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テクノホライゾン(6629)1/18以降の需給分析。

・テクノホライゾン(6629)

と言う会社の株に注目しています。電子黒板などを作っている会社で、テレワーク関連などで有名なブイキューブから電子黒板事業を神が掛かったタイミング(2018年末https://maonline.jp/news/20180903d)で買収したりするなどステキです。

書画カメラ、古くはOHPなどの機器で世界的に有名なエルモ社などが集まって成り立っている企業群、ホールディングスで、これまたテレワーク関連で世界的に有名なZoom社から2020年末にZoom Partner Awards 2020「Asia Partner of the Year」を受賞するなどさらにステキです。※アメリカでは書画カメラが「エルモ」と呼ばれるほど。


さらにイギリス、中国、シンガポールおよびマレーシア、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム、フィリピン、インドネシアを含む東南アジア諸国etc...海外への販路も拡大中。

その他、テレワーク、GIGAスクール(教育ICT)、ドライブレコーダーのクラウド化、医療・介護分野や工場のDX化などさまざまな事業を展開しています。

2021年4月1日にはホールディングス内の主要なエルモ社、中日諏訪オプト電子、タイテック3社が統合されてひとつの会社になるため、市場評価もさらに上がることでしょう!※ホールディングス(持ち株会社)は市場から割り引いて評価される傾向にあるため、統合されれば当然それだけでも市場評価(株価)が上がるであろうと言うことです。



・PER、EPSなどなど。

EPS(1株当たり利益)96.46円 ※2021年3月期会社予想

現在株価(1/15時点)768円

768/96.46≒7.96(PER)

業種(電気機器)平均PER※1/15時点:31.2


「仮に業種平均PERまで市場評価が付いたとすると」
31.2/7.96 × 768 ≒ 3010円(この株価になっていてもおかしくない。)

にもかかわらず、現在株価768円(1/15時点)

◎4倍近い乖離があり、一般論では現在超割安と言って良いでしょう。

※加えて。自社と、社長の関連会社、自社持ち株会だけで発行株式の半分を保有していることも、要するに会社としても株価を上げたいよね!と言う点で良い印象。



しかしながら株価が低迷しております・・・。

と言うのも、昨年2020年は夏休みが短縮されたことなどで電子黒板の納品が間に合わなかったと言う理由で2Q(2020年10月末)の決算にその売り上げが含まれず、またM&A費用などが決算に含まれたため決算の見た目が悪かったことが原因でした。

とは言え、通期の業績見通しに変更はなく、加えて2021年1~2月の非常事態宣言では学校を休校にすることも無いようですから、納品スケジュールに狂いが生じることも特には無さそうです。なので、通期(2021年3月期会社予想EPS達成)にはある程度安心感が持てそうですし、四季報にもありますがそもそも下期3Q(1月末発表)~4Q(4月末発表)で業績伸びますよ!って話なので、そもそも下期に期待なのです。



・四季報

【続伸】収益柱の光学が下記に教育ICT化需要で追い上げ。買収会社も貢献。FA機器の工場操業度低下による上期不振を補い、営業益好伸続く。22年3月期は買収会社群の貢献が本格化。最高純益更新。
 
【DX支援】20年11月企業向け新ブランド始動。ビッグデータ駆使し経営のDX化サポート。要介護者の睡眠状態を遠隔監視できるセンサー機器開発。介護市場向け拡販。



さてそこで、いつ株を買ったら良いか!

と言うお話なのですが、今月1月末の3Qに絡むあたりで買うのが良いでしょう!

