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初心者でも簡単♡色色ノコギリクワガタ🪚

ノコギリクワガタはアゴの形状がカッコ良くて人気な種類の1つです。国産は夏になれば、ペットショップやホームセンターでも割と安価で購入できます。採集も簡単!(私は採集は苦手💦)

国産ノコギリクワガタといったら、
コレ↓ですね✨いやー、カッコイイ!!

フリー素材から転用

カッコイイ!!とか言いながら、実は子供はあまり好きではありませんでした😂

ヒラタやミヤマと比べて良く見かける。すぐ死ぬ。と言った理由です。

私がブリードを始めたのは2020年頃なのですが、子供の頃の印象が強く残っていた為、初めに手を出したのは王道のオオクワガタでした。

ノコギリクワガタにハマったキッカケは、ミラビリスノコギリを知ってからとなります。

ミラビリスノコギリクワガタ


私、赤い虫と青い虫にとにかく弱いんです🥹

コロナ禍ということもあり、入荷がなく少ない情報を頼りに色んなショップや個人ブリーダーさんにとにかく連絡しまくってGETすることができました。(その方には今でもお世話になってます🥹)その過程で色んなノコギリクワガタを知ることとなり、サイズ・形・カラーバリエーションの豊富さからどっぷりとノコギリクワガタの世界にハマっていきました。

容易に購入できるものは、恐らくほとんどブリードしたと思いますが、写真が見つからないのもいます💦現在はある程度、絞ってブリードをしています。

↓今ブリードを続けている種

スペキオススノコギリクワガタ
ラフェルトノコギリクワガタ(ピンクアイ)
ブルイジンノコギリクワガタ(bomansi)
ウムハンギノコギリクワガタ
ミラビリスノコギリクワガタ
ラテロタルススノコギリクワガタ.ssp
アスタコイデスノコギリクワガタ(reni)
ハスタートノコギリクワガタ(ナカゴメイ)
スペクタビリスノコギリクワガタ
グラキリスノコギリクワガタ
ラテラリスノコギリクワガタ(原名亜種)
ノズノコギリクワガタ
ポルトンノコギリクワガタ(変異種)

自分で紹介しておいてなんですが、ん?本当にコレだけかな?と思ってます笑(たぶん他にも飼っていると思います笑)

外国産を見ていると国産のノコギリクワガタが地味に感じてしまいますよね??
でも、実は国産にも「トカラノコギリクワガタ」という色ノコ存在します。

トカラノコギリクワガタ(中之島産)
トカラノコギリクワガタ(悪石産)CB個体

鹿児島県沖のトカラ列島(十島村)に棲息する鮮やかなオレンジ色をした種類です。日本一綺麗な種類と言えると思います!産地や累代の深さによってカラーが変わるようで、写真の悪石産は元はオレンジっぽかったのが徐々に黒化していったそうです。

ノコギリクワガタをオススメする理由としては、ブリード難易度の低さです。ただし、どの種に関しても言えることですが、全部が簡単なわけではありません。同種によっても亜種で難易度が変わります。

そこで、初心者の方でも簡単かつ成功率が高ブリード方法をお伝えしますので、是非ともノコギリ沼にハマってください😆


▪️オススメの種(難易度1〜2)

【難易度1〜2】
産卵マットだけで大成功できる。

・アスタコイデスノコギリクワガタ
・国産ノコギリクワガタ
・ラテラリスノコギリクワガタ
・ブルイジンノコギリクワガタ
・スツラリスノコギリクワガタ
・マクレランドノコギリクワガタ
・ピスラギアトゥストノコギリクワガタ
・フクスクノコギリクワガタ
・フルストルファノコギリクワガタ
これらは、亜種に関係なく簡単です。特にアスタコイデスはオススメです✨

・ギラファノコギリクワガタ(フローレス)
・オキピタリスノコギリクワガタ
・アンティローペノコギリクワガタ
・ブッダノコギリクワガタ
・フランシスノコギリクワガタ
・ファブリースノコギリクワガタ(タカクワイ)
・パッサロイデスノコギリクワガタ
この辺りは、亜種によっては難易度が変わります。

ギラファノコギリクワガタ(フローレス)
アスタコイデスノコギリクワガタ(ドゥベルナルディ)
ブッダノコギリクワガタ
ジェンキンスノコギリクワガタ
アスタコイデスノコギリクワガタ(ラオス産)
ファブリースノコギリクワガタ(タカクワイ)
フランシスノコギリクワガタ
タカサゴノコギリクワガタ
アスタコイデスノコギリクワガタ(ブランカルディ)
アスタコイデスノコギリクワガタ(カルベイ)
アンティローペノコギリクワガタ
アスタコイデスノコギリクワガタ(フラテルナス)
アスタコイデスノコギリクワガタ(パリディペンニス変異種)

▪️中級〜上級(難易度3〜4)

