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5834 SBIリーシングサービスの銘柄分析 2024年6月3日
コード: 5834
銘柄名: SBIリーシングサービス
業種・特徴
SBIリーシングサービスは、航空機や船舶などのオペレーションリース業を主軸としている。
総合個人評価
【B】
終値
3,025円 (2024年6月3日)
銘柄サマリー
市場: グロース
時価総額: 約235億円
PER: 6.44倍
PBR: 1.11倍
ROE: 17.2%
割安性
※直近上場来データ(約1年半)
PER:
MAX: 10.9倍
平均: 7.3倍
MIN: 5.6倍
PBR:
MAX: 2.01倍
平均: 1.17倍
MIN: 0.89倍
平均ROE: 16.1%
【割安性評価】
上場後まだ1年半しか経っていないため、過去との比較はあまり参考にならないものの、上場来の平均と比較すると現在のPERとPBRはほぼ中間圏か、やや割安圏にあるといえる。
財務
時価総額: 約235億円
自己資本比率: 24.6%
キャッシュ: 126億円
有利子負債: 480億円
営業キャッシュフロー: ▲266億円
【財務健全性評価】
自己資本比率は業界平均程度で、特に問題は見られない。しかし、営業キャッシュフローが大きくマイナスであることが指摘される。これは、オペレーションリース業の特性上、商品組成に伴い一時的に大きな支出が発生するためである。このため、財務の健全性評価は一概には評価できない。
需給
発行株式数: 777万株
特定株の割合: 77.7%
特定株以外の株式数(流通株式数): 約173万株
信用貸借区分: 貸借銘柄
貸借倍率: 97.95倍
買い残: 53.8万株(流通株式数の31.1%)
出来高: 5.49万株(流通株式数の3.17%)
売買代金: 1.65億円
【需給について】
個人投資家の信用買い残が積み上がっており、需給は非常に悪化している。機関投資家の空売りは直近では観測されていないが、流通株式数に対して買い残が多いため、上値が重い状態が続いている。何か大きな材料が出ない限り、上昇の余地は限定的と言えそう。
業績
決算月: 3月
前々期経常利益: 35.3億円(前期比: 25.5%増)
前期経常利益: 49.4億円(前期比: 40.0%増)
今期予想: 53.0億円(前期比: 7.2%増)
前期売上対営業利益率: 9.8%
直近四半期の経常利益:
2024年1Q: 10.5億円(前期比: ▲14%減)
2024年2Q: 24.4億円(前期比: 51.0%増)
2024年3Q: 36.6億円(前期比: 147.4%増)
2024年4Q: 49.4億円(前期比: 40.0%増)
【業績評価】
四半期ベースでは業績のブレが見られるものの、通期では順調に売上を伸ばしている。2025年3月期は、在庫状況も豊富で販売額も30%増を予想しているが、売上や経常利益はやや保守的な見通しと言えそう。
配当
配当方針: 成長に応じた利益還元を継続的に実施。
配当性向:
前期実績: 22.6% (配当: 100円)
今期予想: 21.3% (配当予想: 100円、利回り: 3.3%)
テクニカル
上場以来、綺麗なカップの形を形成していたが、高値の4000円の壁で反落し、カップウィズハンドルのハンドル部分を形成できずに調整が続いている。本来、ハンドル部分の調整は10~15%程度が望ましいとされているものの、高値からの調整幅は25%程度に達しており、カップウィズハンドルの定義を満たさなくなりつつある。調整幅の大きさやテクニカル的にはそろそろ反発の可能性も考えられるが、下落の勢いが強いため、4000円の壁を超えるのは容易ではないかもしれない。
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