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23.03.08(水)10日のSQ期待感ある模様

取引開始前の見通し

今日の日経平均株価は、軟調な展開が想定されている。

前日の米国市場では、パウエル米連邦準備理事会議長の議会証言で金融引き締め強化が意識され、主要株価指数がそろって大幅下落した。

東京市場でも全体的に売りが広がるとみられており、節目の2万8000円を割り込む可能性もありそうだ。

一方、為替の円安進行は日本株の支援材料になるとみられ、下値を支えるとみられる。
   
前日の米国市場では主要3指数が大幅安となった。パウエルFRB議長が上院での議会証言で、利上げペースの加速を示唆したことから、金融引き締め強化による景気悪化が意識された。

きょうの日本市場では米株安の流れを受け、売りが優勢となりそうだ。
   
今日は国内で1月の国際収支(財務省)や2月の景気ウオッチャー調査(内閣府)が発表される。

米国では、2月のADP雇用報告や1月の貿易収支(商務省)が公表される予定。

日経225 5分足

始値28,237
高値28,469
始値28,232
終値28,444

1日の流れ

日経平均は、前営業日比135円高と、4日続伸して取引を終えた。

前日の米国市場では主要株価指数が下落したが日本株は円安が相場全体の支えになったほか内需株が底堅く、終値ベースで昨年9月以来、約半年ぶりの高値となった。
   
日経平均は安く寄り付いたものの、短時間でプラスに転じた。

アジア株は総じて軟調だったが「日本株は円安を支えに上昇した」とシニアマーケットアナリストは指摘する。

10日のSQ算出を控え買い方の思惑も入っ
たようだ。
   
前日の米国市場では、パウエルFRB議長の議会証言を受けて金融引き締めの再加速が警戒され主要3指数が下落した。

一方、ドル/円で137円台へと前日から1円以上、円安が進んだ。

輸送用機器や電気機器、機械などの輸出関連株が目立って強かったわけではないが、円安は米株安の中で、関連銘柄の下支え要因になった
とみられる。

加えて、小売業や陸運業などの内需株もしっかりだった
中国景気回復への期待は根強く、インバウンド需要増への思惑が株価を押し上げた。
   
プライム市場の売買代金は2兆7202億8500万円だった。

東証33業種では、値上がりは陸運業や小売業、不動産業など24業種で、値下がりは鉱業や非鉄金属、石油・石炭製品など9業種。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1237銘柄(67%)、値下がりは521銘柄(28%)、変わらずは77銘柄(4%)だった。


今日の取引

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