【金融不安再燃】三菱UFJどうなる?? ファースト・リパブリックによる金融不安・・・
◆日本のマーケット
🔸日経平均 28,457 +41円
今日も日経平均は小幅な動きとなりました。
28500円を軸におおきな材料がでてくるまでは、この水準を維持しそうですね。
そして、値上がり率TOPは銀行業の+1.49%です!😃
久しぶりの上昇です!
しかも三菱UFJは5営業日連続で下げていました。
とはいっても好感材料がでたので、買われた上昇ではないんですね。。
先週末あたりから、売られ、アメリカのファースト・リパブリックの決算を受けて下げ、その安さからの買いが今日は模様です。
🔸海運株…
あと、気になるのが、先日取り上げた、海運 今日は0.34%と小幅な減少ですが、8日連続と下げているんですね・・・
いつも安いところで、買われて、反発してくるんで、やはり決算を控えて、手控えている感じもします。なので、4月28日の商船三井の決算が注目されてくるとおもいます!
では、このところ、金融不安が再燃していきているとのことで、その発端となっている、アメリカのファースト・リパブリックの情報をみていきましょう!
◆ファースト・リパブリック
🔸第1四半期決算
まず、24日に発表された、決算の内容をおさらいでみていきます!
一番、インパクトがあったのは、1000億ドルの預金流出であります。
3月のときは、大手11の銀行から支援で、300億ドルの預け入れがあったので、それで一件落着したかにみえましたが、実は、それ以上に引き出されていたんです。。
決算後の発表で、CEOは、支出を大幅に減らす措置を講じていると説明、しかし、会見は、15分ほどで、終了し、アナリストからの質疑応答を設けることなく終了とのことで、会見は、よろしくない印象をうける形となりました。。。😥
そういった影響もあとからみていきますが、決算後の株価に反映されたのではないかと思います。。。
◆5月FOMCの利上げについて
🔸利上げ停止が決定される可能性も・・・
この記事のとおり、5月FOMCの利上げは排除できないのではと言うことです
これは、エバコアという、アメリカの金融調査大手の会社の見解では
ファースト・リパブリックの件もあって、5月は利上げを見送って、6月の利上げがあるのではということも可能性としてはあると述べています
今は、FOMC直前なので、メンバーからの発言は控えられていますが、
発言ができるブラックアウト期間までは、5月は0.25ポイントは決定的で、そして6月から利上げを停止する方向であるとの予定で、市場もそれを受け止めていました
FOMC前にファースト・リパブリックの件が浮上してきたので、果たして、5月のFOMCではどうなるかが非常に悩ましいところではあるとおもいます
物価はまだ高止まっていますし、でも金融不安があるという状況です…
◆3月のFOMCの舞台裏
🔸通常は1週間前に決まっている
こちら、金融不安が起きたの3月の0.25%利上げ決定の舞台裏の記事です
イメージでは、FOMC2日間の中で話し合われるのかなと思っていましたがそうではなく、通常はFOMC前の1週間前に決まっているんです
なので、次は、5月2日、3日とのことで、もう1週間をきっているので決まっていてもおかしくないわけです
ただ、3月のときは金融不安真っ只中だったから、FOMCの2日前に決まったとのことです
なので、今回の場合はわからないですが、予定通り、0.25ポイントの利上げをするという可能性は非常に高いと思います
◆金利予想
🔸0.25ポイント利上げ予想が多い
ということで、、次のFOMCの利上げ予想なのですが、
・0.25ポイント利上げ予想
1週間前:84.5% 27日:76.7% と少し減少
・利上げなし
1週間前:15.5% 27日:23.3% 微増です
これを見る限り、FOMC直前までにさらなる緊急的なことが起こらなければ予定どおりの0.25ポイントの利上げが濃厚ですね
◆ファースト・リパブリックチャート
🔸4月25日 -49.38%
ファースト・リパブリックのチャートです
4月25日に約49%下げて、そして26日は約29%下げてます
2日間で80%下げたことになります
チャートでみると、25日、26日で80%下げたんですが
そこまで下げたようにはみえないです
これはもともとの株価の価格が大きいか小さいかが影響しています
2月上旬のときは、147ドルでした
それが、今では5ドル代です・・・
25日、49%下げたときは16ドルから8.1ドルにさげたので49%の下落となったんです。
この高値圏での8ドルの下げであれば、割合は少しですが、もともとの価格が、10ドル前後なので、同じ8ドルの下落でも、減少の割合は大きくなります
◆三菱UFJチャート
🔸27日 860.1円 +2.0%
三菱UFJのチャートです
5営業日ぶりに買われました😃
このようにトレンドラインを引いてみたのですが、一応は、下げた状態からは、右肩あがりでしたが、ファースト・リパブリックの件などもあり、一時的に、下限のラインを割り込み今日買われて、なんとか戻してきた状態です
なので、28日の日銀の金融政策次第でどっちかに動くことは想定できます
金融緩和であれば下落ですし、ほぼないですが、イールドカーブコントロール修正、撤廃の件などにふれてきたら、銀行株は株高です!
