クラロワリーグ | CRL Asia | Thank you and farewell, "Joker"
2020年3月16日、統合された新リーグ「クラロワリーグ イースト」(Clash Royale League East)8チームの開幕ロスターが発表された。昨季のプロ選手で今回CRLを去る日本選手の数は過去最多の10人。
3月が終わる前に、1ファンからの送別メッセージを1日1本書いていくことにした。今日はその4日目。
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2020年1月28日、”Joker”が「クラッシュ・ロワイヤル」のプロ選手生活からの引退を発表した。彼はこれまで「クラロワ」の公式eスポーツリーグ「クラロワリーグ アジア」(Clash Royale League Asia, CRL Asia) において、日本のプロチーム DetonatioN Gamingの一員としてプロ選手活動をしてきた。
2019年S2にCRL入りした唯一の日本人ルーキーであり、1季かぎりでの早すぎる引退となった。
クラロワプロ引退します☺︎
関係者の方や、応援してくれた方ありがとうございました☺︎
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JokerのCRLにおける公式戦プロ通算成績はつぎの通り。
S2開幕前(8月17日)の「グループ選考会」で「1v1に特化した選手です」と紹介されたJokerだったが、案の定ブラフというか情報戦というかで、公式戦では主に2v2で出場をした。
彼がリーダーとして率いた日本の伝説的強豪クラン「Deep Swamp」時代のクラメンである盟友天ぷらとの2v2は試合ごとに連携を高めてゆき、右肩上がりでシーズン2を終えていた。2020年もDNGがCRLに参戦していたとしたら、彼ら2人の2v2が先発を務めていた可能性は高かった。
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惜しくもCRLでのキャリアを短く終えたJokerだが、実はCRLの歴史に1つ、彼だけの記録を残している。それは彼が、”世界中のCRLで最初にトリプル・ドラフトで試合をして、最初に勝った選手”ということだ。
2019年11月2日、CRL Asia 2019年S2の最終日。「アジア・ファイナル」と同日に開催されたのが、アジアで初めての「オールスターマッチ」だった。ファイナルに出場する2チームを除いた10チームから1人ずつ、ファン投票で選ばれた選手たちが大勢の観客の前で様々なエキシビジョンをプレイした。
Jokerはファン投票でDNG代表として選ばれ、ここに出場した。彼の出番はSet4の「トリプル・ドラフト」マッチで、相手はあのKIXのLegendだった。
(下の写真、どっちがJokerの手元か分かるかな?)
”2020年のCRL Eastではトリプル・ドラフトが公式戦で採用されるのではないか”という噂も流れている。けれど、非公式戦とはいえ、”CRLのトリプル・ドラフトで最初に試合をして最初に勝った選手”はDNGのJokerなのだ。この歴史的事実は今後も塗り替えしようがない。
余談ながらこの「オールスターマッチ」ではほかにも素敵なシステムが採用されていた。Setに勝った選手はその場でレプリカユニフォームにサインを書き込んで、ステージから観客席へ歩いていって、自分で選んだファンに直接手渡しでプレゼントすることができたのだ。
Set4の勝者となったJokerも当然この権利を得て、観客席の中から1人の少年を選んでサイン入りユニフォームを手渡すことになった。
Jokerの照れくさそうな、晴れがましいような表情も、受け取った少年のうれしさを隠し切れずにはしゃぐ様子も最高で、僕はCRLのことが一段と好きになってしまった。
何度見ても、良い。
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さて、気になるJokerの今後についてだが、引退宣言の際にこんなリプライが発信されている。
新天地は沖縄ですか!
Thank you and farewell, "Joker" ! ■
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Memories
▽2019/09/04
▽2019/09/14
▽2019/09/19
▽2019/09/20
▽2019/11/02
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Information
Joker
・CRL: DNG(2019 S2)
・Clan: Aeon Esports
・Best Trophies: 7659
・Titles: Best Season 13th (2019/1)
・SNS: Twitter
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Good luck!
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