【難易度3】
難しくはないが産卵材を入れた方が好ましい種類。(無くても産みます)ちなみに、難易度3までの種では失敗はほぼありません。

・ファベールノコギリクワガタ
・ノズノコギリクワガタ
・ヒエッケノコギリクワガタ
※国内に流通してるのを見たことがありません。ラッキーなことにWD♀単品を入手することに成功しましたが管理が甘く累代に失敗しました。

・ロメオノコギリクワガタ
・ジュリエットノコギリクワガタ
・ゼブラノコギリクワガタ
・イジェンノコギリクワガタ
・イソガイノコギリクワガタ
・ウォレスノコギリクワガタ
・カネギエーテルノコギリクワガタ
・キリペスノコギリクワガタ
・グラキリスノコギリクワガタ
・ゲルツードノコギリクワガタ
・コルポアラルノコギリクワガタ
・コンフキウスノコギリクワガタ
・スペクタビリスノコギリクワガタ
※流通量は少なくなく難しくもないと思いますが私は苦手です💦

・スペンスノコギリクワガタ
・セリコルニスノコギリクワガタ
・トラグルスノコギリクワガタ
・トレスノコギリクワガタ
・ドエスブルグノコギリクワガタ
・ドルサリスノコギリクワガタ
・ハスタートノコギリクワガタ(モエニエリ)
・ビソンノコギリクワガタ
・ラフェルトノコギリクワガタ
・サバゲノコギリクワガタ

ドエスブルグノコギリクワガタ
スペクタビリスノコギリクワガタ
グラキリスノコギリクワガタ
イソガイノコギリクワガタ
コンフキウスノコギリクワガタ
ヒエッケノコギリクワガタ♀
ファブリースノコギリクワガタ(タカクワイ)
コルポアラルノコギリクワガタ
ゼブラノコギリクワガタ(ledae)
ノズノコギリクワガタ
ジュリエットノコギリクワガタ(ロメオ?)
ファベールノコギリクワガタ
サバゲノコギリクワガタ


【難易度4】
産卵材は必須。産ませ方にコツが必要。クセがある為、爆産は難しい。私は、採れたり採れなかったり失敗経験もある種類です( ;  ; )

・ミラビリスノコギリクワガタ
・ウムハンギノコギリクワガタ
・ラテロタルススノコギリクワガタ
・ドリスノコギリクワガタ
・スペキオススノコギリクワガタ
・ギラファノコギリクワガタ(ダイスケ)
・ハスタートノコギリクワガタ(原名亜種)
※ブラックハスタート
・ハスタートノコギリクワガタ(ナカゴメイ)

ドリスノコギリクワガタはWF2で絶えました。スペキオススノコギリは難しくはないと思うのですが私は採れません(現在3回目のチャレンジ中!)💦ブラックハスタート、ギラファノコギリクワガタ(ダイスケ)は少量しか採れたことがありません。

スペキオススノコギリクワガタ
ウムハンギノコギリクワガタ
ラテロタルススノコギリクワガタ.ssp
ドリスノコギリクワガタ
ハスタートノコギリクワガタ
ミラビリスノコギリクワガタ

▪️お手上げ😅(飼育難易度5)

【1桁〜0】
何度もセットを変えたりチャレンジしてみたが良い結果が得られなかった。累代に必要な頭数が得られなかった。ネットで調べても詳しい方に聞いても良い返答が得られなかった種。

・セリケウスノコギリクワガタ
WDを3回購入。セットも10回以上変えたがゼロ。(タローニと似てる)

・タローニノコギリクワガタ
WDを購入。セットは3回変更したがゼロ。流通が少なく再チャレンジが難しい。

・スピネウスノコギリクワガタ
WF1を購入。WDは多少は産むらしいが、累代品はかなり難しいとのこと。ブリード前に⭐︎に😭

・モーニッケノコギリクワガタ
WDを3回購入。産ませ方はわかったが毎回1桁しか採れない。なぜか♂か♀に偏り累代にチャレンジすらできていない。

タローニノコギリクワガタ
スピネウスノコギリクワガタ
モーニッケノコギリクワガタ

飼育難易度5の種類は、もうチャレンジしないと思います😂

▪️ブリード方法(難易度1〜3の種)

【準備するもの】
・産卵用のマット(微粒子)
産卵1番など。私はフェロールを使用。

・ケース
コバエシャッター小〜中。生体のサイズに合わせます。

・転倒防止剤
水苔や枝、割り箸など何でもOK。小型種の場合は水苔が好ましい。

・産卵材
柔らかめのホダ木。(爪で押さえて凹むくらい。)ナラ・コナラ・クヌギなら何でも良い。種によっては必要ない。

産卵材は、2〜3時間加水して皮を剥いてから半日ほど天日干ししたものを使用。種類によっては、乾燥したまま皮を剥き表面を軽く加水する程度。

【ペアリング】
WDはペアリング無しで産むことも多いので、♀の上に♂を置きます。♀が嫌がっている。逃げる場合は交尾済みと判断します。

後食開始から3週間〜1ヶ月でペアリングを行います。ノコギリクワガタは凶暴です!♀殺しをしますので、顎を縛るか目視でのペアリングをオススメします🙆(少し目を離した隙に♀を殺されたことがまだ何度かあります。)

