メガバンク3行の株価が揃って下がっている件

ブログ「株価プレス」でメガバンク3行の株価の分析してみました。

三菱東京UFJ銀行 

三井住友銀行 

みずほ銀行 

株のブログやっていると気付くのは、株価が下落している銘柄の検索アクセスが増えます。そんなに多くの銘柄の分析記事を載せている訳ではありませんが、明確にその傾向があります。で、メガバンク株も先週から検索数が結構増えていて、じゃあ更新するか、ということで秋に書いた記事を更新してみました。

まぁしかしキレイに3行揃って株価が下落してます。昨年の夏以降、メガバンク株はいい所なし。そして今年に入って、下落が加速。このままどうなってしまうんだ?、と思っている方も多いと推察されます。

ちなみにこれまでのメガバンク株の株価下落、先日発表された日銀のマイナス金利導入の影響は殆ど入っていません。マイナス金利導入が更に株価の下落を加速させる可能性もありますが、いずれの銘柄も株価的には節目に差し掛かっているので、材料出尽くしで漸く反転の可能性もあります。

だからダメですよ、安直にマイナス金利導入だけでメガバンク株ショートしたら。他に自信のある根拠があれば話は別ですが。

けど1月のメガバンク株の下落、各方面に結構影響が大きいのでは?メガバンク株は、時価総額高いので投資信託他、組み入れている先が多いので、となるとダイレクトにパフォーマンスに響いてきます。

個人的に一番興味あるのは、GPIF。8~10月の赤字は四半期のことなので、金額さておき大目にみることができますが、1~3月期も赤字で通期でも赤字でした、何て事になると運用方針の転換は大失敗・・・、ということになりかねません。払い出し超過になっている年金財政、ここで棄損させている余裕はないのですが・・・。

尚、GPIFについては以前ブログで記事を書いているので、興味がある方は、そちらをご覧いただければ幸いです。

「GPIFの問題点は損失額よりも株を売りたい時に売れない所」

ファンダメンタル的には逆風のメガバンク

実はメガバンク、ファンダメンタル的には結構逆風です。そりゃ金融危機の頃と比べれば、全然儲かっていて、しっかり法人税も払っていますが、2016年は状況は2015年と比べれば逆風。

①マイナス金利導入

日銀がまさかのマイナス金利導入。メガバンククラスであれば、その影響は限定的ではありますが、それにしても住宅ローンの金利に既に影響が出ているように、影響を全く受けない訳ではありません。

②資源価格下落の影響

どうやら2016年の資源価格の上昇は難しそう。そんな中で、資源系企業の破綻が2016年も続く可能性があります。

実はメガバンクは海外で資源系企業の与信を拡大していて、それらの企業がバタバタと倒れてしまうと、日本のメガバンクではありますが、海外の損失がデカクなる可能性が。昨年秋に一部で話題になったグレンコアというスイスの世界的資源会社がありますが、メガバンクもグレンコアに融資してます。

2016年、世界の資源会社がどうなっていくのか、実はメガバンク(金融当局)も固唾を飲んで見守っています。

そんな訳で、株価は半年先を予想する、との説を取るのであれば、ここ最近のメガバンク株の下落、将来を先読みしている可能性もあります。

まとめ

メガバンク株3行まとめて分析したので、まとめ的にnoteで分析後の四方山話をしてみました。

noteをどういう位置づけにするか、まだ答えはでていませんが、本家のブログで書いてないような、四方山話を書くのもいいのかな、とは思っています。

そんな訳で実質的には第1弾の投入となったnoteの記事。方向性まだ定まっていませんが、ノンビリやっていきます。今後ともよろしくお願いいたします。

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