本日の東京市場展望～株エヴァンジェリスト朝刊レポートより

15日、17日、19日と日経平均株価はザラ場に36,000円台を捉えるも引けまで保たず終えることを繰り返してきました。昨日も高寄りはある程度想定されたものの、その後値を保てるかが注目された訳ですが、前場途中で押し戻される場面でも朝方の安値を下回らずに粘りを見せると大引けに掛けて再度買われ、ほぼ高値圏で商いを終えました。

先週半ばの不安を見事に跳ね返した訳ですが、昨晩のNY市場は業績期待からハイテク株が買われて長期金利上昇が一服したことも追い風となり、主要3指数は終日プラス圏推移。揃って3営業日続伸し、ダウ平均とS＆P総合500種は最高値を更新しました。ドル/円は147.90円台へと若干円高方向に振れ、大証夜間は36,650円、シカゴ値は36,655円と今朝の東京株式市場は堅調なスタートを切りそうです。

連日でバブル経済崩壊後のザラ場ベースでの最高値を更新する可能性が高まっていますが、本日は日銀金融政策決定会合の結果発表が昼頃に予定されており、引け後には植田日銀総裁会見や日銀の「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」の公開が予定されています。会合自体に大きなサプライズは見込まれておらず春先の政策正常化に向けた地ならし的なメッセージがあるか注目が集まります。

※このnoteでは、毎週火曜日＋木曜日に「本日の東京市場展望」を株エヴァンジェリスト会員サイトより抜粋して紹介しています。

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