顎縛り中(インペラトールホソアカクワガタ)

顎を縛れば同居ペアリングも安心です。1日〜3日同居させたらペアリング完了とみなします。ペアリングが完了している場合は、♂が♀の上に覆い被さる行為(メイトガード)が見られる場合かま多いてます。

ハスタートノコギリクワガタ(ナカゴメイ)のメイトガード
メタリフェルホソアカクワガタのメイトガード

【セット方法】
①マットを加水。手で握って軽く固まるくらい。マットはロット差があるので少しづつ加水した方が良いです。

②ケースにマットを入れます。底3㎝〜5㎝はケースが割れるくらいの力で押して硬く詰めます。残りはケースの8分目くらいまで硬く詰めます。

産卵材を入れる場合は、底3㎝をケースが割れるくらいの力で硬く詰めて、その上にふんわりマットを置いて産卵材をセット。その上からマットをかけて隙間なくギュッギュッと詰める。(種類によってはマットを軽く押さえる程度。)

③マットの上に転倒防止材とゼリーを置いてセット完了!♀を入れるだけ。

難易度1〜2は、材を入れなくてもほぼ、問題ありません。産みが悪い時や念には念を。という場合は材を入れてください。

【割り出し】
採卵でも幼虫での割り出しでもどちらでも構いません。私は幼虫が見えてから割り出しします。ケース側面に初令幼虫が確認できたら、ケースをひっくり返して割り出します。

幼虫は120ccプリンカップに個別管理。マットは産卵使用したものと、新しいマットを5:5で混ぜたものを入れます。卵が出てきたら、430プリンカップに5〜10個をまとめて入れて管理します。

【マット交換〜羽化】
3ヶ月に1回もしくは、プリンカップの中のフンが目立つ場合に交換します。初令〜2令後期までは120cc。3令からは430ccに入れ直します。

カップの底にマットを敷き、幼虫を置いて上からマットをかぶせます。かぶせた後は幼虫を潰さない程度でギュッと硬めに詰めます。

ちなみに、私が使用しているマットは以下です。

・大きくしたい場合
MDクワガタマットプロ改
栄養フレーク

・安全に羽化させたい場合
フェローマット
産卵1番

基本的に、難易度が低い種はさほどマットにこだわらないです。

小型〜中型は、そのまま430ccで成虫まで持って行きます。サイズを出したい場合には800ccのボトルやカワラ菌糸を使用します。大型の場合は、1400cc〜2300ccに入れた方が無難です。

後は定期的(3ヶ月くらい)にマットを交換するだけです。

小型や中型であれば半年〜8月。大型の場合は約1年程で羽化します。

【まとめ】

簡単かつ多産で見た目も良いノコギリクワガタからブリードをスタートするととても楽しめると思います✨特にアスタコイデスノコギリクワガタは安価でオススメです✌️

難易度4以上のブリード方法につきましては、また別の記事に書かせて頂きます👀

余談ですが、私は何度か交雑を疑われたことがあります。恐らく、変異種を多くブリードしていたからだと思います。もちろん意図してすることはありませんが、購入した個体が交雑種の可能性も充分あり得ることです。交雑を疑われた種は、ほとんどアスタコイデスでした。

1回目
アスタコイデスノコギリクワガタ(フラテルナス)WDの持腹でペアリング無し。

2回目
アスタコイデスノコギリクワガタ(パリディペンニス)変異カラー。ショップ購入品。

3回目
アスタコイデスノコギリクワガタ(スマトラベンクール産)変異カラー。ショップ購入品。

4回目
ポルトンノコギリクワガタ(西シアン産)変異カラー。オークション購入のWF9。

当たり前ですが、全て潔白です💦
2回目3回目に関しては、絶対に交雑するような方ではない方のブリード品(委託品)を購入しております。迷惑がかかるので詳しくは言えませんが🙇‍♂️

個人的にはHB(ハイブリッド)は否定的ではありませんが、それを伝えずに売って流通するのは良くないと思っています。虫界隈のほとんどの方がHBに対して否定的です。

多くブリードしていると知らぬ間に交雑してしまう危険性もあります。余計なトラブルにならないように、脱走しないようにすることとラベル管理を徹底しましょう😊

最後に、難易度は私の経験を元にしております。飼育環境もそうですが、ブリーダーさんによっても違う見解もあると思います。あくまで、私個人の意見となります。

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