上記、下記を読んで、かつ自分でもいろいろ調べて自信のある方(ワタシはこちら)は今月1月末の3Q発表前に。慎重派な方は今月1月末に発表の3Qを確認してからでも遅くはないでしょう。※なにせ前前々項に従えば4倍近い伸びしろが見込まれるのですから仮に倍額で買ってもまだ遅くはありません。

いずれにせよ、実際に業績が出るなら(前項/四季報:22年3月期は買収会社群の貢献が本格化。最高純益更新。)株価は上がるのでしょうし、安く見積もられることの多いホールディングス(持ち株会社)が統合されてひとつの会社になる4月1日以降には単純にそれだけでも株価は上がるのだとも思います。



幾らくらいで買うのが良さそうか!?1/18以降の需給分析。

テクノホライゾン(6629)の株価チャートを見ながら読み進めて頂けたらと思います。※少し専門用語などが登場しますが、わからない方はネット検索で!



※以下、とてもこまごまとした話になります💦(本編導入)

少しデータ整理をします。

現在の発行可能株式総数が21,063,000株。そのうち、自社と、社長の関連会社、自社持ち株会だけで約1000万株保有していますから、残りは発行済み株式数の約半分と言うことになります。四季報によれば浮動株17.5%と言うことですから、3,686,025株(現在1/15終値換算で28億円ほど)が流通しているんですね。

最近は毎日20万株前後の出来高ですから、浮動株については単純計算で20日弱(1カ月ほど)で浮動株部分の株主が入れ替わっていることになります。

そのうちの信用買い残が120~130万株ほど(直近減少傾向)、空売り残高が機関35万株、個人20万株の合計およそ55万株ほど。買い長ですが、このうちに~7月末、~10月末までの思惑で買われた高値圏1000円前後(1/15現在768円)がどのくらい含まれているのかが重要となりそうです。


と言うのは、株価が下がる要因としては。

・売り崩しの空売り
・信用買い残の整理
・業績悪化によるホルダー売り

ですから、業績がしっかりと出る前提であれば3つ目の「ホルダー売り」はないものとして、もし株価が下がるとしても主に売り崩しの空売り・信用買い残の整理によるものでしょう。


1Q、2Qで期待が高すぎて連続S安を食らってますので、今月1月末の3Qに向けてスルスルと株価が上がる、ないし3Q・通期が好調で上がるのであれば高値掴みの買い残はやれやれと同値ないし微益・微損にて整理されて行くでしょうから、仮にここから買い残が増加するとしても新規の信用買い残であって、その上昇が業績(今月1月末の3Q)に裏打ちされるものであれば以降半年は無視しても差し支え無いように思います。


また、1Q(7月末)、2Q(10月末)の高値掴みの信用買い残の整理が何処まで進んでいるのかわかりませんが、2Q暴落のあった11/6週で145万株強。そこから11月~現在1/15まででおよそ1200万株の出来高をこなしたのちの、1/15現在で125万株強ですから、現在高値掴みの信用買い残整理は大部分終わっていると推測されます。


とした場合。2Q後のS安で一時641円まで下落した以降の新規ホルダーは週末1/15に下落した現在株価768円でも1枚あたり1万円ほどの利益が出ているわけですし、長期ホルダーが売るとしたら3Qが散々なものであった場合でしょう。

すなわち、これらのホルダーを3Q前に雰囲気だけで売り崩すのは容易ではないし、特に材料もなく上がりそうな株を売り崩すメリットがないため、基本的にはあり得なさそうです。

また以下(本編)のとおり売り残は「意図の見えるような形で減少傾向」ですから、再度直近高値圏まで株価が到達しない限りは積極的な売り崩しもなさそうです。


業績がしっかり出る前提で以下を書き進めるならば。

・売り崩しの空売り(上記により難しい)
・信用買い残の整理(ほとんど終わっているであろう)
・業績悪化によるホルダー売り(業績がしっかり出るならなし。また、3Q以前には下方修正でも出ない限りこれはあり得ない。)

ならば。

冒頭に述べた通りそもそも株価が割安であることから考えても、基本的には週明けの1/18以降~1月末の3Q発表に向けて、株価は上ではないかと。

つまり、今月1月末の3Qをまたぐかは別にして、現状3Q前に買うのが良さそうに考えられると言うこと。


にもかかわらず週末1/15に株価が下落したのは何故か!?

