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3月31日(金)版セクター別機関空売りヒストグラム

JPX「空売りの残高に関する情報」から各種セクター別の機関による空売り率の分布をヒストグラムを使ってみえる化してみた。具体的には

  • 東証市場区分:プライム・スタンダード・グロース

  • 東証規模区分別:TOPIX Core30,Large70,Mid400,Small 1,Small 2

  • 東証17業種区分:食品、エネルギー資源、建設・資材、素材・化学、医薬品、自動車・輸送機、鉄鋼・非鉄、機械、電機・精密、情報通信・サービスその他、電気・ガス、運輸・物流、商社・卸売、小売、銀行、金融(除く銀行)、不動産

  • 東証33業種区分:水産・農林業、鉱業、建設業、食料品、繊維製品、パルプ・紙、化学、医薬品、石油・石炭製品、ゴム製品、ガラス・土石製品、鉄鋼、非鉄金属、金属製品、機械、電気機器、輸送用機器、精密機器、その他製品、電気・ガス業、陸運業、海運業、空運業、倉庫・運輸関連業、情報・通信業、卸売業、小売業、銀行業、証券、商品先物取引業、保険業、その他金融業、不動産業、サービス業

と大きな分類から小さな分類まで分けてそのセクター別の空売り率の分布をヒストグラムにまとめてみた。
空売り機関に狙われやすい業種,逆に狙われにくい業種のみえるようになるのかご判断いただきたい。
※ 横軸が空売り率(%),縦軸が銘柄数

東証市場区分:プライム、スタンダード、グロース、その他

手抜きしてコード順にソートしている。ちょっと気持ち悪いがご了承いただきたい。109その他にはETFが含まれている。

東証プライム、スタンダード、グロース、その他

$$
\begin{array}{:l:r:r:r:r:r:}
\textbf{市場区分} & \textbf{空売銘柄数} & \textbf{最小} & \textbf{最大} & \textbf{平均} & \textbf{偏差} \\ \hline
111プライム & 541/1,836=29.5% & 0.50% & 16.32% & 1.71% & 1.96% \\
112スタンダード & 229/1,451=15.8% & 0.50% & 15.58% & 2.23% & 2.47% \\
113グロース & 243/524=46.4% & 0.50% & 18.64% & 3.18% & 3.12% \\
109その他 & 44/376=11.7% & 0.50% & 13.75% & 2.50% & 3.32% \\
\end{array}
$$

JPX空売り報告の条件が0.50%以上なので最低は0.50%となるのは当然として平均値の他に標準偏差も求めているので,グラフの分布の偏りが数値から読み取れれば幸いだ。

東証規模別:Core30、Large70、Mid400、Small1、Small2

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