン食べたら夏になる ふみ

静けさやミンミンミンミン目が覚める ふみ

そよそよと吹く涼風に生き返る ふみ

花火見てビール飲みたい夏だから ふみ

夕凪や雲を撃ち抜く航空機 かっちー

ソロキャンプ小川のせせらぎ音の糸 かっちー

彼は誰時熱れも音もなし蓮花 どこぞのさん

何処にへも行ってもないのにまっくろけ Blue hand

夏の朝汗の雫で拭き掃除 Blue hand

まぁー一本氷菓に手が出るまぁー一本 Blue hand

炎ゆる早くお口へチョコレート Blue hand

西日さすベランダに出て思う人 Blue hand

白桃のみずみずしきを食み(はみ)夏きたる ラベンダー

甲子園夢をつかめと白球の飛ぶ ラベンダー

陽に向かうひまわり我の咲くはどこ ラベンダー

車窓から沈む夏の陽心立つ 瑠璃星

オリンピア今を生き抜く蝉時雨 瑠璃星

半ズボンすね毛気にする我が息子 瑠璃星

クーラーや買い物終わり熱地獄 瑠璃星

noteでも書いては消して青嵐 瑠璃星

熱風と夜のとばりが花火呼ぶ 沙々良まど夏

夏休み素麺しかもう作れません 沙々良まど夏

子どもたち出かけてくれてありがとう 沙々良まど夏

新学期一緒にランチしましょうね 沙々良まど夏

夏本番五輪花火を押さえ込む おまえ

思い出は集う笑顔と夏料理 のんちゃ

照りつける日にも負けずに夏の草 のんちゃ

声枯らし蝉と応援金メダル これでも母

失敗もスマイル全開スイカわり これでも母

手を繋ぎ浴衣で歩く夏花火 これでも母

7/29 四十八句

行列の先には汗ひくかき氷 美香

天仰ぎこの指止まれ蜻蛉さん 余裕のユウコ

老犬のおなかぽんぽこたぬきかな 余裕のユウコ

老いる母元気に通うパチンコ屋 余裕のユウコ

逝く人の枯れゆく姿見せる慈悲 余裕のユウコ

古書店の軒の風鈴『堕落論』 犬柴

夏の朝窓のさえずりハムサンド 弘生

夏休み蟻の行列最後尾 弘生

影踏みの向日葵まわりくるくるり 弘生

下駄とまるビルの隙間の花火かな 弘生

降車駅まとう夏雨川のごと 弘生

深海のクラゲもいつか空を飛ぶ 麻生ツナ子

あいされた記憶が戻る夏の空 麻生ツナ子

マイカエル友と眺める夏の午後 とのむらのりこ

顔上げてプールサイドのママ探す とのむらのりこ

夏の暮紫染まりし寺ヶ池 南・奥河内からの情報発信

紫の水面に漂う夏の月 南・奥河内からの情報発信

日々猛暑疲れし草花奥河内 南・奥河内からの情報発信

金剛のふもとで早桃甘い味 南・奥河内からの情報発信

ついにきた夏フェスの知らせ胸が鳴る とんとん

よみがえるサマソニの夏高揚感 とんとん

トンカツだ? 夏の揚げ物戦場です とんとん

とうもろこし青空ビールアブラゼミ 二百龍(にじりゅう)