今後どうなるのか!?

仮に買うとしていつ買ったら良いのか!?を需給の推移から考察していきたいと思う訳です。



・本編

さっそくですが、以下の機関3社の空売り残高をご覧ください。

https://karauri.net/6629/

スクリーンショット 2021-01-16 185047

現在の空売り残高ですが、クレディスイス以外は義務消失、残高の一番多いクレディスイスですらあと4-5万株の買戻しで義務消失。そろそろ機関の空売り残高が30万株を切ってきます。

この30万株は、(詳しくは割愛しますが)株価チャートをご覧いただきながらイメージしていただければ推測できることとして、主に平均900円~1000円以上の売り玉と考えるのが自然そうに思えます。

おそらくこの30万株が買い戻される時には一気に上場来高値1095円に迫る(あるいは抜いてくる)タイミング、あるいはヘッジとしてずっと保有する意図のものではないかなと。


・上記の添付画像をご覧いただきますと。

最後の売り増し&空売り再インが、
・クレディスイス12/17売り増し
・モルガン・スタンレーMUFG12/17売り増し
・JPモルガン12/21再イン
で、このあたりの空売り残高が合計55万株と確認できます。

このときの売り圧で840円(12/17)⇒770前後(12/18,21)⇒702円(12/22)とわずか4日間の間に何ら材料なく、需給のみで激しい値動きを見せます。

ですが、そこからすぐ翌日12/23から値を戻し始め、つまり買戻し(空売り残高の減少から確実)&個人の買いによる買い圧などでスルスルと813円(1/13)まで値を戻してからの、ヨコヨコだった1/14をはさみ、一時下落の週末(1/15終値768円)となった訳です。


おそらくで言えば、1/15の一時下落はちょうど6カ月前昨年7月中旬~末(7/20-7/28が最高値圏。上場来高値の1095円が7/28。)最高値掴みの信用買い残が整理されることでの売り圧に加え、空売り買戻しによる買い圧が840円に近づくにつれて減ってきたことで、上昇圧力が減少して週末下がったとも考えられそうです。
 
さて、ここまでをまとめますと。

つまり、直近の材料の無い大きな値動き。需給に寄る大きな値動きに的を絞って考えますと。


急に値が上がり過ぎた12/17(高値840円)に売り増しをしたのは意図がわかりますが、12/8の安値と同値の702円(12/22)できっちり&すぐに折り返して再度800円を超えてきたことを考えると、戻りの速さからしても。

・底値確認
・700円台前半での買い増し

が目的だったように考えるのが自然そうです。



・週明け1/18以降の値動き予測。

12/21に空売り再インしたJPモルガン証券は週末引け後あたりの株価(775円とか)から再インしてきたので週明けさらに売られることも考えられなくはないですが・・・。

基本的には840円(12/17)で売ったものを買い戻して702円(12/22)⇒813円(1/13)まで戻って来て空売り残高を合計55万株⇒35万株まで減らした機関3社のポジション推移から考えても、仮にもう一度強く売るならば840円以上からでないとうま味に乏しいこと。


そして、おそらく12/22-23に700円台前半での買い増しをしているだろう(12/17-21に売り増し&空売り再インをした結果、12/22に出来高430,500株と言う直近では非常に大きな出来高を伴う大幅下落が起こったにもかかわらず翌日12/23からすぐに値を戻し、翌12/24にはGUして一気に750円以上に値を戻し、以降は上昇を続け1/13の813円までスルスルと上昇していることから、各社の担当者が相当な下手くそでない限り売り崩し、つまり売りポジションを本線にした売買ではなく、買いポジの買い増しが本線であろうと推測される。)と言うこと。

これらから考えても、750円を割って来ることは再度の買い増しを狙っている以外の目的では機関3社にとっても得策では無いことが想像できます。


以上から、週明けにもし750円を割るなら超絶買い場と言う判断が出来そうです。

仮に750円付近が数日続こうとも、それより下がる場合には今度は機関3社、あるいは他に存在する可能性のある株価の主、大口による買い支えが入るであろうことも予想できるのではないかと考えます。