ただ、植田総裁の所信聴取と、就任会見、25日の財務金融委員会でも「イールドカーブコントロール」という枠組みで金融緩和を続けることが適当だということを言っているので、今回の会合でも考え方は一緒だと思います
◆3月10日の会合
🔸3月10日のときは、金融緩和継続
参考までに前回の3月10日のとき、金融緩和継続と伝わりました
どう動いたかというと、大きく下落しているんですが、これは、この日にシリコンバレー銀行の金融不安が伝わってきての下落なんです
なので、市場も何度も植田さんは、しばらくはイールドカーブコントロールを修正してこないと思っているので、ある程度は織り込んでいると思います
ただ、金融緩和と伝わると、アメリカの金利が上昇し、為替が円安に振れ、それで、銀行株(下がる)だけでなく、日本の株(上がる)への影響は多少はあると思います
◆三菱UFJ 信用データ
🔸4月21日 8.9倍
直近の需給を見る上で信用倍率などをみていきます
21日の週は、8.9倍と一時10倍を超えていましたが、ほんの少し落ちついてきた感じです
21日の週、売り残が670万株から、775万株に増えているのは、
850円代あたりから890円台まで上昇したためだと思います
ということは、株価は以前から、比べて安値水準であるのに、少しあがると、売り目線の人が増加するということですね
そして、
これは予想ですが、次の週は、株価が調整して下げていた局面で戻しきているので、今度は買残が増えてきているとおもわれます
なので倍率が、ひょっとしたら、8.9倍からあがる可能性もあるのかなとみています
いずれにせよ、需給面では、すこし重たさを感じるので、株価が、上昇しながら、買残が減少して、倍率が低下していけば、需給は良好になっていくと思われます
◆日銀金融政策決定会合
🔸4月27日、28日開催
そして、さきほど少しふれましたが 今日27日から、日銀金融政策決定会合が開かれます!
物価の基調的な動きが2%に達すると見込まれれば、金融緩和策は正常化の方向に向かうという見解を示しましたが、まだ出口に向けた具体的な方法を示す段階ではない
とのことで、これがなによりの金融緩和維持をしますというメッセージかとおもいます
21日に日本のCPIが発表されましたが、生鮮食料品・エネルギー除いたコアコアのCPIが3.8%と予想3.6%を上回っています
出口戦略は、物価の基調的な動きが2%に届き、緩和策は正常化に向かうとのことです
とのことで、就任してすぐに改革をするより、じっくり緩和をして、様子をみて修正なりをしていく方針だというのを、会見などをみて強く思いましたし信念が強いという印象を受けました
なので、サプライズでしてこないことのほうが高いと思われるので、イールドカーブコントロールの件は、もう少し先になるとおもわれます
◆経済指標
🔸重要イベント多い!
最後に重要イベントをみていきます!
とくにFOMC前のイベントとしては、PCEデフレータ-がありますし、
5月に入ってから、ISMの景気関係、と雇用関係が1週目に盛沢山です
そんな中のFOMCです!
この黄色くしているのは、日本はゴールデンウイークでこの内容を織り込みにいけず、この内容を受け止めるのは、5月8日月曜日になります
なので、この中でもインパクトの高い、FOMCの結果や、金曜の雇用統計の結果などを織り込む動きになるのかなとみています!
休みの日の発表になりますが、これらの内容もみていきましょう!
では、本日も最後までご覧くださりありがとうございました!
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◆本日の動画
今回のYoutube での動画版になります!音声でということであれば、よければご視聴ください!
◆株とびら Youtube https://www.youtube.com/c/株のとびらチャンネル Youtube 含め、よろしくお願いいたします!