蝉の声夏は来たりてはたと消ゆ みこちゃん

満月や団扇のかなたにうさぎ跳ね みこちゃん

花火まつ闇夜の空の星静寂(シジマ) みこちゃん

かき氷つるりと滑りて袖濡らす みこちゃん

打水や童(ワラワ)がせんとてうばいあう みこちゃん

小麦色そよ風揺れる麦畑 もんちゃん

はしゃぐ子の左手ビニル赤金魚  shino

墓石を掴む空蝉水弾く  shino

コンビニの袋ぶら下げ聞く花火  shino

真白き足に止まる蚊や恨めしき  shino

風死して芝生にポツリ三輪車  shino

コースター麦茶の汗で描く丸 カピバラッコ

夏空に見越し入道見抜いたり カピバラッコ

茂る青涼風ながるせせらぎや ゆうゆう

万緑に澄んだ夏空赤い橋 ゆうゆう

セキュリティ誤作動起こす花火の音(ね) xu

伸びきった猫を迂回の藍浴衣 ジランケン

白靴を汚してスカートしわにして ジランケン

暑すぎてスキ押す指が震え気味 Akashi Kanzaki

ノースリの腕見せたいが勇気なし Akashi Kanzaki 

夏の夜思い浮かぶはnote友 Akashi Kanzaki

眠たいがカエルの声で眠れない Akashi Kanzaki

スイカ食べゆるゆるだから痩せるよね Akashi Kanzaki

百日紅今日という日がすぎて行く 白

子と過ごす朝の心は夏休み nekota

7/30 三十四句

跡残る夏の花火と虫刺され えりんぎ

夏休み蝉にも負けぬママの声 えりんぎ

虹見つけ暑さ忘れる帰り道 のーこ

来る秋をいつかいつかと待ちわびる のーこ

幼子のビー玉きらり夏の庭 のーこ

遠い夏君に連れられ夏祭り のーこ

エアコンと蝉時雨背にアポロ杯 のーこ

夏のバス何度も時刻見て恋し 100moji

「暑いね」と坂道のぼる笑みふたつ 100moji

君の真似アイスコーヒーブラックで 100moji

七回忌母の浴衣に袖通す 茉叶

切り取りし颯々の声カメラ手に 志彌

開けた窓眩む陽射しに夏燕 橘鶫

黒鶫消えゆく緋色残る藍 橘鶫

読む本の隙間埋めるは時鳥(ほととぎす) 橘鵜

説教を受くため帰省してをりぬ 亀山こうき

裸子のぶらぶら歩く実家かな 亀山こうき

ローンあと三十年や胡瓜揉む 亀山こうき

荷物番押し付けられて海の家 亀山こうき

カップルの痴話喧嘩聞くかき氷 亀山こうき

蝉時雨イヤホン外して夏を知る 望月みや

息止めて線香花火の夏の庭 望月みや

心太甘いおやつと思ってた 望月みや

水通し夏めく空にはためかせ 望月みや

夏空に我が嬰児のもみじ伸ぶ 望月みや

ソーダ水ままごとの娘の妻に似て 白

梅酒の瓶の底の実母想ふ のんちゃ

竹林の波うつ風に新茶の香 西野圭果

あじさいの階段遠く光る海 西野圭果

かみなりや引き寄せられて切り通し 西野圭果

助手席にけむる白雨の由比ヶ浜 西野圭果

洗い髪風にまかせて想いける 西野圭果

コンビニを各駅停車夏歩道 ぽかぞー

ねぎらいの水よ空しくアスファルト ぽかぞー

7/31 十句

サンドレスの君逆光の由比ヶ浜 犬柴

父の声跳ねて汗ばむ高2の息子 nekota

喧(やかま)しや粛粛粛と(しゅくしゅくしゅくと)夏の虫 アッシュ


夏空や歯に紅々(あかあか)と季(すもも)かな アッシュ

一昨年(おとどし)は花火映えたる川面(かわも)かな アッシュ

ソーダ水グラスの中の銀河かな アッシュ

落ちぬやと両手(もろて)差し出す天の川 アッシュ

夏祭り「祭り」の意味を聞く娘 そりょうひん

夏祭り周りはビール僕ジュース そりょうひん

糞ころがし邪魔する娘の邪魔をする そりょうひん

8/1 十四句

この星も秋春冬と季語が消え 月草

夏バテを知らぬヤツらはナノサイズ 月草

課題図書ばかりが本じゃないけれど 月草

帰り道そっと見上げるアルビレオ 月草

夢に見た母へ差し出すかき氷 月草

蝉の声休日なのよまだ五時半 奈星ゆかり

水田の波たつ音聴く夏の宵 はらつくね

冷や麦ののせる具材に家族色 はらつくね

花火咲く君の横顔ぬすみみて はらつくね

月涼しのびたる影の手を繋ぐ はらつくね

五輪背につくねも闘う七輪と はらつくね