※機関3社に買いポジションがなければ、12/17-21に売り増し&空売り再インで出来高を伴った大幅下落12/22。その翌日12/23からすぐに値を戻すのは不自然ですので、機関3社「買いポジションの方が本線」として考えられます。(あるいは、ただの下手くそかwwもしくは、数十万株程度の空売りに対抗できてしまう大口が他に存在しているか!?ちなみに株価750円とした場合で10万株あたり7,500万円必要です。言わずもがな20万株ならば1億5000万円が必要。)


また、昨年10月末の2Q暴落以降の株価推移からしても機関3社(つまりただ握っていれば良い個人とは異なり、売買に期限がある大口)の買いポジションの平均値は650-750円あたりであろうと推測されます。

少し補足すると、650円以下で買うことが出来たのは過去1年間でコロナショックのピーク時、昨年2020年3/9-5/1(例外で11/4)のみですが、そこから7/28の上場来高値1095円まで到達する間に、あるいは8月~10月中旬にも安値785~1000円台と言う値動きがありましたので、これらのタイミングで一切利確していないと言うことはないでしょう。

※2Q暴落まででいったん買いポジションがおよそ整理されているであろうと言う前提に立てば。

・2Q暴落以降の最低値641円~700円以下で買うことが出来たのは11/2-26のひと月弱のみ。

・12/8と12/22に以降の最低値702円を付けていますがここでも700円台は割っていませんので、このあたりでも買い増しをしていたと仮定すれば。

すなわち、現在大きく持つことの出来る有利な買いポジションの価格帯は650-750円付近。単純に言えば「700円前後」と読めそうです。


これらのことから『機関3社(または他に存在するとした場合の大口)からしても買い増し以外の目的では、750円を割らせたくないのではと推測される。』⇒『買い支える(拾われる)』可能性が高そうです。

となれば、再度繰り返しになりますが、週明けにもし750円を割るなら超絶買い場と言う判断が出来そうです。


もしくは、週明けすぐに800円台を目指す場合には、上記の状況からしてもおそらくならば840円以上(800円台後半~900円付近)までは強い空売りが入ることもないように考えられそうですから(でなければ840円の売り玉をこんな短期間で買い戻さない。)、ひとまず買って840円まではホールドで良さそうな感覚。

3Q(今月1月末)~通期(4月末)が順調で、かつ来期も良さそうならば、加えて4月1日から会社統合を考えれば、上場来高値1095円(これでも安いと思う)までは目をつぶって買って、2022年4月末(来期通期発表)まで握っていれば単純に勝てそうに思えますが、もちろん投資は自己判断にて。


当然のこと、今月1月末の3Q発表に向けて異常な値動きや、空売り残高の急増などが見られれば3Qに支障あり!?を大口が嗅ぎ付けた!?

もしくは、何らかの要因で急激に需給が悪化した!?と言う可能性がありますので、再考・再分析・IRに問い合わせetc...作戦の練り直しが必要かと思います。



◎いろいろと書いてきましたが、要するに主旨は。

・筆者は上場来高値1095円以下は買いと思っている。(1/15現在株価768円)

・問題は今月1月末の3Q前に買うか、後に買うか。

・考察と推測によるものだが、需給の面から見て(決算またぐかは別にして)840円以下なら3Q前に買いと思われる。

・もし仮に週明け1/18週に750円以下があるならば需給の面から見て超絶買い場!(と、筆者は考えている。)

と言うお話でした!!



以上、テクノホライゾン(6629)1/18以降の需給分析!!

自分の考えをまとめるのに「本編」の部分を書いていたら力作になってしまいまして、本編以外の部分を書き足してnote記事に仕立ててみました。

売買のご参考までm(_ _)m


◎株式サウナー | Twitter

https://twitter.com/kabu_saunner

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