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おめでとう🎊note新規上場

今日、noteが新規上場を果たした。
資金調達がしやすくなり、技術力やサービス力が向上するなら、ユーザーとして大歓迎。

おめでとう🎊

しかしながら一方で、ユーザーとしての懸念も同時にある。株主の目を気にするあまり、クリエイターにとって息苦しいSNSになりはしないかということ。

上場説明のための有価証券届出書には、「サイト運営の健全性等」が影響度の大きな事業リスクとして掲げられている。

③ サイト運営の健全性等について発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大
(中略)
健全性を欠いたり、他者を誹謗中傷したりするようなコンテンツやコメントが投稿される可能性があります。当社では、クリエイターやユーザー向けに利用規約やガイドラインを策定しサイト上に明示することや、著作権への配慮や不適切なコンテンツの拡散抑止など安全・安心に利用いただくための「コミュニティガイドライン」の策定や、クリエイターが安心して創作するために著作権等の法律知識や知っておくべき情報に関する研修を「安心創作勉強会」として実施することによって、サービスの適切な利用を促すよう努めております。また、AI/機械学習及び専任のカスタマーサポートチームを併用したパトロールや、ユーザーからの通報に基づく対応を実施し、投稿内容等が利用規約で禁止している行為に該当する場合には、コンテンツまたはコメントの削除、利用の停止、検索結果からの除外などを行うことによって、健全なサイト運営を維持しております。また、パトロールにあたっては、社内マニュアル・基準を策定し、定期的に見直しを実施しております。

もちろん誹謗中傷などの取り締まりはとても大事なことだが、バランスを欠くとクリエイターの表現の幅を狭めてしまう。

同届出書には法人向けのnote proを強化する方針が記載されており、株主のみならず企業クライアントからの圧力も少し気になるところ。

イーロン・マスク氏がTwitterの買収理由として「言論の自由の擁護」を掲げ、投稿削除などの規制緩和方針を示してきたのとは対照的。Twitterは11月に株式の非上場化している。

近々、Twitterでは4000文字までの長文が投稿出来るようになるようだ。決済機能も搭載されるので、有料コンテンツ販売も可能になるであろう。クリエイター目線でのプラットフォーム機能としては、Twitterがnoteに接近してくる。

すぐさま長文SNSとして定着するかどうかはわからないが、noteにとって警戒すべき競合となることは間違いない。投稿規制方針やユーザーインターフェイス、その他居心地などによりユーザーの棲み分けが進むのか、どちらかがどちらかに食われるのか。

両プラットフォームのユーザーとして、行方に注目している。

励みになります。 大抵は悪ふざけに使います。