祖母の家思い出だけが永遠(とわ)の夏 麻生ツナ子

真夜中の孤独わすれるひとクラゲ 麻生ツナ子

母の影飛び越え進め若つばめ ぽかぞー

8/2 十句

川の面は宇宙ガラスか夏日影 晴田そわか

空蝉やそれでも地球は廻ってる 晴田そわか

向日葵へ悩みのひとつ打ち明ける 晴田そわか

内職のミシンの母の背よ涼し 晴田そわか

水無月の都井を蹴散らす岬馬 晴田そわか

「月着陸」の古新聞や梅雨あがる Rx

アポロマーク遠し溽暑の国道は  Rx

「今オレら、アオハルだな」とサイダーを Rx 

禁使用のゴミ箱を背に遠花火  Rx

祖母マスクへぽろぽろ八時十五分 Rx

8/3 六句

夏の夜窓を開けると虫の声 江村恵子

真夏でも森林浴で生き返る 江村恵子

夏休み入道雲と青い空 江村恵子

ミニトマトさくらんぼのごと赤くなり 江村恵子

夏野菜家庭菜園きりがなし 江村恵子

稲妻よ帰途で初めて気づく意味 白

8/4 三句

犬見上げ我見下ろして白木槿(はくむくげ) aloha

雨上がり歩け背を押せ青嵐 aloha

跪く頭上かすかに二重虹(ふたえにじ) aloha

8/5 十二句

土用凪揺れ立ちのぼる島の影 庵

磨かれた文机の端青楓 庵

炎天下ランチに美味しまつりずし 庵

麗しや汀砂に続く小足跡 庵

夏休みソファにのびる猫半眼(はんがん) nekota

夏の月東京五輪始まる日 IKUKO TAKANAGA

コンクリで固めた街にセミ響く IKUKO TAKANAGA

面をぬぎ一気に飲み干し蝉しぐれ IKUKO TAKANAGA

干すシャツが増えて球児の朝早し IKUKO TAKANAGA

冷涼に惜しむ想いで圧し開き 鶴城松之助

侵略や宇宙兵器は降る陽かな 鶴城松之助

大粒の空はケトルか気落つ雨 鶴城松之助

8/6 四十七句

広島忌今朝もなほ雲ひとつなし 白

さあ覚悟地獄のシャワー炎天下 美味しい蒸しエビ

海で振る閉ざす目君の声たより 美味しい蒸しエビ

きらめいたスコール浴びて跳ねる僕 美味しい蒸しエビ

青空に膨らみゆくは入道雲 美味しい蒸しエビ

君のため着付けを習った夏祭り はままゆ

遠雷におへそを隠す子は3歳(みっつ) はままゆ

外回り自販機までは頑張ろう はままゆ

デカ過ぎやズッキーニちゃうやん子猫やん はままゆ

お絵描きに子が持つそれはオクラやで はままゆ

待つだけで実る恋かよ瓜の花 天岩御塩

憧れと恋はちがうと説くホタル 麻生ツナ子

冷えた部屋で昼寝を重ねる老犬よ うさぎと犬

炎天下花壇の砂丘を越えるアリ うさぎと犬

にがうりの遊ぶつる先揺らす風 うさぎと犬

洋館に人影のなく瑠璃蜥蜴 junchan

ハッシュタグ末尾に七つ夏の果て junchan

夕端居向田邦子遺稿集 junchan

マニキュアは親指のみに青林檎 junchan

西日射す象は背中に砂かけて junchan

売りの手土産経口補水液 自然対数乃亭吟遊

ありやなしや祝いに贈る薔薇の束 自然対数乃亭吟遊

思い出になき故郷の暑きかな 自然対数乃亭吟遊

水撒きを投げ出し子らは池に入り 自然対数乃亭吟遊

四つの子夏だけの友作りおり 自然対数乃亭吟遊

エアコンの風に腹出し我が愛兎 さわきゆり

紫蘇の香に後足立ちたる我が愛兎 さわきゆり

バイク乗り冷やせしソフトアレに似て さわきゆり

夏祭り氷イチゴの似合う君 Kotori

バトミントン羽根が絡まる百日紅 Kotori

炎天下働き蟻の後につく Kotori

雲の峰追い越していく新幹線 Kotori

パチパチと夏の終わりの花火哉 Kotori

天ぷらをじんわり食めば夏の月 つる

思い出をプールしている安吾さん つる

寄りたれば夏のケヤキに吾も似て つる

ひまわりの絵や校舎中夏休み つる

外に出でて夏の夜空に月想う つる

サイダーとあなたと僕の氷溶け セキグチヒサシ

悲恋ごと線香花火は消え落ちて セキグチヒサシ

豪雨のよう激しい恋はすぐに去り セキグチヒサシ

ソーダ水泡の向こうに褪せる夢 セキグチヒサシ

線香で夏の残像甦る セキグチヒサシ

吾も石も宇宙(そら)の粒なる天の川 deko

垂乳根の重力哀しのぼり鮎 deko

