23.02.15(水)底堅くない
取引開始前の見通し
今日の日経平均株価は、底堅い展開が想定されている。
前日の米株市場でナスダック総合<.IXIC>が上昇したことや、ドル/円相場の円安進行が支援材料となり、日本株は買い優勢でスタートする見通し。
特に輸出株はしっかりした値動きが見込まれている。
ただ、材料が乏しく、値幅を伴った動
きになる可能性は低いとみられ、取引一巡後は米株先物や為替動向をにらみながらの展開となりそうだ。
日経225 5分足
始値27,686
高値27,720
安値27,444
終値27,501
1日の流れ
日経平均は、前営業日比−100円と、反落して取引を終えた。
1月の米消費者物価指数の発表を通過した安心感を支えに買い優勢で始まったが、日銀による金融政策の修正への警戒感がくすぶって上値を抑えた。
ただ、下げ幅は限定的で方向感を欠いた。
銀行株や保険株がしっかりとなり「日銀プレーが再開しているようだ」との声が聞かれた。
次期総裁のスタンスについては市場の見方は定まっていないが「話題になりやすく、関連株が物色されやすい」という。
一方、輸出関連株は上値が重かった。
時間外取引の米株先物が軟調だったことや、アジア株安も弱気心理につながった。
ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社、バークシャー・ハザウェイが半導体受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)株の保有を削減したと伝わり、関連株の重しになった。
市場では、今回の米CPIについて、決め手を欠いたとの受け止めが聞かれた。
「悲観一色でも楽観一色でもなく、コンセンサスがまとまっていない」。
プライム市場の売買代金は2兆7304億0600万円だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが624銘柄(33%)、値下がりは1127銘柄(61%)、変わらずは85銘柄(4%)だった。
今日の取引
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