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テクノホライゾン(6629)今期経常を36%上方修正・最高益予想を上乗せ!PTSは張り付いたものの・・・地合い悪いけどいったい幾らくらいまでの株価上昇を見ておいたら良さそうかしら!?と言うお話。

前回、前々回で銘柄紹介・分析・好材料などご紹介しておりましたテクノホライゾン(6629)の3Q発表が1/29(金)出ましたね!!

※良かったら前回、前々回の記事も読んでみてね!^^

■1/29(金)発表の3Q概要

・今期経常を36%上方修正・最高益予想を上乗せ!
・予想EPS 96.46 ⇒ 126.14
(ちなみに2Qまでの実績だと59.40)

※EPSと言うのは一株当たり当期純利益のことです。


1/29(金)の引け後に決算発表があってからPTSはS高(ストップ高)の921円で張り付きとなりました。

※771円(1/29大引けの株価)⇒921円(+19.46%)


さらに株価は伸びて行きそうですが、アメリカ・欧州、もちろん日本も大きな調整風で地合い悪いしな・・・。いったい幾らくらいまでの株価上昇を見ておいたら良さそうかしら!?と気になりますよね。

今回はそんなお話。



■PERから見る分析

前回10/30発表の2Qは夏休み短縮による納品の遅れで売り上げの計上が期ズレしたため、つまり売り上げが上がっていないことになる決算内容の発表が出まして、2Q発表の翌営業日11/2はS安(ストップ安)の大暴落。

※10/30発表の2Q時点:EPS 59.40(円)
※EPSと言うのは一株当たり当期純利益のことです。


それゆえ正直、5/15に発表されていたEPS 96.46(円)でも達成出来るかな・・・と言うのが市場評価で、それゆえ激安株価となっていました。

ですが!2Q暴落S安、そして3Qに向けてジワジワと値を戻しながらも日々の不安定な値動き、また決算前の地合い悪化と謎の下げにも負けずバイ&ホールドで含み損にも耐えながら握り切った結果!!

◎通期経常利益予想1,400百万円 ⇒ 1,900百万円(約1.36倍)

の上方修正で、ようするに!

◎EPS 59.40円(~2Q実質) ⇒ EPS 126.14円(通期予想)※約2.12倍強


このEPS(一株当たり当期純利益)に、市場評価にあたるPER(株価収益率)を掛けてやったものが株価となるのですが、計算式を整理すると。

株価 = EPS x PER

PER = 株価 ÷ EPS


1/29(金)大引け時、テクノホライゾンの株価は771円でしたので、これを修正EPS126.14で割ってやると。

771(株価)÷ 126.14(EPS)= 6.11(PER)


つまり、成長企業である(そして今回の3Qで実際に成長を示した!!)テクノホライゾンの株価は、会社の上げる利益に対して現在「6.11年分の価値」として評価されている状態な訳です。

※このことから「PER = 市場評価」と言い換えることが出来ますね。


そして、当然のことながら会社の成長が続く限りEPS(一株当たり当期純利益)は上昇していくことになりますので、株価が変動しない前提なら「PER = 株価 ÷ EPS(市場評価)は下がって行くことになります。

しかし、成長する会社の評価が下がって行くことは普通ありえません。


こんどはPER(市場評価)が変動しない前提で、EPS(会社が稼ぐ利益)が会社の成長によって上がって行く場合には、「株価 = EPS x PER」が上がって行きますね!


もちろんのこと。今回の3Q発表によって、教育ICT市場は成長可能であることが示されましたので、市場では少し懐疑的であった部分が晴れやかになることでPER(市場評価)が上昇し、さらに来期以降のEPS(会社が稼ぐ利益)も上昇すると見込まれる(または会社側から来期通期予想が発表される)ならば、株価の上昇はさらに加速度的となることでしょう。


しかし、これは未来への展望のお話。足元の現実を考えてみると、どう言う状態にあるのか。同業他社の市場評価と比較することで考えてみましょう。

テクノホライゾンは「電気機器」業と言う分類で上場されていますので、他の「電気機器」の会社が市場からどのくらいの評価を受けているのかPER(市場評価)をチェックしてみると。以下のとおり。

「電気機器」業種別平均PER

全市場:47.88
東証一部:49.10
東証二部:41.20
マザーズ:453.63
JASDAQ:36.48


※1/29付業種別平均PER
http://wariyasukabu.com/per/per-top.html

※異常に飛びぬけているマザーズ市場の数値は省いて考えますね(笑)

ざっくりですが電気機器の会社の株価は「PER40」くらいで市場から評価されていることがわかりますね。テクノホライゾンはJASDAQ銘柄ですから「PER36.48」が参考になりそうです。