閑人の肝心を問ふ半夏生 deko

梅雨空やきのこの傘も登下校 deko

8/7 二十四句

文字通り命も賭して五輪かな N N

スポーツとウイルスの夏おもてなし  N N

夾竹桃被曝電車の走りくる 犬柴

彼岸花紅い唇母思ふ 広葉

旅立ちはとびらがひとつまたひとつ 広葉

夕立ちは心の雨を浄化する 広葉

いつつのわ世界が集う笑顔の輪 広葉

あかあおきみどりむらさき推しの色 広葉

無観客メダルラッシュ蝉時雨 なせじょーじ

いつの間に「ジジ」っと蝉が我が背から 奈星ゆかり

リエントリーレジェンド上野三十九 なせじょーじ

切磋琢磨国境超えて涙溢れ 奈星ゆかり

麦稈の縁で沿わせる雲の稜線 何処ぞのさん

水筒の栓の固さや初蛍 菊池洋勝

軽く無い切り出し握る油照 菊池洋勝

白服にカレーのあとや病み上がり 菊池洋勝

男より熱いサドルや土用餅 菊池洋勝

ピーケーで奪る勝ち点の裸かな 菊池洋勝

夏草にたも網持ちて沈みおり チコ

夏草の素直さあればきみを抱く チコ

紫陽花やこころ変わりの魔性かな チコ

夏の月はかなく消えし面影よ チコ

放課後の居残り悲し赤点の夏 チコ

きゅうと吠えまた犬眠るけさの秋 白

8/8受付分 三十一句

夏休み母の負担は二割増し ピリカ

落ちる汗あのイケメンとどう違う ピリカ

乙女らは装い闊歩す葉月尽 犬柴

夏帽子宴酔いしれ混ざる夏 ねじり

消えていく夏の証の日焼け跡 ねじり

夢の中水羊羹を背負う夏 ねじり

風つくるかっこいい君扇風機 ねじり

空蝉に自分の殻をあわせ見る ねじり

風鈴の軒に俳句の漢たち かなつん

見えさうで見えない恋の日傘ゆく かなつん

夏痩せて終日ハインライン手に かなつん

夜涼みの盤を挟みし父子かな かなつん

アパートの風呂にビキニのお母さん かなつん

かき氷掬ふ真白き肌に傷 みつこ

ガレージに雨の匂ひや夏の夕 みつこ

窓にセロテープの痕や夏季講座 みつこ

白南風やスタバのメニュー変はりをり みつこ

ケータイの通知の多き夏休み みつこ

熱帯夜カラス鳴きだして白む窓 レモンバーム

悔しさに眠れぬ夜の蟻地獄 レモンバーム

坂登る光る首筋青嵐 レモンバーム

制服の裾が短し登校日 レモンバーム

子が並ぶ父の作りし綿の飴 レモンバーム

かくれてた絮毛連れ出す夏の空 青猫

何思ふ撫でて硝子器伏せし母 青猫

枯れ鉢に詫びて湿らす夏の果 青猫

8/9 三十一句

黒ビール推理くらべのいとこ会 犬柴

囀りに夢から覚めて葉月入る 潤之介

夏盛り静かに壊れた給湯器 潤之介

昇級の壁の高さや百日紅 潤之介

赤黄色かんなの揺れる薬師池 潤之介

扇風機若人たちの金メダル 潤之介

語り出すしょうびの花よ朽ちてなお Marmalade

薔薇持たぬ真紅のドレス一輪の Marmalade

母探す子がもめの声海聞きぬ Marmalade

猛暑日に公園飛び交う水風船 かっちんさん

俺はここ耳に響くよ蝉の声 かっちんさん 

暑すぎて火傷しそうな滑り台 かっちんさん

猛暑日の貴重な日陰の電信棒 かっちんさん

あっトンボ指さす先にニラの花 かっちんさん

奇岩の風妙義神社の風鈴や 茉叶

翡翠色いのちの神秘蝉の羽化 茉叶

アスファルト蝉の幼虫歩きたり 茉叶

風鈴や祖母のミシンと合奏す 茉叶

お土産で出かけたつもり夏休み ままのすけ

手花火はまだ無理かなとはしゃぐ親 sumica

熱帯夜君の塩味二倍増し sumica

きぃきょろろきこきこききき黒鶫 sumica

マスクする?海水浴でマスクする!? sumica

東京を出て店開き秋立ちぬ Ginga Otake

メガソーラーパネルの露と芋の露 Ginga Otake

半袖着る戦禍の火種身のうちに Ginga Otake

猫の毛をふわりとつけし夏布団 Ginga Otake

科学者の視線ででむしの渦の上 Ginga Otake

夢だったスイカ丸ごと食べること とんとん

 ぴょんぴょんと砂浜熱くて跳ねてるね とんとん

夏の朝ラジオ体操まだ眠い くろしお


予選ラウンド中間報告↓


















励みになります。 大抵は悪ふざけに使います。