4425;Kudanについて

初めまして!来年度医学部3年、20歳の学生投資家のゆう(Twitter@kabuhonki)です。今回完全な自己満足でノートを書かせて頂きます。これを書かせて頂いたのは2021年3月7日です。そうイグニスがMBOを発表した記念すべき3月5日の翌々日です!完全に惚れ込んでしまっていたイグニスがこのような発表をしてしまって、嬉しいんだか悲しいんだかなのですが、安心したのも事実で、ほっと一息ということで次の夢ある銘柄Kudanについてノートを書こうかなと思い至りました。また僕はこのKudanという会社に3100円ほどでNISA枠を使って投資をしております。

今回Kudanについて以下の順番でまとめさせて頂きたいと思います。Kudanとはなんぞやという何も知らない人でもわかるようにまとめましたので、是非読んでいただけたらと思います。

1,Kudanとはまず何をしている会社なのか

2,Kudanの社風と経営者、目指しているもの

3,現状と今後の将来性について

4まとめ

3が1番大切なので時間のない方はそれを優先して読んでいただければと思います。長くなってしまい申し訳無いです。

1について、僕の調べたことをまとめます。調べれば、調べるほど夢あるとても面白い会社でワクワクが止まりません。
Kudan公式ホームページにもあるように、Kudanはあらゆる機械やデバイスが目指すことになる自律化や無人化に対して欠くことのできない技術を提供するプレイヤーとなることを目指しています。従来人工知能が学習するためには何らかの意味をもつ情報を与える必要があったものの、人工知覚(AP)と人工知能(AI)を眼と脳のように連携させることで、機械はますます人間のように世界を感じ取り、インタラクションすることもまた目指しています。すごく簡単にまとめると機械がまるで人間のように様々な視覚情報を認識して、考えることが出来るようになってしまうということです。(Kudanが化ける頃には恐ろしい世の中になっていそうです、正直ちょっと怖いです)
具体を挙げると、自動運転、スマートシティ等の領域のイノベーションを加速しさせていくことを目指しています。(3でまとめていますが、これを達成するために様々な企業と提携しています。)
仕組みはホームページにも述べられていますが、下記のようなものです。(読み飛ばして頂いても構いません。)
((SLAMと呼ばれる技術領域をベースとして、これを商用グレードに高めた自己位置推定及び環境地図作成関連技術を提供し、この技術によって、機械やデバイスが「どこにいて」「どのように動くべきか」「周囲の環境がどのようになっているか」を理解することが可能となります。このような周辺環境を知覚する技術の品質は、自律化・自動化・無人化されてゆく機械にとって極めて重要です。))
分かりやすいものがあったので、下記の画像でまとめておきます。


Kudanの概要が分かっていただけたと思うので、凄さは3で述べるので、次に行きます。

2について、投資になんといっても外せないのが経営者です。結局会社を引っ張っていくのは人であり、その下で働く社員の方々次第だということを投資を通じて思い知らされてました。
今回はKudanについてなので割愛しますが、エムスリーについて調べた時に特にそう感じました。エムスリーCEO谷村氏は34歳でマッキンゼーの共同経営者に抜擢され、その後エムスリーをここまで率いてきました。あのリーマンショック、コロナ禍でも増収増益に導いた柔軟な経営手腕もあり素晴らしい方です。また社員のROIの意識の高さが他の企業と比較して、群を抜いており、そのことを裏付けるエムスリー社員のこんな面白い話があります。オフィスの時計が壊れて買い換えようとしたら、別の社員にその時計の利益インパクトはどれほどかと聞かれ、結局時計を買えなかったというものです。つまり時計にその値段ほどの価値があるのかすらも議論するエムスリーの社員レベルまでのROI意識の高さが伺えます。エムスリーからも良くわかるように経営者、社員はとても大事です。
話が逸れてしまい、申し訳ないです、、。
では、本題のKudanについて経営者、社員についてまとめたいと思います。
・代表取締役の大野智弘氏は、経営コンサルタントとして働いた後、英ブリストルにある新興企業での勤務を経て、Kudanを創業されました。そして、拡張現実(AR)の世界にいち早く入り込み、コンピューターに人間の目と同様の機能を持たせるプログラムを開発されています。(数々の記事があり、大野氏のインタビューを拝見しましたが、かなり熱い未来像とARの可能性について述べられています)
・最近代表取締役に新たに選任された項大雨さんは東京大学工学部卒業後、トヨタに就職。その後マッキンゼーに勤めていらっしゃいました。コンサルの経験から経営の効率が進んでいくのかと思われます。
・そしてマザーズの創業者あるあるですが、大野氏は銭コンさんにも劣らぬかなりの変わり者。Refuse to be normalの精神で、普通じゃダメだというのがもっとう。伝統的な日本企業では絶対働きたくないからこそ、起業したというクセ者でもあります。
・少数精鋭の会社で、なんと驚きの従業員数3人、海外子会社を含めてもわずか14人。Kudanの開発担当は元々トヨタ出身の方です。エンジンのような廃る産物は作りたくないという、社長に劣らずの変わりぶりで、社員も含めて全員が変人集団。本社は日本にあるが、事業の根幹を担うR&D部門は創業の地であるイギリス西南部のブリストルに位置し、そして人員のうち70%はPh.Dを保有する数学や物理の研究者というエリート集団でもあります。社員、社長全員がビジネスモデル「産業の最深層に潜り続けること」を目指しています。
これだけでも既に面白いですよね。先ほど述べましたが、この他にも社長のインタビュー記事などいろんなエピソードが沢山出てきます。