会社の稼ぐ利益から一株当たりの利益(EPS)が算出されて、その40倍前後が株価として反映されているのが現在の平均的な状態のようです。


テクノホライゾンの情報修正後のEPSは「126.14円」でしたから、単純計算で「PER36.48」を掛け算してやると、「株価 約4,602円」と言うのが平均的な市場評価が付いた場合の株価ですね。

現在株価771円ですから、まあ何と言うか現在がいかに割安すぎるのかご理解いただけるかと思います(笑)


とは言え、現在PER6.11の銘柄ですから、上記の4,602円と言う株価まで上昇したとすると「36.48 ÷ 6.11 = 5.97倍」急激に6倍の市場評価を獲得したことになりますので、これは強気すぎるかなと、程よく(と言うか控えめに考えて)PER20倍程度の市場評価が付いた場合で計算することにすると。

「EPS 126.14円」×「PER 20倍」= 「株価 2,522.8円」


現在目下、市場が不安定なことを考えてさらに割り引いて「株価 2,000円」を目標とした場合でも、2000/126.14 ≒ 15.86(PER)ですから、まあ控えめに考えても「株価 2,000円」は目標株価として見ておいて問題なさそうではないかなと考察できそう。

まとめ:PERから考察すると!
「株価 2,000円」(PER 15.86)は目安にしても良さそうかな。

※強気にJASDAQの業種別平均PER 36.48を参考にするなら「株価 4,602円」以上が見込めそう!?
※上記の単純な中央値だと「株価 3,301円」(PER 26.16)※参考値



■PSR比較だと驚愕の割安!!

※PSR:Price to Sales Ratioの略称で和訳は株価売上高倍率。時価総額を年間売上高で割ったもの。

(Tweet引用させていただきました。)

要するに年間の売り上げの方が、時価総額(株価 x 発行済み株式数)を上回ってしまったわけです。もうこれは割安すぎwwヤバすぎる(笑)


年間売り上げ予想250億円と時価総額が1:1まで株が買われるだけでも、1/29(金)引けの株価771円を参考に考えて発行可能株式総数21,063,000株ですから時価総額:771円 x 21,063,000株 = 現在160億円強として。

771円 x 250/160 ≒ 1,205円(※PSR1倍とした場合。)

もし仮にPSR10倍まで買われれば「株価 12,050円」に到達します(笑)


テクノホライゾンは2018年に電子黒板事業をブイキューブから買収しているのですが詳しくは前々回のnote記事を読んでみてね、このブイキューブのPSRと同じまで買われれば。

771円 x 250/160 x 21.5(PSR) ≒ 25,900円(※PSR21.5倍とした場合。)

「株価 25,900円」はさすがに草wwww

※25,900 ÷ 771 ≒ 33.59倍(笑)もちろん、ホルダーとしては願わくば!およそ、34倍バガーはすご過ぎるでしょ(笑)


このPSR(株価売上高倍率)ベースで考えるのはさすがに大げさな株価になり過ぎますが、前項のPER(一株当たり当期純利益)ベースで考えた場合を思い出していただくと、株価が2,000円、3,000円、4,000円などに到達しても何ら驚くべきではないことがわかりますね。

まとめ:PSR比較を考慮に入れると!
株価が1/29(金)の終値:771円 ⇒ 2,000円、3,000円、4,000円などに到達してもそんなにビックリするようなことではない。



■まとめ

月曜は以降の需給改善のためにもPTS同様に張り付いて(921円)欲しいなあと思っています。※さて、明日週明け月曜日どうなるか!?

そして、水準訂正で上場来高値を抜いて安定するくらい(1095円~)まではスルスル騰がって欲しいです。

ですが、それ以上に短期間で一気に騰がると急落するし、そうなるとせっかくの良いサイクルに入れそうなタイミングなのに銘柄が死んでしまうので、上場来高値(1095円)以降は貸借銘柄らしく騰がったり下がったり平均で毎日10円くらいの上昇で半年(20営業日 x 6か月 x 10円)くらいかけて+1200円上昇、7月末(来期1Q発表前)くらいまでで「株価 3000円強」に到達してくれたらなと思っています。


ちなみに、半年後の7月末(来期1Q発表前)時点で「株価 3000円」(約4倍)に到達したとしても、修正後EPS126.14円で計算すれば、PER23.78ですから、ここまで記事を読んでいただけたならばこれが大げさな話ではないかなと思います。

もちろんのこと。そのころには来期予想EPSが発表されているでしょうし、GIGAスクール構想はさらに進捗し、さらにテレワーク需要、海外展開も順調に進めば来期EPSは上昇することが期待されますよね。

未来のことはわかりませんが、もしかすると7月末時点では「株価 3000円」はぜんぜん割安と言う状況になっているかもしれません。


以上、自分のための整理のために書いたものではありますが。

皆さまのご参考になれば幸いです!!


◎Saunner | Twitter

https://twitter.com/kabu_saunner




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