3について、現状は凄そうなのでこの値段がつけられているものの、まだ何もしてないし、始まっていない状態です。そもそも、2014年に創業して、5〜10年後を狙った事業として開発しているので、仕方ないと言えば仕方ないものです。実際財務も見て頂いたら分かる通り、よくワラントもしています。自分自身ワラントをする企業や増資を頻繁にする企業は投資から外すことも多いのですが、魅力に溢れているKudanはNISA枠を利用して投資しています。現状でもLINE、ゼンリン、アーティセンスなどの企業と提携してもいます。思惑だけでも、かなり楽しませてくれる企業だと思います。(思惑で終わらず、実績として結びついてきた時本当に凄いことになると思います。)

アーティセンス社は先ほどの項代表取締役が取締役も兼任されています。
ここまで読まれた方は、Kudanが次の世の最先端を行く企業となり得る可能性を秘めているのが分かると思います。実際自動運転にしろ、スマートシティ構想にしろすべて将来の重要なテーマになると思います。
2月26日にこのような開示も出ています。Kudanのような唯一無二の技術を持っていて、しっかりとその技術が認められておりかつ将来の覇権を取りそうな企業はなかなか無いと思います。その点でかなり面白いと思います。


1で読み飛ばしても良いと書いたSLAMの部分ですが、将来の可能性について述べるので少し補足させていただきます。SLAMには主に2種類の方式があるとされており、自動運転車のようにレーザーを当てて距離を測る LIDARを基にしたSLAMと、カメラを使い画像認識と運動視差で3次元復元をするSLAMがあります。矢野経済研究所の発表では、LIDARやレーザの市場規模は2017年の約25億円から2030年には約4959億円まで約200倍に急拡大するとしています。そして、項大雨氏のコンピュータビジョン界のARMを目指すという壮大な目標もあります。(ARMは4.2兆円でソフトバンクからNVIDIAが株式の一部を買い取った企業です。)夢物語だけではなく、将来の市場の可能性が数字としてもきちんと示されている点もかなり良いと思います。KudanのVisual SLAMはLIDARにも組み込まれる汎用性があり、LIDAR beased SLAMよりもVisual SLAM の方が圧倒的に低コストであり、多様な画像認識への発展性がある為、将来性が高いと言われています。そしてこの技術を持っているのは世界中を探してもKudanだけです。すごく大切なことなのでなんども言いますが、Apple,Google,Amazon,Facebookのどれも持っていないのです!!!!!!!!!!!!!!!!

4まとめについてです。
結局投資家として決算から今のバリュエーション正当化できるの?とか将来覇権を握るとかそんなまさかとか様々な意見があると思いますが、長期投資としてみたらかなり面白いのではないかなと思います。(NISA、現物で少し買ってみるとか)
この企業の株主であることにもワクワクもできます!きっと次々と提携先の企業が出てくるはずです。
そしてここまで、完全自己満足の僕のまとめに付き合ってくださり、読み進めてくださった方はありがとうございます!これからもちょくちょく面白そうな銘柄があったら挙げていこうと思います。次は夢のある銘柄じゃなくて、現実的に値上がり益が得られるかなーと思うものを挙げていきます!次のBASE、ダイヤモンドエレクトリックを見つけたいなあと思います!

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